調整レイヤー②/Affinity3 レベル

2026-03-30

Affinity パソコン関係

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Affinity Photo V3の調整レイヤー「レベル」による画像補正の解説アイキャッチ画像
調整レイヤー①/Affinity3 の続き

レベル

Affinity Photo V3のレベル調整ダイアログ(黒レベル・白レベル・ガンマの設定項目)
ヒストグラムを見ながら、各色を調整することができます。

プリセットを追加

調整した設定を「プリセット」として保存することができます。
同じような調整をなんどもやる場合は、保存しておくと便利です。

追加したプリセットは「ウィンドウ」-「ピクセル」-「調整」パネルに保存されます。
調整の仕方に慣れるまで、ここにあるプリセットを使った方が便利かも。
Affinity Photo V3の調整パネルに表示されるレベル調整のプリセット一覧

結合

調整レイヤーとして残すのではなく、すぐ下のレイヤーに適用(結合)します。
子レイヤーの時は、サムネイルの上にドロップしているとき(親側にかかっているとき)だけ使えます。
あとから再調整する場合は、結合しないほうが使いやすいと思います。

削除

調整レイヤーを削除します。

リセット

設定した内容をデフォルトにリセットします。
ここら辺は他の調整レイヤーも同じなので、以降は説明を省略します。

RGBなど

どのカラーモードで調整をするか、選ぶことができます。
選んだものにより、調整できる色が変わります。

[グレー]—マスター、強度、アルファ
[RGB]—マスター、赤、緑、青、アルファ
[CMYK]—マスター、シアン、マゼンタ、黄、黒、アルファ
[LAB]—マスター、明るさ、Aオポーネント、Bオポーネント、アルファ

CMYKデータだけど、RGBモードで調整する、など、カラーモードに関係なく調整することができます。
レベル調整ダイアログでRGBやCMYKなどのカラーモードを切り替えるプルダウンメニュー
Affinity Photo V3のレベル調整におけるチャンネル選択(マスター・赤・緑・青)の表示例
大体RGBで調整すると思いますが、「黄色をちょっと上げたい…けど、RGBだとめんどい!」って時にCMYKモードで調整したりもできます。便利。

マスターは、アルファ以外の全部の色です。
各色ごとに濃くしたり薄くしたりと、色合いを調整できます。
Affinity Photo V3のレベル調整で各カラーチャンネルを操作して色合いを変更する様子
例えば、RGB-青 で白レベルとガンマを調整して青みを強くする、とか。

基本はマスターだけ調整することが多いと思います。

アルファチャンネルについて

青やシアンなど、各色については想像がつくと思いますが、「アルファ」は他の色とは違い、「透明度」を示します。

階調の変化があるマスクレイヤーに対して使う機能だと思ってください。

例えば、以下のような炎っぽい画像のマスクがあったとします。
Affinity Photo V3で作成したグレースケールの炎のような形状のマスク画像
マスクを適用するとこんな感じ。
マスクは白が表示、黒が非表示になります。
赤いレイヤーが、マスクによって切り抜かれています。
Affinity Photo V3で赤いピクセルレイヤーに炎のマスクを適用し切り抜いた状態
マスクに対してレベル補正をかけたい、という時は、「アルファ」でかけることになります。
Photoshopだと普通に白黒レイヤーとしてみなして「マスター」で調整できるけど、
Affinityは「アルファ」にしないとマスクの階調を調整できません。

アルファを調整して、ちょっと色が濃く抜けるようにしてみました。
このように、微妙な抜きのグラデーションを調整できます。
Affinity Photo V3のレベル調整(アルファチャンネル)でマスクの不透明度を調整する比較
小ネタとして、黒レベルを100%、白レベルを100%にすると、アルファを逆転することができます。
レベル調整の黒レベルと白レベルを最大値に入れ替えてマスクを反転させる設定画面

黒レベル

黒にする範囲を指定します。右に行くほど黒の範囲が増え、画像が暗くなります。

ちなみに、スライダーはダブルクリックをするとデフォルト値に戻すことができます。
Affinity Photo V3のレベル調整パネルにおける黒レベルスライダーの操作位置
スライダーを動かす時にAltキーを押すと、リアルタイムで黒潰れしていないかが確認できます。
Altキーを押しながら黒レベルを調整し、黒つぶれしている範囲を色付けして確認する画面
色が明るい部分が、黒潰れしている箇所です。
Affinity Photo V3で黒レベルを過度に調整し影の部分が黒つぶれした画像の例

