
フィルタ―㉒/Affinity3 天体写真-背景を削除・線形フィット・周波数分離 の続き
画像を適用(フィルターのみ)
フィルタ―メニューの中に入っていますが、実際には描画モードみたいな機能です。画像や数式、描画モードなどを使って画像をブレンドできます。
ソースをファイルから読み込み
ブレンドに使いたい画像を読み込みます。パネルにドラッグ&ドロップしてもOKです。現在のレイヤーを使用
現在アクティブになっている画像を読み込みます。同じ画像で処理をしたいときに使います。サイズに合わせて 水平方向に/垂直方向に スケーリング
読み込んだ画像を現在のドキュメントに合うサイズに拡大縮小します。違うサイズの画像を読み込んだ時に使用。
細かく調整したいときは、使う画像のサイズを合わせて作成するといいです。
数式
チェックを入れると、数式を使って合成効果を変えられます。数式色空間
RGB/CMYK/グレースケール/LAB の好きな色空間を選べます。ここで何を選ぶかによって、下の入力欄が変わります。
<例 CMYK>
Dは「Destination(行先、目的地)」の略です。「元」といった方が分かりやすいかな。
Sは「Source(ソース)」の略です。ソースとして読み込んだ画像のCMYKAです。
上から順に、Cシアン、Mマゼンタ、Yイエロー、Kキープレート(黒)、Aアルファ(透明度)の順で並んでいます。
四則演算記号(+、-、*、/)を使って、それぞれどのチャンネルにどう合成するか指定します。
描画モード
合成する描画モードを指定します。普段レイヤーで使う描画モードと一緒です。
「画像を適用」の使い方
どんな感じか把握するために、風景の画像に、リンゴとトマトの画像をソースとして読み込んでみます。説明が楽なので、色空間はCMYKで解説します。
ソースとして読み込んだ状態ではソースの画像のみが表示されます。
各欄に「SC」「SM」…と書かれているのがソースの値なので、ソースの画像のみが表示されている状態です。
数式にチェックを入れ、CMYKを選択し、DMの欄に「0」と入力しました。
すると、ソースの画像からMマゼンタ色が消えます。
枠内には「CMYKAに何を入れるか」、という指示を書いていきます。
今回はMを0にしたので、Mがない画像になりました。
個人的に左の欄、「DC=」と書かずに「C=」とだけ書いた方が分かりやすいんじゃないかなぁと思ったり。(=・ω・=)
DCの欄にSY、DYの欄にSCと入れれば、CとYを逆にした画像が作れます。すんごい色。
入力欄にDC、DM…と入れていけば、元の画像を表示させることができます。
画像を合成するのに、元の画像はD、ソースの画像はS。
それにCMYKを組み合わせて出すことができる……ってことで、単純に足してみましょう。
各欄にD(行先、元)とS(ソース)をプラスで入れてみました。
二つの画像が合成されましたが……ちょっと様子が変。
それを解明すべく、元の状態に戻し、
DM=のところに、「SM+30」と入力してみました。
全体的にMが強くなりましたが、また謎の色の欠けが発生。
どうやら上限を超えると、Mの値が1からやり直し=色が抜けて見える みたいです。
+10、+20、+30と増やしていくとこんな感じ。
色が一周するのが256なので、上限は256なのかな?
足し算するときは、上限を超えないよう気をつけたほうがよさそうです。
使い方案
正直、レイヤーのブレンドモードで大体カバーできるので使い道に迷うんですが……。何個か使えそうな案を提案しときます。
そのうち何か見つけたらまた追記します!
アルファで抜いた画像を作る
RGBにして、上から
DR=DR
DG=DG
DB=DB
と元を表示させ、最後のアルファだけDA=「SA」と入力すると、アルファで抜いた画像が作れます。
Kで抜いた画像を作る
Kを使いたいので、モードをCMYKにします。
さっきのと同様に、アルファのところに「SK」と入れると、黒で抜いた画像を作ることができます。
逆に白で抜きたいときは「DK-SK」と入れて下さい。
白黒じゃない画像だと上限値を超えるせいか、うまくいかないです。
ソースにトマトの画像を使い、マゼンタで抜いてみました。
いろいろ試してみると面白そうです。
ソース画像をRGBやCMYKの1色で重ねる
今回は赤にしたいので、数式的色空間を「RGB」に。
DR=に「SR+DR」と入力し、下の描画モードを「焼き込みカラー」にしました。
おどろおどろしい画面が一瞬で作れるので、これはこれで有りかも。
……いや、普通に描画モードで作ればいいだけか??
破壊編集だし、他のフィルターや調整レイヤーで代用できることばっかりなので、あんまり使わないかなーって思います(-ω-)
フィルタ―㉔/Affinity3 に続く