ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その22 オブジェクト選択

2026-04-15

Affinity Affinity初心者講座 パソコン関係

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ゼロから始めるAffinity3 初心者講座 第22回 オブジェクト選択ツールと境界線調整のアイキャッチ画像
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その21 マスク の続き
切り抜き作業の対象となる「りんごとトマト」の元画像。背景がシンプルな商品写真
さて、今回は左側の「りんごとトマト」の画像を切り抜いていきたいと思います。

今回は「オブジェクト選択ツール」というものを使って、選択範囲を作成したいと思います。

オブジェクト選択ツールの使い方

その前に、ひとつインストールしておいて欲しいものがあります。
メニューの「編集」-「設定」から、設定画面を開いてください。
Affinity Photoの設定画面。「機械学習」セクションで「セグメンテーション」にチェックを入れる操作説明
左から「機械学習」をクリックし、右にある「セグメンテーション」のチェックを入れて、機械学習データのDLをして下さい。
結構インストールに時間がかかります。

segmentation(分割、区分)機能。
AIで解析して背景と主役を切り分けてくれる機能になります。

スマホでも、写真の人物を長押しすると背景から切り抜いてくれますよね? アレです。
精度も大体スマホと同じくらいなイメージです。たまーに失敗する。

その下にある王冠マークがついたAI機能は有料ですが、セグメンテーションだけ無料で使うことができます。無料なら使っとかなきゃ!

インストールが終わったら画面を閉じ、ピクセルスタジオに切り替えて下さい。

1.ツールの上から3番目にある「オブジェクト選択ツール」をクリック

ツールボックス内の「オブジェクト選択ツール」アイコンの場所を示すスクリーンショット

2.対象となるレイヤーを選択する

レイヤーパネルでapple.jpgを選択すると、時計マークが表示されます。

カーソルが時計マークになっている間、必死に中のAIが「これはなんだ?どこが切れ目だ??」と解析しているので、お茶でも飲みながらゆっくり待ってあげてください。
AI解析中にカーソルが時計マークに変わっている様子。レイヤー選択後の待機状態
解析が終わると、カーソルを持って行ったところを主役とした、斜線が表示されます。
解析完了後、被写体(りんご)の上に青い斜線(プレビュー)が表示されている状態

3.選択したいものをクリック、または囲むようにドラッグする

クリックすると、斜線部分を選択することができます。
しかし、クリックだけだと、りんご単体しか選択することができません。

そんな時は、リンゴとトマトを囲むように、左上から右下へとドラッグしてみて下さい。
斜線がちょうどリンゴとトマトにかかるよう、ドラッグしてあげます。
ドラッグ操作で複数のオブジェクト(りんごとトマト)を一括で選択範囲に含めるデモ
無事、リンゴとトマトが選択されました。
点線(マーチングアント)で囲まれた「りんごとトマト」の選択範囲完成図
でもよく見ると、トマトのヘタのところが上手く選択できていません。

選択ブラシツールや、マスクを作成後にペイントブラシでなぞって修正してもいいのですが、今回は「調整」というものを使って微調整してみましょう!
トマトのヘタ部分が選択漏れしている箇所の拡大確認画像

調整

1.選択範囲作成後、コンテキストツールバーにある「調整」をクリックする

コンテキストツールバーの右側に「調整」というボタンがあるので、それをクリックします。
画面上部のコンテキストツールバー内にある「調整(Refine)」ボタンの位置

2.選択範囲の調整パネルが表示される

トマトの周りが赤くなり、選択範囲の調整パネルが表示されます。
選択範囲以外が赤く塗られます。
「選択範囲の調整」モード中の画面。背景が赤いオーバーレイで表示されている状態
プレビューから、選択範囲以外をどう表示するか選べます。

黒マットにすれば、選択範囲以外が黒く塗りつぶされます。
自分の見やすいモードを使って調整してください。
プレビューモードを「黒マット」に切り替え、境界の抜け具合を確認している様子
とりあえず今回はオーバーレイで説明します。

