持ってないフォントで作られたPDFを編集する方法/Illustrator

2025-04-23

Illustrator パソコン関係

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IllustratorでPDFのフォントを維持して編集する方法の解説ブログアイキャッチ画像
持ってないフォントの文字部分を維持した状態でイラレに埋め込む方法です。
IllustratorでPDFを開いた際にフォントが欠落し文字化けしている様子
貰ったPDFをどうしても編集しなきゃいけない。
けれども、普通に開くと持っていないフォントが使われているため文字化けしてしまう。
文字をアウトラインでいいからそのままにして、他の場所を変更したい。

貰ったPDFを編集するのはNGだと分かってる。作り直してもらうのが正解だと分かってる。
でも、どうしても編集したいんだ……! 文字はそのままで、別なところだけ編集したいんだ!
……という時に使える技をご紹介。

基本もらったPDFを編集することは予期せぬトラブルが発生するのでやめましょう。
できるだけ作り直してもらうか、それかIllustratorファイルを貰って、それを編集するようにしてください。

0.PDFをIllustratorで開くと文字部分が開けない

普通にPDFをIllustratorで開こうとすると、「フォントがありません」というダイヤログと共に、該当箇所がピンク色で表示されてしまいます。
Illustratorの「フォントが見つかりません」警告ダイアログ
フォントを手に入れられるなら、このフォント名を頼りにGoogleで検索をかけて手に入れることができるのですが、有料フォントなどだと手に入らないということがあると思います。
(間違っても違法フォント配布サイトでDLしないようにしましょう。海外のフォントサイトは基本違法だと思っていいです。そのくらい違法フォントサイトが検索で引っかかるので注意)

対処法

1.PDFを「ファイル」-「配置」で配置する

ショートカット「Shift」+「Ctrl」+「P」でも配置できます。
Illustratorのファイルメニューから「配置」を選択する操作画面

2.読み込み時、下のほうにある「リンク」と「読み込みオプションを表示」にチェックを入れる

配置ダイアログで「リンク」と「読み込みオプションを表示」にチェックを入れる設定画面

3. 「トリミング」で読み込みたい範囲を指定して、OK

だいたい「裁ち落とし」でいいと思います。
裁ち落としを選ぶと、仕上がり範囲+印刷上必要な余白を含めたデータで読み込めます。
PDF読み込みオプションで「トリミング:裁ち落とし」を選択する設定画面

4.配置したデータを必要な場所に置く。

今回は真ん中に置きました。
何かを追加だけしたい、という時は、このまんまリンク画像の上に追加したいものを配置したほうが安全です。
Illustratorのアートボード上にPDFがリンク画像として配置された状態

5.配置したデータを選択した状態で、「オブジェクト」-「透明部分を分割・結合」をクリック

オブジェクトメニューから「透明部分を分割・結合」を選択する操作

6.プリセットを「高解像度」にする

透明部分を分割・結合ダイアログで「高解像度」プリセットを選択する画面

7. 「すべてのテキストをアウトラインに変換」にチェックを入れ、OKを押す。

「すべてのテキストをアウトラインに変換」オプションを有効にする設定画面

8.編集可能なデータに!

無事、テキストがアウトライン化され、編集可能なデータになりました。
透明分割によりPDF内の文字がアウトライン化され編集可能になったIllustrator画面
この方法でやると、グループ化とクリップグループが大量に作られるので、レイヤーパネルを見ながら慎重に編集してください。

一応、まとめて ショートカットのCtrl+Shift+Gでグループ解除
Ctrl+Alt+7でクリッピングパス解除、ができますが、
画像が分割されてクリッピングされていたりと、一気にクリッピングパス解除をすると、変なことになりやすいです。

PDFはできるだけリンクで配置し、その上に四角い図形を乗せて隠してから新しく文字を打つなど、元ファイルをいじらないで編集してあげる方が安全です。

ちなみに、「埋め込みしたくないけれど、リンクだと変になってしまうから埋め込むしかない」という場合があるかと思います。
PDFをリンク配置した際に透明効果のプレビューが正しく表示されない例
PDFをリンク配置すると、「透明効果」を使ったときのプレビューがうまくいきません。
画像の色合いが違ったり、消えてしまったりすることがよくあります。

そんなときは、「ウィンドウ」-「分版プレビュー」で、「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れてみて下さい。
分版プレビューパネルで「オーバープリントプレビュー」を有効にする操作画面
ここで表示されている状態で印刷されるので、この状態で正しく表示されているなら大丈夫……な、ハズです。(保証はできない)

画像と文字の重なり具合によっては、画像が細かく分割されてしまったり、線が入ったり、画像が消えてしまったりとトラブルが起きがちです。

できるだけ、PDFを再編集することはやめましょう。
どうしてもやらなきゃいけない、という困った時に、少しでも役に立てば幸いです(=・ω・=)

Illustratorで渡されたけどフォントがないとき(非推奨)

Illustratorで渡されたけどフォントがない! ってときは、おとなしくアウトラインデータを貰い直してください。

……が、どーしても。
どーしてもなんとかしなきゃいけないんだ! って時は、PDFの時と同じように、イラレデータを配置したあと、透明分割で同じようにできます。
(イラレ保存時に「PDF互換ファイルを作成」にチェックが入っているデータのみ)
イラレファイルが持っているPDF情報を無理やりひっこ抜く感じ。

あくまで最終手段として。
ちゃんとデータを貰い直してください。安易にマネしちゃダメよ(=・ω・=)

「ファイルプレビュー用に許可されたフォントを埋め込む」オプション

ちなみに、Illustrator2025以降だと、ファイル保存時に「ファイルプレビュー用に許可されたフォントを埋め込む」というオプションがあります。
Illustrator 2025の保存オプション「ファイルプレビュー用に許可されたフォントを埋め込む」の設定画面
チェック有で保存すると、フォントがない状態で開いても、該当文字の形が保たれたままになります。
原理的にはPDFのエンベットと同じかな?
使ってる文字だけフォント埋め込みしている感じ。
フォントがない環境でも文字の形状が維持されているIllustrator 2025の画面
文字を変更しようとすると、以下のようなメッセージが出ます。
埋め込みフォントを編集しようとした際に表示される警告ダイアログ
Illustrator2025以降を使っている人は、これにチェックを入れておくと便利かなーって思います。

……いや、便利だなって有効にしたら、後でとんでもない問題があった、とかって結構あるから手放しでおすすめはできないけれど💀
今のところ、使ったことで不具合は起きていなさそう…?(=・ω・=)


裏技中の裏技なので、できるだけアウトラインデータを貰い直すようにして、
透明分割を使った方法は使わないようお願いいたします。

お猫さまとの約束だゾ★(=・ω・=)

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