ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その17 迅速な調整(クイック調整)

2026-03-11

Affinity Affinity初心者講座 パソコン関係

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Affinity Photo V3 初心者講座 アイキャッチ画像
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その16 塗りつぶし・グラデーション の続き

さて、今回から写真の加工について学んでいきましょう。

教材に使う写真ですが、素材サイトに上がっている写真は大体調整が終わっている写真なので、加工を学ぶために一から自分で撮った写真を使っていただきたいと思います。

というわけで、スマホのノーマル📷カメラで、お部屋の写真をパチリと撮ってください。
前回、お部屋片づけておいてねって言ったから、大丈夫だよね?(=・ω・=)圧

片付いていると思った部屋も、こうして写真に撮ってみると、意外と散らかっているんだなぁと客観視できます。

「こうなりたい」という理想の部屋の写真を用意して、
→自分の部屋の写真を撮ってみる
→見比べて、どこを変えたら理想の部屋に近づくか考える
→実際に片づける
を繰り返すと、部屋の片づけがはかどります。

最初は大体「え、私の部屋、物多すぎ?!」と愕然とするところから始まるので、是非ミニマリストの世界に足を踏み入れて下さい(=・ω・=)
いいぞ、ミニマリスト。余計なもの買わなくなる分お金が溜まりやすくなる。

閑話休題。

撮影した画像を、Affinityで開いてください。
「ファイル」-「開く」からでも、ソフト上にドラッグ&ドロップしてもOK。
(ROWからの現像とか、難しいことはしばらく後で解説します(=・ω・=)まずはスマホで撮ったjpg画像の簡単な加工から)

iPhoneの人はHEICかもしれませんが、たぶん普通に開けると思います。
(自分はiPhoneだけどWindowsユーザーなので、「設定」-「カメラ」ー「フォーマット」で「互換性優先」にしてjpg変換してます(=・ω・=))
Affinity Photoで開いた室内写真のワークスペース画面
例題として、ボクの部屋の写真を使って説明していきます。
……そこ。ミニマリストどこ行った? とか言わない。これでも大分減ったんだ。

みんなの気持ち的負担が減るよう、床掃除以外はNon片付けで公開です。
……正直、もっとちゃんと片づければよかった_(:3」∠)_

jpg画像を開くと、ピクセルスタジオが選択されると思います。
今までベクタースタジオや、自分で作ったスタジオを使ってきましたが、今回からしばらくは「ピクセルスタジオ」を使って作業していきます。
ツールバーに表示されるピクセルレイヤーの画像情報とカラーモード表示
右上に、撮った写真の情報が表示されます。
iPhoneSE3の背面カメラ、4032x3024pxの大きさで撮影。カラーモードはRGB DisplayP3

細かい内容は分からないでOKです。
どんなカメラで、サイズいくつで、カラーモード何? とか謎の暗号を聞かれたら、ここを見れば書いてありそうだなーくらいの感覚で覚えておいてください。

それでは、さっそく加工をしていきましょう!

迅速な調整パネルの開き方

1.メニューから「ウィンドウ」-「一般」-「迅速な調整」をクリックする

この「迅速な調整」ですが、ちょっと翻訳が微妙&AffinityHelpでは「クイック調整」となっているので、もしかしたら将来名前が変わるかもしれません。
大体この位置にあるので、もし名前が変わっていたらそれっぽいのを探してください。
ウィンドウメニュー内の迅速な調整(クイック調整パネル)の選択項目

2.迅速な調整パネルが開かれました。

迅速な調整パネル(クイック調整パネル)の各種スライダー一覧
あとは、加工したいレイヤーを選択した状態で、このパネルを使って調整していきます。
調整の仕方は、今どきの若者ならやり慣れてるであろうスマホの画像加工と一緒なんですが、一応簡単な解説を。

露出

左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。
画像全体の明るさを調整します。
クイック調整パネルの露出スライダーによる明るさ変化の比較
リセットしたいときは、右の○マークを押すとリセットできます。
スライダー右横のリセットボタンの操作指示

