ラスターブラシ設定01/Affinity3 一般

2026-08-01

Affinity パソコン関係

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Affinityのラスターブラシ設定ダイアログの各パラメーター解説(一般タブ)のブログアイキャッチ画像
「ペイントブラシツール/Affinity3」 の続き。
共通項目はそっちのほうで解説しているので、先に見ておいてもらえると助かります。
Affinityのラスターブラシ設定ダイアログの一般タブ画面。名前、サイズ、累積、硬さ、間隔、流量、シェイプ、回転、描画モード、ウェットエッジ、カスタム、関連ツールの設定項目一覧

名前

ブラシ名です。

サイズ

ブラシのサイズです。右に行くほど大きくなります。

累積

ブラシに適用される不透明度です。
ブラシそのものの濃さを調整します。

ブラシの形にかかる不透明度が「累積」で、
ブラシで描いた線全体に適用される不透明度が「不透明度」です。

「累積」で半透明になっているものを、「不透明度」でさらに薄くすることができます。
ブラシの間隔を50%に設定し、左端から右端へ描画したサンプルの比較。不透明度と累積のパーセンテージによる描画結果の違い
間隔50%で左端クリック→右端Shiftクリックで描画。一番左だけ2回書いた状態。

「不透明100%と累積50%」、「不透明50%と累積100%」の結果が一緒ってことは、不透明と累積、まったく一緒じゃん(=・ω・=) ってなりますが、「ウェットエッジ」にチェックを入れると、結果が変わってきます。
ウェットエッジ有効時にブラシのストロークを2本重ねて塗った際の発色テスト(不透明度と累積の比較)
2筆目を重ねて塗ってみたもの
ウェットエッジ設定下で不透明度100%・累積50%の方が、不透明度50%・累積100%よりも色が濃くなる描画結果の検証
なぜか累積50%の方が色が濃くなる謎。
おそらくウェットエッジの処理が、ブラシの薄い部分を逆に濃くすることで、水彩っぽいにじみ効果を出しているからだと思われ。

流石に10%にすると薄くなるけど、累積を下げていくほどに濃くなります。
とある%まで濃くなっていって、それ超えると逆に薄くなってくみたい。
一筆書きの重ね塗りと筆を離して重ね塗りした際の発色の変化、およびマルチブラシでの累積と不透明度の挙動解説
とまぁ、多少ブラシによってイレギュラーはありますが、挙動は不透明とほぼ一緒です。
一筆書きで重ねても色は濃くならないけど、一旦筆を離して重ねると濃くなります。

ウェットエッジに限らず、ブラシの形になんらかの効果がかかる設定だと、「累積」と「不透明度」の結果が変わってきます

ブラシの形に不透明をかけることができるので、マルチブラシなど、複数のブラシ設定を同時にかけるときに、片方だけ不透明50%、片方だけ100%、という設定ができます。
マルチブラシについては後程解説。

翻訳の関係で、たまーにFlow(流量)とごっちゃになってます(´・ω・`)
累積=Accumulationです。
不透明はOpacity。

硬さ

ブラシの固さを指定します。
%が小さくなるにつれて、ブラシの周囲がぼけます。

詳しくは「ペイントブラシツール/Affinity3」参照。

間隔

ブラシとブラシの間隔を指定します。
ブラシの先端で打った点を、「間隔」の幅で重ねてる感じ。
ブラシの間隔(Spacing)の数値を変更したときのストロークの変化。点線から連続した線に変わる様子の比較

