ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その12 HSL色変更

2026-05-27

Affinity Affinity中級者講座 パソコン関係

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Affinity Photo 2 中級者講座:HSLシフト調整で青りんごを赤りんごに変身させるチュートリアルのサムネイル画像
ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その11 ピクセレート(モザイク) の続き

さて、今回は青りんごさんを加工して、みずみずしい赤りんごに変身させてあげましょう!

前回加工したピクセレートは削除してあげて下さい。
ライブフィルターなら、レイヤーを削除するだけで簡単に元に戻せるので便利ですね!
Affinity Photoでの加工後:青りんごが自然で鮮やかな赤りんごに補正された完成イメージ
完成目標はこんな感じです。
それでは、いってみましょー!

1.色調整のために作成したオーバーレイを非表示にする

「ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その9 オーバーレイ」で作った、色合わせのための「色味調整」レイヤーを一旦非表示にします。
色加工が終わった後、最後に乗せたいので。しばらく目を閉じて、寝といてもらいます。
Affinity Photoのレイヤーパネルで、色味調整用の塗りつぶしレイヤーを非表示に設定している画面

2.レイヤーパネルの下の方にある「調整」アイコンをクリックして、「HSL」をクリックする

下の方に貼る、マルを半分にした「調整」アイコンをクリックして、上から3番目にある「HSL」をクリックします。

メニューの「ピクセル」-「新規調整レイヤー」-「HSL」から作成してもOKです。
Affinity Photoのレイヤーパネル下部にある調整アイコンから、HSL調整を選択する操作画面
すると、「HSLシフト調整」レイヤーが作られ、HSLパネルが出てきます。
Affinity Photoに表示されたHSLシフト調整ダイアログの初期状態
HSLシフト調整は、その名の通り、HSL(色相・彩度・輝度)を変更することができます。

ちょっとどんなもんか触ってみましょう!

一番左のカラフルな色玉が選択されている状態で、色相のシフトを右側にスライドさせます。
HSLシフト調整パネルで色相のシフトスライダーを操作して、画像全体の色味を変化させている様子
すると、全体の色が変わりました。

中央のカラフルな円は、内側が元の色相を、外側は変更した色相を表しています。
内側で赤色の場所は紫色に、内側で黄色い場所は赤色に変わっています。
HSLシフト調整のカラーホイールで、内側の元色と外側の変更後の色の対応関係を示す画面
右上にある「リセット」を押すと、元に戻せます。
HSL調整パネルの右上にある「リセット」ボタンをクリックして設定を初期化する操作
今度は赤色の色玉をクリックしたあと、色相のシフトを動かしてみて下さい。
赤色の部分のみ、色を変更することができます。

デフォルトで赤・黄色・緑・シアン・青・マゼンタの色玉が用意されています。
HSL調整で赤色の色玉を選択し、特定の色域のみを対象に色相を変更している操作画面
こんな感じで、変えたい色を指定してから、スライダーを動かして色変更をしていきます。

りんごの色は緑っぽいですが、実は結構黄色が入っている黄緑です。
あらかじめ用意されている緑の色玉を黄緑に変更して、色調整をしたいと思います。

もう一回右上の「リセット」を押して、元の状態に戻してください。
HSLシフト調整パネルで現在の色設定をリセットし、特定の緑色を選択する準備をしている画面

3.緑色の色玉をクリックし、右側にある「選択」をクリック

本当は緑以外の色玉をクリックしてもいいんですが、一応似た色である緑を選択しました。
色玉の数だけ、調整する色をセットすることができます。

緑の色玉をクリックしたら、右側にある「選択」ボタンを押してください。
HSL調整パネルで緑の色玉を選択後、「選択」ボタンをクリックして画像内からサンプリングする操作

4.画面のりんごをクリック

りんごの緑部分をクリックすると、色玉がクリックしたところの色に設定されます。
キャンバス上の青りんごをスポイトでクリックし、HSL調整のターゲット色として指定する様子

