ブール演算/Affinity3

2026-06-16

Affinity パソコン関係

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Affinity Designerのブール演算解説アイキャッチ画像。カラフルな図形が重なり合うデザイン
図形を使って絵を描くときに便利な、「ブール演算」について解説します。
Affinity Designerのツールバーに表示されるブール演算(追加、型抜き、交差、排他的論理和、分割)のアイコン
ベクタースタジオのツールバーに「ブール演算」があります。
メニューの「ベクター」-「ジオメトリ」からも選択可能です。
Affinity Designerの画面上部にあるジオメトリメニュー内の各ブール演算コマンドのリスト

ブール演算って?

ブール演算・ブーリアン演算・論理演算 は数学の授業で習ったって人も多いのではないでしょうか?

そんなの覚えてねぇよ! って方も安心してください。
その時に出てくる「ベン図」を思い出してもらえると分かりやすいってだけで、習ってなくてもアイコンの形を見れば大体分かります。
ブール演算の概念を説明するための、2つの円が重なったベン図のイラスト
選択した図形を、以下のアイコンのように処理します。
追加、型抜き、交差、排他的論理和、分割の各操作を視覚的に示すブール演算の機能アイコン
Illustratorでは「パスファインダー」と呼ばれています。
Blenderでは「ブーリアン」
なんだかんだで結構使う機能です。

追加

選択した図形を合体します。
色は下にある図形の色が適用されます。
追加(合体)操作の例。ピンクと青の円が重なり、一つの図形に合体される様子

型抜き

上にあるオブジェクトで、下のオブジェクトを型抜きします。
型抜き操作の例。円がもう一方の円に重なった部分が削り取られ、三日月のような形になる様子
複数選択している時は、一番下の図形が、上にある複数の図形の形で切り抜かれます。
複数の図形を使用した型抜きの例。下層の四角形が上層の複数の円によって切り抜かれる様子

交差

選択したオブジェクトが交差している部分のみを抜き出します。
交差操作の例。2つの円が重なっている中央のラグビーボール状のパーツのみが残る様子
複数選択しているときは、その全部のオブジェクトが重なったところだけを抜き出します。
3つ以上の図形が重なった部分だけを抜き出す交差操作の例

排他的論理和(中マド)

重なっている部分を透明にして、ひとつの複合オブジェクトにします。
色は下にあるオブジェクトの色になります。
排他的論理和(中マド)の例。2つの円が重なった部分が白く抜け、重なっていない部分のみに色が残る様子
複数の時はちょっとややこしいかも。
2個が重なっているところは透明で、3個重なるところは色有りになります。
4個でまた透明に。
4つの円を重ねた排他的論理和の例。重なる数によって色が塗られたり抜けたりする複雑なパターンの図形
こんな風に丸を重ねてから「中マド」をすれば、なんかかっこいい図形が描けます。
中マドを利用して描かれた、幾何学的でスタイリッシュな重なりを持つ複数の円の図形
……が、コレ……印刷ちゃんと出るかな……?(=・ω・=;)
一応PDF書き出ししてイラレで確認したら複合パスになってたんで、たぶん大丈夫だとは思いますが……。

分割

重なった部分で分割したオブジェクトを作成します。
交差したところは上にあるオブジェクトの色になります。
分割操作の例。2つの円が重なり、それぞれの独立した部分と重なった部分の計3つのパーツに分かれる様子
切りたい場所に直線を引いて「分割」を押せば、パーツを分けられるので便利です。
円の上に直線を重ねて分割操作を行い、円が上下2つの半円パーツに切り分けられた状態

キーオブジェクトを使用した型抜き

通常の型抜きでは、下にあるものが抜かれますが
通常の型抜き操作。上にある円の形で下にある四角形が切り抜かれる基本的な動作
Alt+クリックでキーオブジェクトを指定すれば、下にある図形で上にあるキーオブジェクトを切り抜くことができます。
Altキー併用によるキーオブジェクト型抜き。下にある四角形の形で上にある円が切り抜かれる特殊な操作

穴をぬりつぶし

メニューの「ベクター」-「穴をぬりつぶし」をクリックすると、オブジェクトにある穴をぬりつぶすことができます。
シルエットが欲しい時とかに。
ドーナツ状の穴がある複雑な図形。中央に空白部分がある状態
「穴をぬりつぶし」実行後。図形内部の空白がすべて塗りつぶされ、完全なシルエットになった状態

複合オブジェクト

通常、ブール演算で処理したオブジェクトはひとつのカーブになります。
通常のブール演算結果。レイヤーパネル上で「カーブ」という単一のレイヤーに統合されている状態
後で調整したいなー、もうちょっと2つの丸をくっつけたり離したりしたいなー、という時は「複合オブジェクト」を使うと便利です。

やり方は、ブール演算のアイコンをクリックするときに、「ALTを押しながらクリック」するだけです。
Altキーを押しながらブール演算アイコンをクリックして複合オブジェクトを作成する操作のガイド
すると、レイヤーパネルの表示が「複合」になります。
レイヤーパネル内の「複合」レイヤー。展開すると元の図形レイヤーが保持されていることが確認できる
中のレイヤーを選択して移動すると、微調整することができます。
複合レイヤーの中の円を移動させ、リアルタイムに型抜きや合体の形状が変化する微調整の様子
複合パスを解除したいときは、中に入っているレイヤーをドラッグ&ドロップで外に出すか、メニューの「ベクター」-「複合オブジェクトを解除」でできます。

複合オブジェクトは、メニューの「ベクター」-「ジオメトリ」-「複合」からも作ることができます。
Affinity Designerのメニューバーから「ベクター」>「ジオメトリ」>「複合」を選択する手順
後で微調整できるのが何気に便利なので、最初は「複合オブジェクト」で作っておいて、完成したらブール演算で確定させると楽です。
複数の円を組み合わせて作成された複雑な幾何学文様のデザイン例
ブール演算を応用して描かれた、色とりどりの図形が重なり合う抽象的なイラストレーション
また、もっと複雑な形を作りたいときは「シェイプビルダーツール」を使うと便利です。
シェイプビルダーツールの使い方はこちら。

「シェイプビルダーツール/Affinity3」

少しでも参考になれば!(=・ω・=)

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