
一枚のアートボードから複数の画像を書き出す、「スライス」について解説します。
2枚の画像を組み合わせて1枚になるような、そんなデザインを作りたいとき。
アートボードを2つ並べて作ろうとすると、アートボードごとにクリッピングされてしまう上に、書き出しもアートボードコンテナごとにされてしまいます。
ここら辺の詳しい解説は「アートボードをまたがったデザインを作る方法/Affinity3」をご覧ください。
どうしてもアートボードを並べて作りたい、という人向けに対処法を紹介しています。
そんなときは「スライス」という機能を使って作成すると便利です。
それでは、早速スライスを使って、2枚が繋がったデザインを作っていきましょう。
1.2枚を組み合わせた大きさのキャンバスを用意し、デザインをする。
今回は1000px×1000pxを2枚組み合わせたデザインを作成します。
2枚合体させた2000px×1000pxサイズのキャンバスを作り、デザインをします。
2.スライススタジオに切り替える
スライススタジオが表示されていない場合は、スタジオの右側にある3つの点、「スタジオマネージャー」をクリックして、「スライス」を選択してください。
右側のトグルボタンをON(青くする)と、スライススタジオを常に表示させることができます。
よく使う人はONにしておくといいかも。
3.ツールから「スライスツール」をクリックする
4.書き出ししたい範囲をドラッグして選択する
画面の半分ずつをドラッグして囲み、ふたつのスライスを作ります。
小さい文字ですが、青いスライス名が表示されている部分に、サイズも表示されるので、ちゃんと1000px×1000pxになっているか確認します。
なっていなかった場合はドラッグして、サイズを合わせて下さい。
スライス作成は普通の長方形ツールなどと同じように、Shiftで縦横比を固定したり、Ctrlで中心から描画したり、Altを押してスナップを解除することができます。
5.右下にある、スライスパネルをクリックして表示します。
このスライスパネルで、書き出しの詳細を決めていきます。
一番上が、キャンバス全体。
スライス1が、1つ目に作ったスライス(左側)
スライス2が、2番目に作ったスライス(右側)です。
6.名前を変更する
左側の > をクリックしてパネルを展開すると、いろいろと設定する画面が出てきます。
一番上の(スライス名は必須です)と書かれている部分をクリックして、スライス名を指定しましょう。
スライス1、スライス2も、それぞれ以下のように分かりやすく名前を変えてみます。
7.エクスポートする、しないを切り替える
各スライスの右側にある目のマークで、エクスポート(出力)をする・しない、を選べます。
今回は全体の画面も出力したいので、クリックして目のマークを表示させてあげます。
8.書き出し形式を指定する
各スライスごとに、書き出しのファイル形式を選択できます。
今回はJPEG(高品質)を選びました。
プラスマークをクリックすることで、他の書き出し形式やサイズ違いも出力することができます。
とりあえず今回はjpg1枚だけにしておきます。
左上の×を押すと、増やした出力形式を削除できます。
9.「全体」スライスの設定をコピーする
スライス左とスライス右にも、この書き出し設定を適用しましょう。
「全体」のスライスを選択し、右上の「書き出しフォーマットをクリップボードにコピー」をクリックします。
「書き出しフォーマットをクリップボードにコピー」を押すときは、コピーしたいスライスを選択した状態で押してください。
個別の書き出し設定をクリックした状態で押すと、貼付け時も個別の書き出し設定を選択する必要があります。
コピー元とコピー先の選択場所は合わせる必要があります。
今回は個別の書き出し設定ではなく、一括で設定したいので、大元のスライスを選択してください。
10.スライス左とスライス右を選択して、書き出し設定をペーストする
スライス左とスライス右を選択し、右上の「書き出しセットアップをクリップボードから置換」ボタンを押します。
スライスを複数選択するときは、Shiftを押しながらクリックします。
これで、書き出し設定がコピペできました。
量が多いときなど、いちいち設定しているとめんどいので覚えておくと便利です。
ちなみに、jpgの品質など、もっと詳しく書き出し設定を指定したいときは、右上にある「書き出しオプション」パネルでさらに詳しく指定できます。
11.スライス書き出しをクリックする
書き出し設定が終わったら、一番下の「スライスを書き出し」をクリックし、保存場所を指定します。
無事、3つの画像が書き出されました。おめでとうございます!
スライスを使えば、全体の中の一部分を出力したり……
重ねて合成した画像から、レイヤーごとに画像を書き出したりできます。
主にWebデザインをして、パーツを書き出す用途に使われたりします。
そこら辺の詳しい解説は、いつかそのうち「スライスパネル」について解説予定……
が、Affinity初心者講座に沿って記事書いてるので、しばらく後になる予定(´・ω・`)ヤッテルコト コウド ナンダモン……
しばらく経ったのちに、またブログを見に来てもらえるとうれしいです。
少しでも参考になれば!