3.境界をはっきりさせたい、へたの部分を「マット」でなぞる

デフォルトで「マット」が選択されていると思うので、その下のブラシサイズを調整して、へたの上をぐりぐりとなぞってください。
「マット」ブラシでトマトのヘタ周辺をなぞり、境界線をAIに再計算させている操作
「マット」でなぞると、なぞった部分のコントラストを解析して、選択範囲の境界を調整してくれます。

プレビューを「白黒」にすると、マスクみたいに「選択した部分を白、それ以外を黒」で表示してくれます。
選択範囲が見やすいので、確認用にオススメです。

マットでなぞるだけでちゃんと選択できました。

ちなみに、なぞるときは背景と選択物と、ちょうど両方にまたがるようになぞるとうまくいきます。
プレビューを「白黒」にして、複雑なヘタの形状が白く(選択状態)なっているかの確認

4.選択範囲に加えたい部分を「前景」でなぞる

よくよく見ると、リンゴの上の方が消えて、選択範囲から外れてしまっています。
リンゴの上部が赤く覆われ、誤って選択範囲外(背景)と認識されている箇所の指摘
選択範囲に加えたい部分は、「前景」を選んでからなぞります。
上の「マットエッジ」にチェックが入っていると、選択ブラシツールで「エッジにスナップ」のチェックを入れたときと同じように、境目を自動で認識してそこまで選択してくれます。
「前景」ブラシと「マットエッジ」を併用して、リンゴの欠けた部分を修復する操作

5.選択範囲から外したい部分を「背景」でなぞる

逆に、選択範囲から外したい部分は「背景」でなぞります。
余分に選択されてしまった背景部分を「背景」ブラシで除去する操作解説
キレイに選択できました。
調整作業が完了し、主役のりんごとトマトだけが鮮明に表示されている最終確認画面
この「調整」ですが、主に髪の毛や動物の毛など、細かいところを調整するときに使います。
こんな細かい髪の毛も、「マット」でなぞるだけでキレイに選択範囲を作れます。
上半分がなぞったところ。下半分が元の選択範囲。
人物の細かい髪の毛を「マット」調整で綺麗に切り抜いた比較サンプル

6.出力から「マスク」を選んで、「適用」を押す。

出力から、「選択範囲」か「マスク」を選べます。
「選択範囲」を選ぶと、調整でいじった内容を選択範囲に適用することができます。
調整パネルの「出力」設定項目。ドロップダウンから「マスク」を選択する箇所のハイライト
今回はマスクで切り抜きをしたいので、「マスク」を選んでください。

7.上手にできました。

無事、リンゴも切り抜くことができました。
適用ボタン押下後、背景が消えて完璧に切り抜かれた「りんごとトマト」の結果画像
この時点で、リンゴやバナナの位置やサイズを微調整してあげて下さい。

画像レイヤーからピクセルレイヤーにラスタライズした後、画像を拡大すると画質が下がってしまうので、できるだけ拡大はしないでサイズを調整してあげて下さい。
最初の配置時に少し大きめに配置してね、って言ったのはこの為です。
移動ツールを使用して、切り抜いたりんごの位置をバナナの横に調整している様子
今回は画面上に配置してから切り抜きをしましたが、別ファイルで切り抜いてから画面に配置する方が、拡大縮小時に画質を気にしなくて良くなるので便利です。
そこら辺の詳しい解説は、後日に(=・ω・=)

さぁ、うまく切り抜くことができましたが、なんだか浮いて見えませんか?
切り抜いたままの画像。影がないため、合成写真のように浮いて見える状態の確認
こうやって影がついていれば、きちんとテーブルに乗っているように見えますよね。

というわけで、次回は影をつけてみましょう!
次回の予告用:適切に影(コンタクトシャドウ)が配置され、接地感が出た合成画像の完成予想図
元の画像に影があるので、それを活用する形でやってみたいと思います。

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その23 へ続く

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