流量

インクが出る量を調整します。
詳しくは「ペイントブラシツール/Affinity3」参照。

シェイプ

ブラシの形を細く変化させます。
ブラシのシェイプ(真円率)を変更して、先端を楕円や平らな形に潰した状態のプレビュー

回転

ブラシの角度を指定します。
シェイプをかけていと分かりやすいですね。
ブラシの回転パラメーターを変更し、斜めに傾いた楕円状のブラシ先端のプレビュー表示

描画モード

ブレンドモードを指定します。

ウェットエッジ

ウェットエッジのON/OFF/特に指定しない を選べます。

カスタム

ウェットエッジの色のかかり具合を指定できます。
「カスタム」にチェックを入れないと、プロファイルをいじっても反映されません。

例えば、以下のようにプロファイルを設定すると、フチが濃くて、その内側がちょっと明るくて、中は薄めの色、というウェットエッジが作れます。
ウェットエッジのカスタムプロファイル(グラフ)を設定して、縁や内側の色の濃淡をコントロールしている画面
左に行くほど外側、右に行くほど内側
上に行くほど濃く、下に行くほど薄く、です。
フチ部分の濃さを指定します。
カスタムプロファイル設定による、外側が濃く内側が薄い水彩風のにじみエッジが表現されたブラシストローク
一番外側に色を入れちゃうと変なことになるので、左下は0位置にすることをオススメします。
左下のグラフポイントを0位置に調整して不自然なフチを修正したウェットエッジブラシのストロークサンプル

関連ツール

このブラシはこのツールで使いたい! という希望があるときに、そのツールを指定します。
指定すると、ブラシの右側にそのツールのアイコンが表示され、
選択すると、自動的に指定したツールに切り替わります。
ブラシ設定の関連ツール項目で特定のツール(ペイントブラシツール等)を選択・指定するドロップダウンメニュー画面
自動的にツールを切り替えたくない、というときは「Shift+ALTキー」を押しながらクリックしてください。
ブラシ設定の使える部分だけを読み込むことができます。
(ピクセルツールで硬さとかは使えない)

ツールからいろんなブラシを選択するのめんどいので、自分は関連ツール登録してブラシパネルから呼び出しちゃってます(=・ω・=)
意外と便利。

リセット

ブラシ設定を、パネルを表示したときの状態に戻します。

気をつけて欲しいのが、「変更前の状態に戻す」のではなく、「パネルを開いたときの状態に戻す」ということです。

ちょっとだけ設定を変えて→閉じる→最初の設定に戻そう~とリセットを押しても、戻りません。パネルを開いたときの状態に戻るだけです。

また使いたい設定があるときは、「名前をつけて保存」でこまめに保存してください。

名前をつけて保存

作成したブラシ設定を保存します。
作成したブラシは、ブラシパネルで選択中のカテゴリに保存されるので注意してください。
ブラシパネルを表示して、カテゴリを選択してから「名前をつけて保存」しましょう。

上書きに注意!

ラスターブラシ設定ですが、ちょっと今回だけ…と設定をいじるつもりが、いつの間にか「変更モード」になっていて、ブラシ設定を上書きしてしまいやすいです。
ブラシ編集パネルの上部タイトルバー。一時変更状態の『ブラシ - 選択範囲』と、上書きモードとなる『編集 [ブラシ名]』の表示の違い
編集時のパネルの名前が、「選択範囲」になっている時は大丈夫ですが、「編集[ブラシ名]」になっている時は、「閉じる」ボタンを押した瞬間にブラシ設定が上書きされます。

ブラシパネルで選択時に、フチが青いときはデフォルトのブラシを使用。
縁が赤いときは、なにか変更を加えたときのブラシを使用、という意味です。

縁が赤いときにラスターブラシ設定を開いと「ブラシ-選択範囲」となりますが、
デフォルトブラシの時に設定を開くと、「編集」になりやすいです。
コンテキストツールバーの右端にある『その他』ボタンの位置。安全に『ブラシ - 選択範囲』として設定パネルを開く手順の解説
ブラシパネルから開くと編集になりやすいので、コンテキストツールバーの「その他」から開くようにして下さい。
「その他」から開けば、「ブラシ-選択範囲」になるハズ……。

……ってか、「閉じる」で上書きじゃなく、別途上書きボタンつけてくれ~(´・ω・`)

デフォルトのブラシ間違って上書きしちゃったふざけんなーって時は、メニューの「編集」-「設定」-「その他」ー「ブラシをリセット」から元に戻せます。

リセットする前に、作成したブラシをエクスポートするのを忘れずに!
Affinityの設定ダイアログ内にある『その他』セクション画面。ユーザーデータを復元・初期化するための『ブラシをリセット』ボタンの位置
ちなみに、「ブラシ-選択範囲」の時に指定した設定は、違うブラシを選択すると消えてしまいます。
保存されているように見えても、赤いフチの時は、別のブラシを選択すると設定が消えてしまいます。
もう一度使いたいときは、こまめに「名前をつけて保存」してあげて下さい。

ラスターブラシ設定02 に続く

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