ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その17 カーブ

Affinity中級者講座のブログサムネイル(初心者向けカーブの基本操作解説)
ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その16 コーナーツール・シェイプビルダーツール の続き

さて、カーブの編集に入る前に、カーブについて理解を深めておきましょう。
新しいことを学ぶときは、実際に作ってみて、触ってみると理解が早まります。

というわけで、カーブを描いてみましょう!

1.ベクターペルソナで「ペンツール」を選択する

ベクターペルソナでペンツールを選択します。
大体ここら辺の位置にあります。
ベクターペルソナのツールパネルにおけるペンツールのアイコン位置

2.コンテクストツールバーで「ペンモード」を選択する

コンテクストツールバーから、以下のアイコン(ペンモード)をクリックします。
コンテクストツールバーに表示されるペンツールのモード切り替え(ペンモード選択)

3.線の色を好きな色に、塗りの色をなしにする

コンテクストツールバーやカラーセレクタ、スウォッチやカラーパネルなど、好きな方法で、
線の色を好きな色に、塗りの色をなしにして下さい。

とりあえず見本では線の色を黒にしました。
コンテクストツールバーでの線の色(黒)と塗りの色(なし)の設定状態
いよいよ、線を書いてみましょう!

4.画面上を2回クリックする

好きな場所をクリックし、もう一度別の場所をクリックすると、その間に直線を引くことができます。
ペンツールを使用してキャンバス上に2つのノードを配置し直線を引いた状態

5.もう一か所クリックし、そのままボタンを離さずに引っ張る

もう一点好きな場所をクリックしてみましょう。
その際、クリックしたままボタンを離さずに、グイっと下にドラッグしてみて下さい。

すると、何やら謎の青い線が表示され、直線ではなく曲線になりました。
ペンツールでドラッグ操作を行い方向線(ハンドル)を伸ばして曲線を記述する様子
ペンツールでは、「カーブ」という、線の形を数値データで表したベクター線を書くことができます。
数値を使うので、一度書いた線を後から太さを変えたり、位置を変えたりなど、自由に変更できます。

また、拡大縮小したときに画質が劣化しません。
作成されたカーブオブジェクトのパス構造と選択されているノードの表示
難しいので、とりあえず「拡大してもキレイな線」とだけ覚えておきましょう(=・ω・=)

カーブは、「ノード」「セグメント」「ハンドル」という3つのパーツからできています。
ベクターオブジェクトにおけるノード、セグメント、ハンドルの位置図解
今回書いた線だと、こんな感じ。
実際に引いた曲線上のノード(点)とセグメント(線)のパーツ解説イラスト
ノードとは、カーブを構成する両端、または角度が変わる位置にある点です。
主に、マウスをクリックした位置に作られます。

セグメントは、そのノードをつなぐ線のことです。
勝手に作られるのであまり気にしないでいいです。これは忘れてOK。

大事なのは「ノード」と、そのセグメントの向きを指定する「ハンドル」です。

ハンドル」はノードから伸びる方向線で、セグメント(線)の方向を指定します。 試しにちょっといじってみましょう。

1.ノードツールを選択する

移動ツールと似ていますが、矢印の根元部分がないアイコンの方です。
ベクターペルソナだと上から3番目くらいにあります。
ツールパネルにおけるノードツールのアイコン位置

2.右端のノードをクリックする

右端のノードをクリックすると、ハンドルが表示されます。
ハンドルは、ノードが選択されたときだけ表示されます。
通常は非表示になっています。
ノードツールで右端のノードを選択してコントロールハンドルを表示させた状態

3.ハンドルの先端にある•を掴んで、下に引っ張る

ハンドルを掴んで下に引っ張ると、線の形が変わりました。
ノードを基準として、ハンドルの方向に線を引っ張っているような感じです。
ハンドルの先端の丸いポイントをドラッグして曲線の形状を調整する操作
ノードの部分を杭として、ロープという線(セグメント)が張ってある。
ハンドルの方向に人が引っ張っている、とイメージすると分かりやすいかな?
杭(ノード)から伸びるロープを人が引っ張るイメージによるハンドルの役割の概念図Geminiさんによるイメージ図