白レベル

白にする範囲を指定します。左に行くほど白の範囲が増え、画像が白くなります。
Affinity Photo V3のレベル調整パネルにおける白レベルスライダーの操作位置
スライダーを動かす時にAltキーを押すと、リアルタイムで白飛びの箇所が確認できます。
Altキーを押しながら白レベルを調整し、白飛びしているハイライト範囲を確認する画面
色の濃い場所が、白飛びしている場所になります。
白レベルの調整によりハイライトの色情報が失われた(白飛びした)状態の画像
できるだけ、白飛び・黒潰れしないぐらいで調整してあげましょう。

また、白レベルと黒レベルがお互いを超えると、画像がネガポジ反転します。
Affinity Photo V3のレベル調整で白と黒のスライダーを交差させネガポジ反転させた結果

ガンマ

画像の明るさの「中間」はどこか、を指定します。左に行くほど明るくなり、右に行くほど暗くなります。
白と黒を固定したまま中間の明るさだけ整えられるので、白飛び・黒潰れしにくいです。
Affinity Photo V3のレベル調整パネルにおけるガンマ(中間色)スライダーの操作位置
大体ヒストグラムを見て両端の平らな部分を削り、ガンマで好きな明るさにする、という使い方になるかと思います。

出力の黒レベル

黒をどのくらいの黒さで出すか指定します。右に行くほど黒が薄い→全体的に褪せた感じに、白くなります。
Affinity Photo V3のレベル調整パネル下部にある「出力の黒レベル」スライダー

出力の白レベル

白をどのくらいの白さで出すか指定します。左に行くほど白が弱く→全体的に暗く、真っ黒になります。
Affinity Photo V3のレベル調整パネル下部にある「出力の白レベル」スライダー
出力の黒レベル、白レベルは基本あまり使わないかと。

不透明度/描画モード

普通のレイヤーと同じように、調整レイヤーの不透明度や描画モードを選択することができます。
ちょこっとだけ弱めたいな、という時に不透明度を使うくらいかな…?

描画モードを組み合わせることで、多彩な表現ができます。
凝り始めたら沼りそう(´・ω・`)

ブレンドオプション

右下の歯車マークをクリックすると、ブレンドオプションを設定できます。
不透明度に合わせて効果をかけるかかけないか指定できる機能。

詳しい解説は「ブレンドオプション(ただいま執筆中(=・ω・=))」で。
Affinity Photo V3の調整レイヤー右下に配置されているブレンドオプション(歯車アイコン)

手動で「自動レベル補正」っぽいことをする方法

「自動レベル補正」は各チャンネルごとに階調が均一になるよう調整しています。
なので、ダイヤログで各チャンネルを選び、黒レベルと白レベルを調整すれば似たようなことができます。

例えばRGBモードで「赤」を選び、ヒストグラムの山の始まり部分に合わせて、黒レベルと白レベルを調整してあげます。
画像みたいな感じ。
Affinity Photo V3の赤チャンネルでヒストグラムの端に合わせて黒・白レベルを調整する例
緑と青もこんな感じに。
緑と青のチャンネルも同様にヒストグラムの分布に合わせてレベル調整を行う手順
すると、自動レベル補正っぽく色が整います。
自動レベル補正の結果っぽくしたいけど、ちょっといじりたいんだよなぁって時に、このやり方を知っていると便利です。
手動でのチャンネル別レベル調整による画像補正のビフォーアフター比較
右側を切った分、ちょっとだけ暗かった木の部分が明るくなってます。全体的にくすみが取れた感じ。
全体の階調を整えるので、コントラストが弱い画像にも有効です。
コントラストが低い画像に対してレベル調整を行い、鮮明にした比較画像
また、極端に色被りしてしまっている画像も、このやり方で色被りをある程度取ることができます。

緑と青の山を、大きな山が始まる部分までカットして、山がまんべんなく広がるようにします。
色被りした画像のヒストグラムを確認し、各チャンネルを均等に補正する設定例
Affinity Photo V3のレベル調整を適用して極端な色被りを改善した比較
流石にカットした分、色情報が失われてしまうのでやりすぎ注意だけど。
強引にでも色被りを取りたい、という時の最終手段として。
レベル調整による色被り除去のビフォーアフター比較(青みや緑みの強い画像が自然な色合いに)
調整レイヤー③に続く

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