調整レイヤー⑨/Affinity3 特定色域の調整・カラーバランス調整

2026-04-16

Affinity パソコン関係

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調整レイヤー解説シリーズ第8回:特定色域の調整とカラーバランスのアイキャッチ画像
調整レイヤー⑦/Affinity3 グラデーションマップ の続き

特定色域の調整

Affinity Photoの「特定色域の調整」パネル。9つの色域を選択できるドロップダウンの様子
チャンネルミキサーが「指定したカラーモードの色」しか選択できないのに対して、特定色域の調整だと「赤」「黄」「緑」「シアン」「青」「マゼンタ」「白」「中間色」「黒」9つの色を好きなように調整することができます。
特定色域の調整パネル内の各色スライダー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の操作画面
カラーターゲットに「白」「中間色」「黒」が含まれていることを示す強調画像
各色プラス「白・中間色・黒」

また、チャンネルミキサーだとゲージの入力の色と出力の色とを考えなければならず、直感的にわかりにくかったんですが、
特定色域の調整は、上のダイヤログで選んだ色を、直接調整できる感じです。

チャンネルミキサーほど、強い、しっかりとした色の変更はできません。
微調整に使うといい機能。

右上の「相対」のチェックを外すと、より強く色が変更できます。
一応、相対のチェックを外すと大きな色の変更もできるけど、個人的には別の機能を使った方がやりやすい気がします(=・ω・=)

青空がちょっと紫がかってるから、マゼンタを抜いてスッキリさせようとか…
空の色の調整前後比較:マゼンタを減らして青空をクリアにする補正
空の色調整に使用した「青」色域の設定値(マゼンタのスライダーをマイナスに)
肌の色がくすんじゃってるから、ちょっとだけシアンを抜いて、血色感を増してあげようとか…
人物の肌色の調整前後比較:シアンを減らして温かみのある肌色にする補正
ちょっと分かりにくいけど、首の影部分とか赤みが増してます。
肌色調整に使用した「赤」色域の設定値(シアンのスライダーをマイナスに)
そんな感じの、ちょっとした微調整に使うと便利です。
特定の色を、ほんのちょっとだけいじりたいときに使う機能。

「白」「中間層」「黒」という項目があるので、ハイライトだけもーちょっと青くしたい、という時などに「特定色域の調整」で調整すると、使いやすいかなぁと思います。

中間色をオレンジに寄せて、よりドラマチックにしてみたり。
中間色の調整比較:全体的に夕暮れ時のようなドラマチックな色調に変更
中間色の調整内容:マゼンタとイエローを増やし、シアンを減らしてオレンジを作る設定
個人的には、映り込みの色を消すときによく使います。

切り抜き画像などの作成時に周りの色が映り込んでいると不自然になってしまうので、「特定色域の調整」を使って要らない色を消したりします。

バナナにシアンが乗りすぎている気がしたので、「黄色」を選択して、シアンを下げました。
被写体(バナナ)に被ったシアンを「特定色域:イエロー」で除去する補正画面
ヘタ部分を見ると、シアンが消えているのが分かると思います。
拡大するとフチ部分に乗ったシアンも消えています。もっとしっかり取りたいときは、マスクを切ります。
Note
マスクを作成することを、「マスクを切る」と言います。
クリッピングパスを作成するときは「パスを切る」とも。
分かりやすい用語を使うよう、できるだけ使わないようにしていますが、ついついうっかり出てしまうので、このブログで出てきたら脳内変換お願いします(=・ω・=)

リンゴのマスクを切って、「赤」を選択し、マゼンタを下げて映り込んだ赤を消してみました。
リンゴをマスクで囲み、特定色域調整でフチの赤み映り込みを軽減するデモ
リンゴの調整に使用したスライダーの設定(マゼンタとイエローの微調整)
あんまり変わって見えないけど、一応映り込みの赤が消えてます。(例題が悪い。ちょうどいい写真がなかった(´・ω・`))

正直、チャンネルミキサーと特定色域の調整は、他の機能で全然代用できるので、無理に使わなくてもいいと思います。
他の機能を使ってもどうしてもうまくいかない、という時に触ってみるぐらいの感覚で。

カラーバランス

「カラーバランス」調整パネル。シャドウ、中間調、ハイライトの切り替えボタンとRGB補完スライダー
「シャドウ」「中間調」「ハイライト」に分けて、カラーのバランスを整えることができます。

特定色域でも「白」「中間層」「黒」が選べたけど、カラーバランスはそれをホワイトバランスみたいなゲージで調整できます。
カラーバランスの具体的な設定例:シアン-赤、マゼンタ-緑、イエロー-青の補色関係スライダー
輝度を維持、にチェックを入れると、元の明るさを維持した状態で色調整できます。

例えば、中間層は緑が多いので、緑を強めにして鮮やかに。
ハイライトは青を多くして抜け感を増そう、など。
明るい・中間・暗いの三段階で調整できるので、細かい色調整をしたいときに便利です。

夕日をドラマチックに演出したい、という時は以下のような感じにしてみたり。

夕暮れの風景写真の調整比較:カラーバランスでハイライトに赤と黄色を足した劇的ビフォーアフター夕暮れの調整に使用したカラーバランスの設定画面(ハイライトを選択し赤・黄色を強化)
ホワイトバランスを調整して雰囲気を出したいけれど、もっといじりたい! って時に使うと便利です。

調整レイヤー⑩へ続く

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