2026-04-08

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その21 マスク


Affinity Photo V3 初心者講座 第21回:レイヤーマスクの基本と使い方解説

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その20 選択範囲 の続き

それでは、削除と復活を自由に制御できる魔法の機能、「マスク」について解説していきます。

実際に見たほうが分かりやすいと思うので、とりあえずちゃちゃっとマスクを作ってみましょう!

1.コンテキストツールバーの「ソフトエッジ」にチェックを入れ、選択ブラシツールでバナナをなぞる



前回の復習を兼ねて、もう一度バナナを選択するところからやってみましょう。
分からなくなったら前回に戻って確認してみて下さい。

選択ブラシツールでバナナをなぞり、選択範囲を作成します。

今回は、コンテキストツールバーにある「ソフトエッジ」にチェックを入れてから、選択ブラシツールでなぞってください。

Affinity Photo V3 コンテキストツールバーのソフトエッジ設定オプションの場所

Affinity Photo V3 選択ブラシツールを使ってバナナの周囲を選択範囲にする操作

ソフトエッジにチェックを入れておくと、切り抜いたフチがキレイになだらかになります。

Affinity Photo V3 ツール設定におけるソフトエッジ有効化の強調表示

ソフトエッジ有
Affinity Photo V3 ソフトエッジを有効にして滑らかに切り抜かれたバナナの比較画像

ソフトエッジなし
Affinity Photo V3 ソフトエッジなしで境界線がはっきりした状態の選択範囲

2.選択範囲が作れたら、レイヤーパネルの左側のブロック、左から2番目にある「マスクレイヤー」アイコンをクリックする。



四角に丸い穴が空いたようなアイコンがあるので、それをクリックしてください。

Affinity Photo V3 レイヤーパネルにあるマスクレイヤー作成アイコンの拡大図

3.選択範囲に基づいて、マスクレイヤーが作成されました。



バナナがキレイに切り抜かれ、レイヤーの横に謎の四角が表示されました。

Affinity Photo V3 画像レイヤーに追加されたマスクレイヤーのサムネイル表示

> を押してレイヤーを展開してみると、「マスク」というレイヤーが作られています。

マスクレイヤーってなんぞ?



Affinity Photo V3 レイヤー構成におけるマスクレイヤーの配置と展開図

ちょっとサムネイルが真っ黒でわかりにくいんですが、このマスクレイヤー。
レイヤーの黒く塗られたところを透過して、白く塗られた所だけ残す という機能を持っています。
ちょっとどうなっているか、マスクレイヤーの中身を見てみましょう。

Altキーを押しながら、マスクレイヤーのサムネイル部分をクリックしてください。
Alt+サムネイルクリックで、マスクレイヤーの中身を見ることができます。

マスクのサムネイル部分を右クリックして「マスクを編集」でも見れます。

Affinity Photo V3 マスク編集モードで表示された白黒のマスクビットマップ画像

選択範囲で選択した部分を白に、他の部分を黒にしたレイヤーが作成されています。
マスクレイヤーは、「黒いところを透過して、白い所だけ残す」という命令を持っています。

ちょっといたずら書きをしてみましょう。

左のツールから「ペイントブラシツール」を選んでください。
何気に使う機会なくてここが初出となっていますが、ペイントブラシツールは画面をなぞるとその部分に色を塗ることができるツールです。
ピクセルスタジオのとき、この位置にあります。

Affinity Photo V3 ツールパネル内のペイントブラシツールの場所

ブラシの色を黒にします。
カラーやスウォッチパネルから黒色を選んでもいいんですが、ツールの下の方にある●2つのカラーセレクタをダブルクリックしても、色を変えられます。

コンテクストツールバーでは色を変えられないのがちょっと意外。(=・ω・=)

Affinity Photo V3 カラーセレクターを使って描画色を黒に設定する操作

ツールにあるカラーセレクターをダブルクリックすると表示されるパネルですが、
何気にサイズがでかいので、普段からこっちで色を選んだ方が選びやすいかもしれません。

右上にある選択BOXから、好きなモードを選べます。

Affinity Photo V3 カラーパネルのカラーモード(RGB/HSL等)切り替え方法

また、ショートカットキーの「」を押すと、カラーセレクタの色が黒と白になります。
塗られる色は、手前に出ている方の色です。
」キーで手前と背景を切り替えられます。
下にある矢印マークを押してもOK。

Affinity Photo V3 カラーセレクターの描画色と背景色の切り替えアイコン

黒のブラシで、以下のようにバナナに落書きをしてみましょう。
好きなように落書きしてOKです。

Affinity Photo V3 マスクレイヤー上で黒色ブラシを使い画像を透過させる練習

落書きが終わったら別のレイヤーをクリックするか、もう一度Altキーを押しながらマスクレイヤーのサムネイルをクリックすると、実際の見た目に戻ることができます。

黒く塗った部分が消えていますね。
これで、レイヤーマスクの効果が分かっていただけたかと思います。

Affinity Photo V3 マスクレイヤーにより黒塗り部分が透明になったバナナの表示結果

ちなみに、ブラシツールでなく「消去ブラシツール」でも、同じように黒で塗った効果を得られます。
……が、ブラシツールなら復活させたいときにすぐ白で塗れるので、ブラシツールの使用をオススメします。

落書きはCtrl+Zで戻しておきましょう。

Windowsでよく使われるからあえて解説はしていませんでしたが、Ctrl+Zのショートカットキーで、一個前の作業状態に戻ることができます。大体のソフト共通。

元のバナナがキレイに切り抜かれた状態に戻るまで、Ctrl+Zを押してください。

さぁ、これでキレイにバナナを切り抜くことができました。

Affinity Photo V3 マスクレイヤーを適用して背景を透過させたバナナの完成イメージ

次回は違う方法を使って、リンゴとトマトを切り抜いてみましょう!

ちなみに、マスクですが、グレーで塗った部分は半透明になります。
0~100%で透過度が変わってくる感じ。

Affinity Photo V3 マスクレイヤーをグレーで塗り部分的に不透明度を下げた状態

マスクを使って切り抜きをすると、やり直ししたいときはマスクレイヤーを削除するだけでいいので、使いやすいです。

選択範囲を作成→マスクを作成、の流れはよく使うので、頑張って覚えていきましょう!(=・ω・=)

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その22 に続く