明るさ

左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。
画像の中間部分の明るさを変えるので、露出ほど黒潰れしたり、白飛びしたりしません。
ガンマみたいなもの、っていうと分かりやすいかな?
明るさスライダー調整による室内写真の視認性変化
ちなみに、「黒潰れ」「白飛び」は、黒い部分、または白い部分に陰影がなく、のっぺりとつぶれてしまった状態をいいます。
黒くて見えない、白くて見えない、みたいな感じ。

黒いけれど、わずかに陰影があり、そこにあるものの形が分かる、というのが理想の状態。
(逆光の写真とか、主題を目立たせるためにわざと白飛びさせて背景を飛ばす方法もあるけど(=・ω・=))

露出は全体の明るさを調整するので、最初に調整するといいです。
一番明るい所まで暗くなっていたら、露出を使って白飛びしない程度に明るくします。
露出調整によりディテールを保持しつつ明るさを上げた例
逆に、明るい場所の陰影が消えていたら、露出をマイナスにします。
写真を撮った時に完全に飛んでいたらどうしようもないけれど。
できるだけ黒潰れ・白飛びしないように撮影の段階で露出補正するのが理想です。
露出オーバーを抑えるマイナス補正の例
カメラで撮るときに撮りたいものをタッチすると、ピント合わせと同時に露出を合わせてくれることが多いので、そんなに変なことになることは少ないかと。

カメラでピントを合わせた後、上下に指を動かすと露出を調整する機能があったりします。
そこらへんは、お手持ちのスマホの取説を見て下さい(=・ω・=)

露出を調整した後で、まだもうちょっと明るくしたいな~と思ったら、「明るさ」を調整します。
露出と明るさを組み合わせた最終的なトーン調整結果
一応、こう解説していますが、やり方は人に寄って違うので、あくまで一例として覚えておいてください。
こういうやり方もあるよ、ってことで。

正直、自分も別の機能使って調整しちゃうことが多い(=・ω・=)

これからいろんなやり方を解説していくので、その中で自分がやりやすい方法を選んで使ってみて下さい。

コントラスト

画像のコントラスト、明るい部分と暗い部分の差を大きくします。
左に行くほど弱く、右に行くほど強くなります。
コントラストスライダー調整による画像の明暗差の変化
コントラストが弱いと、やさしく、眠い雰囲気に。ノスタルジーっぽく。
コントラストが強いと力強く、派手な印象になります。
ローコントラストとハイコントラストの印象の違いを比較した画像
左は柔らかくて、やさしい感じ。
キャッチコピーを入れるなら、「ちょっと一息。夏、味わおう?」みたいな感じ。

右はガツンと勢いがあって、たくましい感じ。
キャッチコピーを入れるなら、「夏! 最高の炭酸飲料でシャキッと決めようぜ!」みたいな感じ。

自分の好きなように調整してあげて下さい。

シャドウ

画像の暗い部分を調整します。
この画像で言うと、モニター部分や、天井の布団部分が暗い部分にあたります。
左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。

黒潰れしてるけど露出を上げたくない! ってときは、このシャドウを使って上げてあげます。
あまり上げ過ぎると、コントラストが低くなります。

逆に、コントラストが低くて黒がグレーっぽくなっちゃってるなーって写真を、シャドウを使って黒くして写真を引き締める、なんて使い方もしたりします。
シャドウ調整により暗部を持ち上げてディテールを復活させた例

ハイライト

シャドウに対抗して、画像の明るい部分を調整します。
同じように、白飛びしちゃってるけど露出を下げたくない、という時に、ハイライトで調整してあげたりします。
ハイライト調整により明るい部分の質感を回復させた例

色相

全体の色合いをずらします。
色を変えたいとか、特殊な場合以外あんまり使わないです。
色相スライダーによる画像全体の色の変化(サイケデリックな効果)

彩度

画像の鮮やかさを調整します。
左に行くほど色がなくなり、右に行くほど色が鮮やかになります。
彩度調整による鮮やかさの強調とモノクロへの変化
植物の色や空の青さなど、人は「これはこの色だよね!」とある程度の物の色を記憶しています。
それを英語では「memory color」、日本語では「記憶色」と言います。

