
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その19 画像レイヤーとピクセルレイヤー の続き
さて、それではいよいよバナナの画像を加工していきましょう。
バナナをキレイに合成するために、バナナを残して、背景の白を消したいと思います。
その前に、何かあったとき用に、バナナの画像を複製しておきましょう。
- 方法1.レイヤーパネル上で右クリックして、「複製」を選ぶ
- 方法2.メニューから「編集」-「複製」-「レイヤー」を選ぶ
- 方法3.レイヤーパネルで選択した状態でCtrl+Jを押す
やりやすい方法で、レイヤーを複製してください。
レイヤーの複製は結構使うので、個人的にはCtrl+Jのショートカットを覚えてもらうのがオススメです。
調整レイヤーなどを使って、写真本体はいじらずに加工するのが理想ですが、どうしても画像に変更を加えないといけないときがあります。
どうしても画像を直接加工したい、という時は、画像を複製して、複製したレイヤーに変更を加えるといいです。
あとで気に食わなかったら、レイヤーごと消してしまえばいいので。
今までのベクターデザイン系とは違い、画像加工系は後で戻せなくなるような変更が多いので、保険は多めにかけつつ作業していきましょう。
コピー元のレイヤーは、レイヤーパネルの右側にある目のマークをクリックして、非表示にしておきましょう。
選択範囲
さて、画像加工を進めていく前に、もうもうひとつだけ覚えておいて欲しいことがあります。
「選択範囲」と呼ばれるものです。
今までは図形やテキストなど、オブジェクト(塊)をまるごと選択したり、移動したりして作業してきました。
しかし今度は、「バナナの画像」の中にある「バナナ」を。
オブジェクトの中のさらに一部だけを使いたいです。
バナナの周りにある邪魔な白い背景を消したいです。
しかし、普通にクリックをしても、バナナ画像の四角い枠しか選択することができません。
そんな時に使うものが「選択範囲」というものです。
選択範囲を使えば、画像の中の一部分をピンポイントで指定して、そこだけに変更を加えることができます。
選択範囲を使えば、バナナの周りの白い部分を選択して消して、バナナだけを残す、ということができます。
さて、それでは選択範囲を使って、頑張ってバナナの画像を切り抜いていきたいと思います。
選択範囲ツール
1.ピクセルスタジオに切り替えて、ツールの上から3番目にあるアイコンを長押しし、「選択ブラシツール」をクリックする
2.バナナレイヤーを選択し、バナナの上を選択ブラシツールでなぞる
バナナレイヤーをレイヤーパネルで選択した状態で、選択ブラシツールを使ってバナナの上をなぞってください。
選択ブラシツールは、なぞったところの範囲を選択してくれるツールです。
コンテキストツールバーを見ると、デフォルトで「エッジにスナップ」のチェックが入っていると思います。
これにチェックを入れると、周りのコントラストの差を参考にイイ感じで区切れ目を予想して、範囲選択してくれます。
ポチポチとクリックするだけでも選択できるので便利です。
ブラシの大きさが大きすぎる場合は、「幅」の数値を小さくしてあげてください。
選択ブラシツールでなぞると、バナナの周りに動く点線が作られます。
この点線で囲まれた範囲が「選択範囲」になります。
ちなみにこの動く点線、別名を「行進する蟻(marching ants)」と言います。
確かに言われてみればアリが列をなして歩いているように見えるか……?(=・ω・=)
よく見ると、バナナだけでなく、下の影のところまで選択範囲になってしまっています。
バナナだけをキレイに切り抜きたいので、余分な選択部分を削除しましょう。
コンテクストツールバーで「型抜き」を選び、余分に選択してしまった部分をなぞってください。
「型抜き」は、なぞった部分を選択範囲から外すことができます。
元の選択ツールに戻したいときは、型抜きの左にある「追加」をクリックしてください。
上手く選択できないときは、「エッジにスナップ」のチェックを外して、細かい所までキレイになぞって範囲選択してください。
Ctrl+マウスホイールで画面を拡大しながら作業するとやりやすいです。
ちなみに、わざわざコンテキストツールバーから「型抜き」を選ばなくても、Altキーを押しながらなぞるだけで選択範囲から除外することができます。
覚えるとそっちの方が早いので、是非覚えておいてください。
選択範囲の解除
上手く選択できなくて最初からやり直したい、という時は、メニューの「ピクセル」-「ピクセル選択範囲」-「選択解除」をクリックしてください。
選択範囲がすべて解除されます。
ショートカットキーはCtrl+Dです。
これもよく使うので覚えておくといいかも。
キレイにバナナだけを選択できましたでしょうか?
この状態でDeleteキーを押すと、キレイに選択したバナナだけを消すことができます。
……が、消したいのは周りの白い背景なので、選択範囲を反転したいと思います。
選択範囲の反転
1.メニューから「ピクセル」-「ピクセル選択範囲」-「反転」をクリックする
2.選択範囲が反転されました。
バナナの周りの白い部分だけでなく、画面全体が選択されましたが、まぁOKです。
これでDeleteキーを押すと、バナナの周りの白い部分を削除することができます。
いちいち反転せず、バナナだけを切り抜いた新しいレイヤーを作る方法
選択範囲の反転のやり方を説明したいが為にこのやり方を解説しましたが、
バナナを選択した状態で、Ctrl+J(またはレイヤー右クリック→複製)を押すと、選択した範囲のみを複製したレイヤーが作られるので、そっちの方が楽です。
このやり方でもいいんだけど……
バナナを選択した後、反転して周りの白い背景を消す……
または、バナナを選択した後、レイヤーパネルでCtrl+Jを押して、バナナのみのレイヤーを新しく作る。
このやり方も悪くはない。
むしろ、私も急いでるときとかクオリティ求めないときは大体このやり方で作っているんですが、このやり方だと、後で「もうちょっとフチを変更したかった(=・ω・=)」って時に不便です。
ちょっとフチがガタガタしたので直したい……ってなっても、周りの部分を消しちゃったので、もう直せません。
要らない部分を削除したい。けれども、削除した部分も気軽に復活させたい!!
あとから削除&復活を自由にコントロールしたい!
(=・ω・=)< そんな都合のいいこと、できるわけ……
できるんです。
というわけで、次回。「マスク」について解説します。
今回切り抜いたバナナは次回使わないので、レイヤーごと削除して、非表示にしておいたレイヤーを見えるようにしてあげて下さい。
ね? レイヤーを複製しておくと、こんな感じにやり直ししたいときに便利でしょ?(=・ω・=)
最初っからマスクのやり方教えんかい! というご意見はごもっともですが、選択範囲の反転とかいろいろ解説したかったので……(´・ω・`)
解説の為に遠回りもしますんで、なにとぞご了承ください。(=・ω・=)
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その21 に続く