フィルタ―④/Affinity3 フィールドぼかし・最大ぼかし・最小ぼかし・表面ぼかし・中間値ぼかし

2026-04-30

Affinity パソコン関係

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Affinity Photo V3のフィールドぼかし、最大・最小ぼかし、表面ぼかし機能を解説するブログアイキャッチ画像
フィルタ―③/Affinity3 ズームぼかし・レンズぼかし・被写界深度 の続き

フィールドぼかし

クリックして追加したハンドルで、こまかくぼかしを設定できます。
Affinity Photoのライブフィールドぼかしフィルター設定パネルとグローバル半径のスライダー
画面上をクリックして、ぼかしを制御する◎「ハンドル」を追加できます。
選択中のハンドルは、外側の円が一回り大きくなります。

ハンドルを削除したいときは、ハンドルを選択してDel/Backspaceキーを押します。
キャンバス上に配置された複数のフィールドぼかしハンドルによる部分的なぼかし調整の様子

グローバル半径

基本となる、ぼかしたい量を指定します。全体にぼかしがかかります。
この全体にかけたぼかしを、各ハンドルで調整していく感じです。

選択されているハンドルレベル

選択したハンドル周囲のぼかし量を決めます。
左に行くほど画像が鮮明になり、右に行くほどぼかしが強くなります。
コンテキストツールバーのハンドルレベルとハンドルパワー設定項目

選択されているハンドルパワー

ハンドルを中心として、ぼかしの具合を変えます。
急にぼかしが強くなるか、少しずつぼかしが強くなるか。

左に行くほど、ぼかしのかかり具合の変化が緩やかになり、
右に行くほど、ぼかしのかかり具合の変化が急激になります。

…なんですけど、これ、お互いのパワーがぶつかると制御がわけわかんなくなり、調整むずいです(´・ω・`)

最初ハンドルパワーを1とか小さめの数字で統一してから、調整するとやりやすいと思います。
2、3点大まかに置いてみて、境界をハンドルパワーで調整していく感じ。

細かい部分が調整しきれなかったら、初めてそこでハンドルを追加していく感じで。ハンドルが増えれば増えるほど、大変になっていくので、できるだけ少ないハンドルで、ハンドルパワーを調整して指定してください。

スポットライトみたいな効果を作るときに、上の方をはっきりさせて、下の方をぼかす、みたいな使い方ができます。
左の何もしないのと比べて、ぼかしの強さを変えると、いい感じにスポットライト感が出ていると思います。
フィールドぼかしのビフォーアフター比較:上部を鮮明に残し下部をぼかしたスポットライト風の効果

最大ぼかし/最小ぼかし

最大ぼかしは明るいところをぼかし、暗いところを減らします。
最小ぼかしは暗いところをぼかし、明るいところを減らします。
Affinity Photoのライブ最大ぼかしフィルター設定パネル
Affinity Photoのライブ最小ぼかしフィルター設定パネル
星空の画像に最大ぼかしと最小ぼかしを適用した比較結果
最大ぼかしを使えば、消えかけに映ってしまった星を明るく復活させたり、
最大ぼかしフィルターによる星の光の強調効果の比較
最小ぼかしを使えば、明るく映りすぎてしまったものの光量を抑えたりできます。
最小ぼかしフィルターによるハイライト部分の抑制効果の比較
「循環」にチェックを入れると、丸いボケになります。
元の英語がCircular=「円形、環状、循環」なので、円形の誤訳ですね(´・ω・`)
最大ぼかし設定内の循環オプションによるボケ形状の変化
また、最小ぼかしをマスクに使えば、境界線を内側に調整することができます。
マスクレイヤーのサムネイル部分に、最小ぼかしライブフィルターをドラッグ&ドロップ。
レイヤーパネルでマスクレイヤーに最小ぼかしライブフィルターをネストさせる手順
分かりやすく、ちょっと極端に設定。
りんごの芯部分など、半径を大きくすると、フチが内側に刈り込まれれます。
最小ぼかしを適用してマスクの境界を縮小し、りんごの切り抜きを調整する様子
境界があやふやなところは、マスクレイヤーを右クリック-「マスクを微調整」で、「ランプ」の値を下げてある程度刈り込めるので、それでも調整できなかったフチとかに使う感じですかね。
「カラーの除染」で十分な気がしないでもないけれど……(=・ω・=)