「リンゴって赤いよね!」という意識のまま実際のリンゴを見ると、「あれ? 思ってたより黄色っぽい??」ってなったりします。

実際のものより明るく、彩度を強く記憶しがちなので、撮った写真は気持ち明るく、彩度を強くしてあげると印象を近づけることができます。
記憶色に基づき彩度と明るさを調整して印象を良くした写真
(正確には彩度をただ上げるんじゃなく、肌色は彩度下げつつ明るく血色よくしたり、空は濃いめの青にしたり、夕焼けは赤やオレンジを強めにしたり、と細かく調整します。
デジカメによっては、その作業を自動でやってくれるカメラもあったりします。
商品写真など、色の再現が必要な写真を撮るときにその機能をONにしていると、色合わせが大変になります💀
そこら辺の話は、そのうちROW現像の解説の時にでも……)

ホワイトバランス温度

色被りを調整します。白いものを白く見せるための色調整。
左に行くほど青く、右に行くほど黄色くなります。

ちょっとホワイトバランス関係は、このスライダーで合わせようとするとテクニックが要るので、次回にまとめて解説します。
ホワイトバランス温度スライダーによる寒色系・暖色系の色調変化

ホワイトバランスの色合い

左に行くほど緑色に、右に行くほどマゼンタ色になります。
ホワイトバランスの色合いスライダーによるグリーン・マゼンタの補正
スライダーで合わせようとすると滅茶滅茶めんどいので、ボタン1個で合わせるテクニックを次回紹介します(=・ω・=)

シャープさ

物のフチを強調して、くっきりとシャープに見せます。
シャープさスライダーにより輪郭を際立たせた画像比較
フチがしっかり際立ちますが、あまり強く掛け過ぎるとノイズが乗ります。
シャープさ強調による室内の備品や布の質感の変化
左の布のしわがくっきり出ていたり、マイクアームの境界がくっきりしていたり。
(みみかきとハサミ、片づけてから写真撮ればよかった(´・ω・`) 一番よく使うからつい……)

明瞭度

中間部分のコントラストを上げ、物をくっきりさせることができます。

シャープは輪郭部分をはっきりさせるのに対して、明瞭度は輪郭以外の部分のコントラストもあげるので、よりはっきりとしやすいです。
明瞭度スライダー調整による被写体のディテール強調
明瞭度を上げた際のマイクや周辺機器の質感変化の比較
左側の布の質感と、マイクのスポンジの質感が出ている。

以上を駆使して、なんかいい感じに写真を仕上げて下さい。

ちなみに、すべての調整を取り消しして最初からやり直したいときは、右上にあるパネルオプションから「調整をリセット」をクリックしてください。
クイック調整パネル右上のパネルオプション(三本線)メニュー
メニュー内の調整をリセット項目を選択する様子
ふと、レイヤーパネルを見ると、何やらいつの間に画像の横に変なアイコンが増えています。
ピクセルレイヤーの横に表示された調整アイコンの状態
左の方にある > をクリックして展開してみると、なにやら知らない間に大量のレイヤーが作られていたようです。
レイヤーパネル内で展開された複数の調整レイヤーの一覧
次回、このいきなり増えてた謎のレイヤー、「調整レイヤー」について解説します!
同時に今回飛ばした「ホワイトバランス」の解説も一緒にします。

多分、今回部屋の写真加工してても「おもんない!」って思った人多いと思うので、
次回用に、植物でも好きなフィギュアでも夕焼けでも街並みでも猫でも何でもいいので、写真を何枚か撮っておいてもらえるとありがたいです。
ちょっと家の外に出て、道路に生えてる草を撮るのでOK!
窓から空を撮影するのでもOKです。

自分で撮った写真を加工したほうが、できることが広がった! と感じやすいので、是非とも撮影よろしくお願いいたします(=・ω・=)

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その18 に続く

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