フィルタ―⑱/Affinity3 ビネット・ビネットを除去・色収差・白マットを削除・黒マットを削除

2026-06-01

Affinity パソコン関係

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Affinity Photoのビネット・色収差・フリンジ除去フィルタ解説のブログサムネイル画像
フィルタ―⑰/Affinity3 塗りつぶし・前景色背景色で塗りつぶす・マット・自動フィルタ の続き

ビネット

画像の四隅を明るくしたり、暗くしたりすることができます。
レンズの関係でフチが暗くなっちゃったときにビネットを使って明るくしたり、
逆に中心に注目してもらう為、うっすらビネットで周囲を暗くしたりします。
Affinity Photoのライブビネットフィルタ設定パネル(露出、硬さ、スケール、シェイプのスライダ)
写真の周囲をビネットフィルタで暗く加工したビフォーアフターの比較画像

露出

左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。
ビネットフィルタの露出スライダを調整して周囲を暗く設定している様子

硬さ

左に行くほど円のフチがぼやけてふんわりと効果を付けることができます。
右に行くとはっきりとした境界になります。
ビネットフィルタの硬さスライダを調整して境界のぼかし具合を設定している様子

スケール

円の大きさを指定します。
左に行くほど円が小さくなり、右に行くほど円が大きくなります。
ビネットフィルタのスケールスライダを調整して効果の範囲(円の大きさ)を設定している様子

シェイプ

左に行くほど、円形から楕円形へ形を変えることができます。
ビネットフィルタのシェイプスライダを調整して円から楕円形へ歪みを設定している様子

ビネットを除去(フィルタ―のみ)

「ビネット」と似ていて、こちらはビネットの削除を自動でやってくれます。
Affinity Photoのビネットを除去フィルタ設定画面(強度スライダ)

強度

どのくらいの強さでビネットを削除するか指定できます。
左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。

大体デフォルトでちょうどいいように調整してくれるのかな?
普通のカメラで発生したビネットは、これで大体取れる……ハズ。

色収差(しきしゅうさ)(フィルタ―のみ)

レンズで光が屈折する際に、RGBの各色がずれて、画像のフチに赤や青などの色ずれが発生することがあります。

※AIで無理やり生成した色収差。ほんと、こんな感じになります。
写真のエッジに赤や青の色ずれ(色収差)が発生しているイメージ画像
その発生した色ずれを、色がずれにくいGを基準にして自動で直してくれるのが「色収差」フィルターです。
色収差フィルタを適用してエッジの色ずれを補正する前後の比較画像
切り抜き作業をする前に「フリンジ除去」など、他の作業をする前にかけてあげる必要があります。

ちなみに、この後解説する「フリンジ除去」は、色収差の中でも「コントラストの強いものを撮影したときに出る偽色」のことをさします。
フリンジは色収差の一部です。

「色収差」フィルターは自動調整なので、たまーに色収差だけだと消えないことがあります。
その際は、色収差の後に「フリンジ除去」フィルターを使うと消せたりするので、試してみて下さい。

フリンジ除去

Affinity Photoのフリンジ除去フィルタ設定パネル(カラー、許容量、半径、エッジ明るさのしきい値の設定)
白背景に黒いものを撮影したときなど、コントラストの強いものを撮影したときに商品のフチに偽色が走ることがあります。(デジカメのレンズとイメージセンサーの問題)
よくあるのが、白と黒の境界線に、紫色の色が見えることです。
(こんな感じ、というイメージ画像をAIで生成)
高コントラストなエッジ部分に紫色の偽色(フリンジ)が発生している拡大イメージ画像
切り抜き作業をするときに邪魔ですし、写真としてキレイではないので、ROWから現像するときにフリンジ除去をして取り除きます。

それを、フィルターでやってくれるのがこの機能です。
できるだけ最初の現像時に取り除く方がいいですが、後で気づいたときやもらったデータの時は、この機能で取り除いてあげて下さい。

カラーのフリンジ

消したい色を選びます。
今回は紫色を消したいので、紫色の上に〇をもってきました。
画像をクリックして指定もできます。
フリンジ除去フィルタのカラーホイールで除去したい色(紫)を選択している様子
結構フィルターが重くなりやすいので、プレビュー表示されるまで時間がかかると思ってください。
ちょっと放置しながらやった方がいいくらい。

補色色相も削除

紫色の偽色が出ている時、黄色のフリンジも出ることがあります。
補色色相も削除にチェックを入れると、そちらも消してくれるので、チェックを入れておくと便利です。

許容量

似た色をどれだけ範囲とするか決めます。消したい色が消えるまで大きくして、消したくない場所まで消えてしまったら小さくして、調整してください。
フリンジ除去フィルタの許容量スライダを調整している操作画面

半径

フリンジの半径を調整します。フリンジの色が消えるギリギリを狙って調整してください。
フリンジ除去フィルタの半径スライダを調整して除去範囲を指定している操作画面

エッジ明るさのしきい値

明るさの差がどのくらいあるとフリンジを消すか指定できます。
左に行くほどよく消えて、右に行くほど小さな範囲が消えるようになります。
これも、ギリギリ消えるぐらいに調整してください。
フリンジ除去フィルタのエッジ明るさのしきい値を調整している操作画面
写真のエッジの紫フリンジが綺麗に除去された比較画像
フリンジがあると切り抜きしにくいので、黒商品を切り抜くときに結構使います。

色収差で取りきれなかった色ブレも、フリンジ除去で取れます。
色収差とフリンジ除去を組み合わせて写真を補正した後の鮮明な拡大画像

  白マットを削除/黒マットを削除(フィルタ―のみ)

Affinity Photoのフィルタメニューからカラー、白マットを削除を選択している画面
髪の毛など、ものを切り抜いた後、周囲に背景の色が残ってしまうことがあります。

白マットを削除」は周囲に残った白フチをキレイに削除してくれます。
黒マットを削除」は周囲に残った黒フチをキレイに削除してくれます。

「アルファによる乗算」「アルファによる除算」も組み合わせると、切り抜きのフチをキレイに消すことができます。

選択範囲の「調整」と組み合わせて使うと便利な機能です。
選択範囲の調整/Affinity3
あと覚えておくと楽なゴリ押し方法として、どうしても残ってしまった白マットの場合、消したい範囲を「フリーハンド選択ツール」で投げ縄選択し、「フィルター」-「カラー」-「背景の紙を削除」で、白い部分を問答無用で消すことができます。
背景の紙を削除フィルタを適用して白背景を除去しようとしている様子
ただ、白い部分を問答無用で行くので、ちょっとでも白が含まれている画像には向きません。
ソファー部分は細かい白のハイライトが入っているので不自然に。
背景の紙を削除により白フチだけでなく必要なハイライト部分まで消えてしまった例
黒い髪の毛など、白がないものには有効なので困った時に思い出してください。
大体「選択範囲の調整」と「白マット削除」で何とかなると思うけど。

フィルタ―⑲/Affinity3 に続く

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