
フィルタ―⑰/Affinity3 塗りつぶし・前景色背景色で塗りつぶす・マット・自動フィルタ の続き
ビネット
画像の四隅を明るくしたり、暗くしたりすることができます。レンズの関係でフチが暗くなっちゃったときにビネットを使って明るくしたり、
逆に中心に注目してもらう為、うっすらビネットで周囲を暗くしたりします。
露出
左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。硬さ
左に行くほど円のフチがぼやけてふんわりと効果を付けることができます。右に行くとはっきりとした境界になります。
スケール
円の大きさを指定します。左に行くほど円が小さくなり、右に行くほど円が大きくなります。
シェイプ
左に行くほど、円形から楕円形へ形を変えることができます。ビネットを除去(フィルタ―のみ)
「ビネット」と似ていて、こちらはビネットの削除を自動でやってくれます。強度
どのくらいの強さでビネットを削除するか指定できます。左に行くほど暗く、右に行くほど明るくなります。
大体デフォルトでちょうどいいように調整してくれるのかな?
普通のカメラで発生したビネットは、これで大体取れる……ハズ。
色収差(しきしゅうさ)(フィルタ―のみ)
レンズで光が屈折する際に、RGBの各色がずれて、画像のフチに赤や青などの色ずれが発生することがあります。※AIで無理やり生成した色収差。ほんと、こんな感じになります。
その発生した色ずれを、色がずれにくいGを基準にして自動で直してくれるのが「色収差」フィルターです。
切り抜き作業をする前に「フリンジ除去」など、他の作業をする前にかけてあげる必要があります。
ちなみに、この後解説する「フリンジ除去」は、色収差の中でも「コントラストの強いものを撮影したときに出る偽色」のことをさします。
フリンジは色収差の一部です。
「色収差」フィルターは自動調整なので、たまーに色収差だけだと消えないことがあります。
その際は、色収差の後に「フリンジ除去」フィルターを使うと消せたりするので、試してみて下さい。
フリンジ除去
白背景に黒いものを撮影したときなど、コントラストの強いものを撮影したときに商品のフチに偽色が走ることがあります。(デジカメのレンズとイメージセンサーの問題)
よくあるのが、白と黒の境界線に、紫色の色が見えることです。
(こんな感じ、というイメージ画像をAIで生成)
切り抜き作業をするときに邪魔ですし、写真としてキレイではないので、ROWから現像するときにフリンジ除去をして取り除きます。
それを、フィルターでやってくれるのがこの機能です。
できるだけ最初の現像時に取り除く方がいいですが、後で気づいたときやもらったデータの時は、この機能で取り除いてあげて下さい。
カラーのフリンジ
消したい色を選びます。今回は紫色を消したいので、紫色の上に〇をもってきました。
画像をクリックして指定もできます。
結構フィルターが重くなりやすいので、プレビュー表示されるまで時間がかかると思ってください。
ちょっと放置しながらやった方がいいくらい。
補色色相も削除
紫色の偽色が出ている時、黄色のフリンジも出ることがあります。補色色相も削除にチェックを入れると、そちらも消してくれるので、チェックを入れておくと便利です。
許容量
似た色をどれだけ範囲とするか決めます。消したい色が消えるまで大きくして、消したくない場所まで消えてしまったら小さくして、調整してください。半径
フリンジの半径を調整します。フリンジの色が消えるギリギリを狙って調整してください。エッジ明るさのしきい値
明るさの差がどのくらいあるとフリンジを消すか指定できます。左に行くほどよく消えて、右に行くほど小さな範囲が消えるようになります。
これも、ギリギリ消えるぐらいに調整してください。
フリンジがあると切り抜きしにくいので、黒商品を切り抜くときに結構使います。
色収差で取りきれなかった色ブレも、フリンジ除去で取れます。
白マットを削除/黒マットを削除(フィルタ―のみ)
髪の毛など、ものを切り抜いた後、周囲に背景の色が残ってしまうことがあります。
「白マットを削除」は周囲に残った白フチをキレイに削除してくれます。
「黒マットを削除」は周囲に残った黒フチをキレイに削除してくれます。
「アルファによる乗算」「アルファによる除算」も組み合わせると、切り抜きのフチをキレイに消すことができます。
選択範囲の「調整」と組み合わせて使うと便利な機能です。
選択範囲の調整/Affinity3
あと覚えておくと楽なゴリ押し方法として、どうしても残ってしまった白マットの場合、消したい範囲を「フリーハンド選択ツール」で投げ縄選択し、「フィルター」-「カラー」-「背景の紙を削除」で、白い部分を問答無用で消すことができます。
ただ、白い部分を問答無用で行くので、ちょっとでも白が含まれている画像には向きません。
ソファー部分は細かい白のハイライトが入っているので不自然に。
黒い髪の毛など、白がないものには有効なので困った時に思い出してください。
大体「選択範囲の調整」と「白マット削除」で何とかなると思うけど。
フィルタ―⑲/Affinity3 に続く