ハンドルの数だけ、引っ張っている人が居ると思っていいです。

それでは、これを踏まえて、カップの取っ手を見てみましょう。

見やすいよう、取っ手以外の線はレイヤーパネルで目のマークをクリックして、非表示にしておいてください。
レイヤーパネルで他のレイヤーを非表示にし取っ手のオブジェクトのみを表示した編集画面
ちなみに、レイヤーを右クリックして「その他を非表示」をクリックすると、右クリックしたレイヤー以外を一気に非表示にすることができます。ショートカットはCtrl+H。
何気に便利です。
レイヤーパネルのコンテキストメニューからその他を非表示を選択する操作
カップの取っ手の線をノードツールでクリックすると、ノードを見ることができます。
ノードをクリックすると、ハンドルも表示されます。
ノードツールで選択された取っ手のカーブパス上に並ぶ複数のノード
ノードをShiftを押しながらひとつひとつクリックしてみました。こんな感じでハンドルが表示されます。
複数のノードを同時選択してすべての方向線(ハンドル)を表示させた状態
杭(ノード)の数は5つ。
ハンドルというたくさんの人が居て、いろんな方向に思い思い引っ張っています。
杭と人を配置してAffinityのブラシでロープ(パス)を表現した自作の概念イメージイラスト
AIに書かせようとしたけれどうまくいかず上限に達し、杭と人だけ再利用して自分で作ったイメージ図(ロープはデフォルトのAffinityブラシ)

大体、ノードとハンドルのイメージが付きましたでしょうか?

さて、それではいよいよ編集していきましょう!

カップと接する部分の線がいらないので、下の図の赤い部分を消したいと思います。
カップ本体と重なり合っている不要な線(赤色で図示された部分)
ロープで言うと、左上のロープと左下のロープを切って、その間を取り除いてしまえばいいですね。

ロープは杭(ノード)のあるところならば、切ることができます
杭がない所だと床に落ちちゃうので切れません。

左上と左下のロープを、とりあえず切ってみましょう!
ノードを選択してパスを切断する編集手順のイメージ説明図

1.ノードツールで、左上のノードをクリックする

ノードツールで切断したい左上のノードを選択した拡大画面

2.コンテクストツールバーから、「カーブを切断」をクリックする

色んなアイコンが並んでいるブロックの、左から2番目にあります。
コンテクストツールバー内にあるアクション群からカーブを切断ボタンを示す画面
見つからなかったら右クリックして「カーブを切断」でもOK
キャンバス上のコンテキストメニューからカーブを切断を選択する操作
わかりにくいけれど、これで線が切断されました。

3.同様に、左下でもカーブを切断する

同様に、左下のノードを選んで「カーブを切断」すると、線を分けることができます。
2箇所の切断処理により不要なオブジェクト部分が完全に独立した状態

4.要らない左側の線を選択して、削除する

後は、移動ツールでクリックしたり、レイヤーパネルからクリックして選択後、DelもしくはBackSpaceキーを押して削除します。
切り離した余分な線を選択して消去(デリート)する編集画面
……とまぁ、よく使う「カーブを切断」を紹介したくてこの書き方をしましたが、実はノードツールでCtrlキーを押しながら消したい線をクリックすると、この作業を一発でできます。

ノードがあるところまでのセグメント(線)を削除するので、慣れてきたらこちらの方法も使ってみて下さい。
Ctrlキーを押しながらマウスカーソルを合わせると、カーソルの右下に赤い×マークがつきます。
ノードツールでCtrlキーを押しながらセグメントの上にマウスを重ねて削除の赤い×マークを表示した画面

5.非表示にしていたレイヤーを表示して、完成

非表示にしていたレイヤーを表示させて、完成です。
取っ手とカップの間にあった太い線がなくなり、自然になりました。
非表示レイヤーを再表示して完成したマグカップのベクターイラスト
いい感じのカップができましたね!!

カーブについては奥が深いので、もうちょっと勉強していきましょう。

……と、その前に。
難しいからと後回しにしていた「ベクター(カーブ)」と「ラスター(ピクセル)」について、一度触れておきましょう。
大丈夫です! 中級者の皆様なら、きっと理解できるはずです。

ぶっちゃけ、分からなくても何とかなるっちゃなるので、雑学を学ぶ気分で目を通してみて下さい(=・ω・=)

ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その18 に続く