2024-02-21

イラレにないPANTONEカラーを使う方法/Pantone Connectの使い方


PantoneConnectを使えば、イラレでPANTONEカラーを使えます。
できるだけ無料で使う方法をご紹介。

2024/11/29改稿

海外に印刷を頼む場合、PANTONEカラーを指定してくれと言われることがあります。その際、
  • 印刷したいもの別(普通の紙、コート紙、プラスチックなど)に用意された色見本帳を購入。
  • Illustratorのスウォッチから使いたいPANTONEスウォッチを選択して使う。
という流れになりますが、イラレの新バージョンでとうとうPANTONEのスウォッチが廃止されてしまいました。
今後はPantone Connectを使ってくださいとのこと。

このPantone Connect。使っていると頻繁に「有料会員に登録してね!」という画面に飛ばされますが、無料のままでも結構使えます。
※PANTONEの見本帳を購入すると、1か月分、有料機能が使えるようになります。
www.amazon.co.jp/dp/B07WPG9HQP
有料機能は年6,600円。
便利な機能が使えるようになるので、あまりにも頻繁に使う場合は登録すると楽だと思います。
ですが、そんなに使わないし、無料でできる範囲でPANTONEの色を使いたいという方向けに、自分の使い方をご紹介(=・ω・=)

1.Pantone Connectに登録する


Pantone Connectのページから、必要事項を入力して会員登録をします。 右上に言語切り替えがあるので、「日本語」を選択して登録してください。
この先、たまに英語が出てきますが、Chromeなら右クリックで日本語に翻訳できるので、頑張って解読してください。



2.Pantone Connect プラグインをインストールする


「Pantone Connect adobe」と検索して出てくる「Adobe Exchange」の「Pantone Connect」プラグインをインストールします。こちらも英語なので、サクッと右クリックで日本語化して導入しましょう。これをインストールすると、Adobe製品でPantone Connectが使えるようになります。

3.Pantone Connectでの色の探し方/マイパレットの登録の仕方


使いたいPANTONEの色を、マイパレットに登録します。

1.IllustratorからPantone Connectを開く


「ウィンドウ」-「エクステンション」-「Pantone Connect」



2.ログインする


ログインすると、最初の画面が表示されます。



※たまに広告とか出てきます。右上の×で消してください。



3.色を検索する


探したい色などがあったら、上の虫眼鏡マークから検索します。



4.色を登録する


使いたい色が見つかったら、右上の『3つの点』部分をクリック



「パレットに追加」をクリック



欲しい色の数だけ、この作業を繰り返します。

5.マイパレットを保存する


追加し終わったら、好きな名前を付けて保存します。



「MY DASHBOARD」に、登録したパレットが表示されていることを確認します。



4.Illustratorでマイパレットをつかう方法


Illustratorで適当な図形を描き、選択します。



Pantone Connectのマイパレットから、使いたい色をクリックします。



Illustratorの図形に色が反映されます。



あとは手動で名前をつけて、スウォッチに登録して使ってください。



マイパレットに登録すると、マイパレットから色を直接指定することができます。
他の所から直接指定するには有料登録が必要。

有料登録すると、作成したパレットやスウォッチを簡単にダウンロードすることができます。
無料でも一応、マイパレットを経由すれば色を拾うことはできますよ、ということで。

追記


ごくたまに、「スワッチに追加」をクリックすると、直にIllustratorのパレットに登録されます。
(有料機能を数回だけ使わせてくれる機能?)

こちらの方が便利なので、使えるうちはこちらを押して登録すると楽だと思います。




追記2


海外の方がPantone風のスウォッチパネルを無料配布してくれています。
公式ではないのであくまで参考程度に。
Shopifyという通販サイトを使っているのでカートに入れたり、追加でお金を払うことができたりとややこしいですが、一応無料でダウンロードできるらしいです。