調整レイヤー⑪/Affinity3 レンズフィルター・明暗別色補正・OCIO・法線・トーン圧縮・トーンストレッチ

2026-04-20

Affinity パソコン関係

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Affinity Photo V3 調整レイヤー(レンズフィルター・明暗別色補正等)の解説アイキャッチ画像
調整レイヤー⑩/Affinity3 反転・ソフト校正・LUTの続き

レンズフィルター

Affinity Photo V3 レンズフィルター調整レイヤーのクイック調整パネル設定画面
写真を撮るときに、レンズに色のついたフィルターを取り付けて雰囲気を出す、というテクニックがあるのですが、それを再現してくれます。
レンズフィルターの光学密度スライダーとカラー選択ボックスの設定UI
光学密度を右に動かせば動かすほど、フィルターカラーの色が濃くなります。
オレンジ色にして暖かい雰囲気にしたり、青色にして冷たい雰囲気にしたり。

フィルターカラーの色部分をクリックして、好きな色を選べます。

輝度を維持、にチェックを入れると、明るさが落ちるのを防ぐことができます。
オレンジ色と青色のレンズフィルターによる写真の雰囲気の変化を比較した画像
夕焼けを強調するためにオレンジを乗せたり、クールさを強調するために青を乗せたりと、簡単に雰囲気を増すことができます。

明暗別色補正

Affinity Photo V3 明暗別色補正調整レイヤーのクイック調整パネル(ハイライト・シャドウの色相、彩度、バランス)
明るい部分と暗い部分と、それぞれ分けて色調補正をかけることができます。
レンズフィルターを明るい部分と暗い部分と分けてできる感じ。

色相を選んでどんな色にするかを決め、
彩度を上げて、どのくらい色を強くするか決めます。

バランスを上げると、シャドウとハイライトの境界を調整できます。
右に上げればシャドウで調整できる部分が増え、
左に下げればハイライトで調整する部分が増えます。
ハイライトを黄色、シャドウを青色に補正した明暗別色補正の適用例
ハイライトを黄色くして、シャドウを青くしてみました。ちょっとクールになったと思います。

ハイライト、中間色、シャドウ、ともっと細かく分けて調整したいときは「カラーバランス調整」を使ってください。
ゲージがシンプルなので、明暗別色補正の方が直感的に作業しやすいと思います。

OCIO

Affinity Photo V3 OCIO調整レイヤーの設定パネル(ソースおよびデスティネーション空間の指定)
OpenColorIO調整を使うことができます。

みんなで映画とかを作成するとき、バラバラに作業してシーンごとに色が違うと混乱しますよね?
そうならないように色を管理しよう、という感じの機能になります。

詳しくは「OpenColorIO」で検索してみて下さい。
大きなプロジェクトで、みんなで色を合わせる、という時にしか使わないです。

法線

Blenderなど、3DCGを作成するときに「ノーマルマップ」と呼ばれる、「でこぼこ情報を画像一枚で表したもの」を作ることがあります。
法線フィルターを使うと、そのノーマルマップを画像のままいじることができます。
Affinity Photo V3 法線調整レイヤーのクイック調整パネル(回転、スケール、反転設定)
平面にノーマルマップを貼るだけでデコボコして見えるので、その分ポリゴンを減らせて、データを軽くできたりします。
紫色のノーマルマップ画像とその適用による凹凸表現のプレビュー

回転

凸凹の向きを回転できます。
法線調整レイヤーの回転スライダーの設定画面
回転パラメータを変更した際のノーマルマップの色の変化を示す画像
凸凹の向き間違えて作っちゃった! という時に、回転から直すことができます。

スケール

凸凹具合を調整することができます。
法線調整レイヤーのスケールスライダーの設定画面
スケール値を変更した際のデコボコ感の強弱の比較画像
右に行けば行くほど、デコボコの強さが強くなります。

X軸を反転・Y軸を反転

X軸を反転、Y軸を反転は、その名の通り、X軸とY軸を反転できます。
法線調整レイヤーの「X軸を反転」「Y軸を反転」チェックボックス設定
軸反転を適用したノーマルマップの表示色の変化
ちなみに、画像からノーマルマップを作成することもできますが、CanvaAIの有料機能です。
無料で画像からノーマルマップを作成したいときは「NormalMap-Online」というサイトが便利です。

NormalMap-Online
https://cpetry.github.io/NormalMap-Online/
一番左の画像をクリックして、ノーマルマップ化したい画像をUPすると、ノーマルマップを作成してくれます。
NormalMap-Onlineのウェブサイト画面とノーマルマップ生成の様子
簡単に刻印の入った物が作れるので、遊んでみると面白いです。
ノーマルマップを適用して石のような質感に刻印を表現した合成作例

トーン圧縮

32bitのHDR画像などを、ディスプレイ表示に適したトーンに変換してくれる機能です。
Affinity Photo V3 トーン圧縮調整レイヤーのクイック調整パネル(方式、露出、ガンマ、カラー等の設定)
基本、HDR画像を作成する際にそのまま「トーンマッピングスタジオ」を起動して調整したほうがいいと思います。
ソーンマッピングスタジオの詳しい使い方は「HDR画像の作り方・トーンマッピングスタジオの使い方/Affinity3(執筆中)」

「32bitプレビュー」と組み合わせ使うことになると思うので、解説は別のページでします(=・ω・=)
「32bitプレビューパネル・トーン圧縮調整フィルター/Affinity3」

あっちは破壊編集になってしまうので、どうしても非破壊編集でHDR画像を取り扱いたいという人向けかな。

トーンストレッチ

星や星座の写真を加工するのに「スタッキング」という手法が使われます。
そのスタッキングされた画像は暗くなりやすいので、それを調整する機能になります。

ほぼ黒にしか見えない画像の、黒い部分をいい感じに引き延ばして、わずかな明かりを見えやすくする機能です。

スタッキングできる画像が手持ちにないので解説できません(´・ω・`)
そのうち星空の写真でも撮ってくることにします……

星がキレイに見える場所で結構な時間、三脚立てなきゃいけないからめんどいんだよなぁ……そのうち、そのうち……自分のカメラじゃできないかも……期待しないで……_(:3」∠)_ むしろ誰か生データくれ~。

スタッキング作業の時に、一緒にこのトーンストレッチレイヤーを作ることができます。
天体写真加工として、ある程度通しで解説する必要がありそう……(´・ω・`)
それだけの専用ソフトが5万円で売られていることもあって、やってること高度なのよ……
Affinity Photo V3 トーンストレッチ調整レイヤーのクイック調整パネル(黒レベル、ストレッチ、ハイライトの制御)
とりあえず、長かった調整レイヤーは解説ひと段落ということで!
気が向いたらちょいちょい追記します(=・ω・=)

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