
画像の色味や明るさを調整する「調整レイヤー」に対して、
ゆがみやぼかしなど、画像自体を変えるような加工ができる「フィルター」について解説します。
ライブフィルター使用時の、子レイヤーのドロップ位置については、「調整レイヤー①/Affinity3」の解説を確認してください。専用マスクについても。
フィルターは、画像を直接加工する「フィルター」と、調整レイヤーのように扱える「ライブフィルターレイヤー」の2種類あります。
ライブフィルターレイヤーは、画像を直接加工しないので便利ですが、数が増えると動作が重くなります。
また、一部「フィルター」にしかない機能などがあります。
フィルタ―で加工した画像は元に戻すことができないので、画像を複製してからフィルタ―をかけることをオススメします。
複数レイヤーの結果にフィルタ―をかけたい、という場合は、一応、メニューの「ピクセル」-「結合」-「表示」で、画像を結合したレイヤーが作成できます。
フィルタ―はメニューの「ピクセル」-「フィルター」から。
ライブフィルターレイヤーや、同じく「ピクセル」-「新規ライブフィルターレイヤー」から作ることができます。
ライブフィルターレイヤーは、レイヤーパネルの下の方にある、砂時計っぽいアイコンからも作成できます。
メニューのフィルターの順番で、解説していこうと思います。
平均(フィルタ―のみ)
その画像の平均的な色を出して、塗りつぶしてくれます。
「何に使うの?」と思うかもしれませんが、背景の「平均」画像を、切り抜いた画像の上にオーバーレイで重ねると、背景と色味がなじむ、という裏技があります。
詳しくは「ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その25 オーバーレイ」にて。
切り抜き画像が背景と比べて浮いている時に使うと便利です。
ガウスぼかし
指定した半径分、ぼかすことができます。
フィルタ―の項目について説明。
左下にあるアイコンについて、左から解説。
分割表示なし
分割表示せず、フィルターの効果を表示します。分割表示
フィルタ―効果をかける前とかけた後を、分割表示します。真ん中の黒いバーはドラッグで動かせます。
フィルターのON/OFFを左右逆にするのはできなさそう(´・ω・`)
ミラー表示
ONを左画面、OFFを右画面に並べて表示します。効果の具合を見比べるのに良さそう。
ライブフィルターの方について解説
結合
ライブフィルターレイヤーとして残すのではなく、すぐ下のレイヤーに適用(結合)します。子レイヤーの時は、サムネイルの上にドロップしているとき(親側にかかっているとき)だけ使えます。
あとから再調整する場合は、結合しないほうが使いやすいと思います。
削除
ライブフィルターレイヤーを削除します。リセット
設定した内容をデフォルトにリセットします。不透明度/描画モード
普通のレイヤーと同じように、調整レイヤーの不透明度や描画モードを選択することができます。ブレンドオプション
右下の歯車マークをクリックすると、ブレンドオプションを設定できます。不透明度に合わせて効果をかけるかかけないか指定できる機能。
詳しい解説は「ブレンドオプション(ただいま執筆中(=・ω・=))」で。
以上の説明は他のフィルターも同じなので、以降は解説を省略します。
アルファの維持
チェックを入れると、ぼかしたときに、アルファ(透明度)を維持します。端がぼけたときに、透明になるのが嫌だったら、チェックを入れて下さい。
チェックをオンにすると、端の透明度が維持されるので、境界がきちっと出ます。
ちなみに、ゲージの最大値は100pxですが、数値入力することで限界突破できます。
あんまりにも大きすぎる数値を入れるとバグるので気をつけて下さい。やりすぎ注意。
これ以外のものも、手入力することでいくつか限界突破できたりします。
光彩拡散
明るい場所をより明るくふんわりさせることができます。半径
明るいところの周囲を、どれくらい範囲として含めるか指定します。右に行くほど、明るい範囲が多くなります。
ふんわりさせたいときは大きめにするといいです。
強度
どのくらい明るくするか決めます。しきい値
どの範囲までを「明るい場所」とするか決めます。左に行くほど広範囲を、右に行くほど明るい場所をピンポイントで指定できます。
不透明度
明るさの不透明度を決めます。右に行けば行くほど不透明度が上がり、真っ白になります。夜景やイルミネーションの他にも、ポートレート写真など、光をふんわりまわしたいときに使うといいです。
雪景色で、雪の白さを強調したりとか。
フィルタ―②/Affinity3 に続く