「マスクを微調整」の使い方についてはこちらで。
選択範囲の調整/Affinity3
Affinity Photoのマスクの微調整ダイアログボックスと各スライダー設定

表面ぼかし

似た色・似た明るさの平坦な部分、コントラストが低い部分をぼかします。
エッジを残したままざらつきを消せるので、ノイズ消しや美肌作りに効果的。
Affinity Photoのライブ表面ぼかしフィルター設定パネル
フィルタ―から使おうとすると、なぜか翻訳が「両面」となっています。
元の英語が「Bilateral Blur」なので、これも翻訳ミスかと(=・ω・=)
コントラストが高いところは残し、コントラストが低い場所だけぼかします。
低周波部分だけぼかす、と言った方が伝わる人には伝わるかな?(=・ω・=)
表面ぼかしを適用した画像のディテール保持と平滑化の比較
半径でぼかし量を決めて、許容量でどのくらいのコントラストの差がある部分からぼかしていくか決めることができます。
0%は真っ黒になります。
表面ぼかしの許容量スライダーによる適用範囲の変化の比較
この後紹介する中間値と違い、「許容量」を設定できるので、どのくらいからぼかすか調整できます。

fireflyで作成したそばかすの女性。
表面ぼかしだけでこのくらい肌がキレイになります。
これだとかかりすぎなので、実際はもうちょっとぼかしを弱めて、Alt+マスク作成アイコンクリックで空マスクを作成し、キレイにしたいところを白いブラシでなぞって部分的に修正していきます。
表面ぼかしを使用した人物の肌レタッチ・美肌処理のビフォーアフター

中間値ぼかし

周囲を参照して、ちょうど中間の色でぼかしてくれる機能です。
表面ぼかしみたいに、肌をキレイにしたり、洋服などの小さいゴミを取ったりするのに使うと便利です。
Affinity Photoのライブ中間値ぼかしフィルター設定パネル
元の英語が「Median Blur」なので、また例によって翻訳が間違ってます(=・ω・=)
メディアン=中間値ぼかしです。

セーターのホコリが気になる、という時に中間値ぼかしをほこりが消える強さでかけ、空のマスクを作成し、ホコリ部分をポンポンとブラシでなぞっていくとキレイになります。
リブニットのような、模様が入った服を修正するときに便利。
埃の種類によっては、マスクを作らず全体にかけてもいい感じに埃が消えます。
中間値ぼかしとレイヤーマスクを併用してセーターのホコリを除去するレタッチ例
ツールに「中間値ブラシツール」もあるので、小さな箇所なら直接「中間値ブラシツール」でなぞって調整しちゃうのも有りです。

中間値ブラシツールや、中間値ぼかしフィルターで直しきれない大きな毛玉は、インペインティングブラシツールでなぞって修正できます。
Affinity Photoのツールパネル内のインペインティングブラシツールと中間値ブラシツールの位置
埃取りには、後で解説する「ダスト&スクラッチ」フィルターもオススメ。
また、半径を大きくすれば、油彩のような、ポスタリゼーション効果が得られます。
中間値ぼかしの半径を大きくして画像を絵画(油彩)風に加工した例
表面ぼかしと似ていますが、表面ぼかしは似たような色のコントラストの低い部分をぼかすのが得意で、中央値ぼかしは、一定の中にポツンと存在する点のようなゴミを取るのが得意、と微妙に機能が違うので、両方使ってみて、イイ感じになった方を選んでみて下さい。

フィルタ―⑤/Affinity3 に続く

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