5.リンゴが赤くなるように、色相のシフトを動かす

色相のシフトを動かして、リンゴが赤くなる位置に調整してあげます。

すると、リンゴの下の方が調整範囲外になっていることが分かりました。
色相のシフトを調整してリンゴを赤く変化させたが、一部の緑色が残って範囲外になっている状態

6.リングの端を引っ張って、調整範囲を広げてあげる

リングの端を引っ張ることで、調整範囲を広げることができます。
元のりんごの画像で、ちょっと赤みがかっているところが範囲から外れてしまっていたので、赤色方向に引っ張ってあげます。
HSLパネル内の色相リングを広げて、色の変化が適用される範囲(許容値)を拡大している操作

7.色相やリングの〇を移動して、微調整する

リングの〇の位置を移動することで、色が適用される範囲を調整することができます。
全体的にもうちょっと黄色っぽい方がいいかなと思ったので色相をずらし、〇の位置をずらして紫色が入らないよう調整しました。
HSLパネルの色相リング上のドットを動かして、最適な赤色になるよう微調整している画面
一旦、調整はこのぐらいにしておいて、周りとのバランスを見たいと思います。
画面全体にHSLがかかってしまっているので、またマスクを作成して、りんごだけにHSL効果をかけたいと思います。

8.HSLシフト調整を非表示にして、apple.jpgレイヤーを選択する

りんごの選択範囲を作るため、apple.jpgレイヤーを選択します。
見やすいように、一旦HSLシフト調整レイヤーを非表示にしましょう。
レイヤーパネルでHSL調整をオフにし、ベースとなるリンゴの画像レイヤーを選択している状態

9.オブジェクト選択ツールで、リンゴをクリックして選択範囲を作成する。

ツール上から3番目にある「オブジェクト選択ツール」を選択し、時計マークが消えるのを待ちます。
時計が消えたら、リンゴの上にカーソルを持っていくと、リンゴが斜線で表示されます。

クリックして、選択範囲を作成してください。

上手くリンゴが選択できないときは、リンゴを囲うようにしてドラッグしてください。
Affinity Photoのオブジェクト選択ツールを使用して、リンゴの輪郭を自動的に選択している画面

10.HSLシフト調整レイヤーをクリックし、レイヤーパネル下側にある「マスクレイヤー」アイコンをクリックする

選択範囲を作成した状態で、マスクを作成すると、選択範囲を白く塗ったマスクレイヤーを作成することができます。
レイヤーパネル下部のマスクアイコンをクリックし、HSL調整レイヤーにリンゴ型のマスクを適用する操作

11.選択範囲を解除し、HSLシフト調整レイヤーを表示する

Ctrl+D、もしくはメニューの「ピクセル」-「ピクセル選択範囲」-「選択解除」をクリックして、選択を解除します。
非表示にしていたHSLシフト調整も表示してください。
マスク適用後に選択範囲を解除し、リンゴの部分だけに色補正が反映されているのを確認している画面

12.非表示にしていた「色味調整」レイヤーも表示して、一番上に持ってくる

非表示にしていた色味調整レイヤーも上に持ってきて、表示させます。
ここからは微調整をしていきます。

ちょっと色が薄いかなーと思うので、もう一度HSLシフト調整から色味を調整します。
色味調整レイヤーを再表示し、リンゴの赤色をより引き立たせるための微調整を行っている様子

13.HSLシフト調整のサムネイルをクリックして、微調整する。

HSLシフト調整のサムネイル部分にあるアイコンをクリックすると、HSL調整パネルを開くことができます。

緑の色玉で変更したので、緑の色玉を選択することを忘れないでください。

緑の色玉をクリック後、彩度のシフトを右に上げて、ちょっと色を濃くしました。
HSLパネルでサンプリングした緑色の設定を開き、彩度スライダーを右に動かして赤みを強調する操作
なんか暗くぼやけている気がするので、もうちょっとコントラストを上げて、明るくしたいと思います。

14.レイヤーパネルの下にある「調整レイヤー」アイコンをクリックして、「明るさ/コントラスト」をクリックする

レイヤーパネルから「明るさ/コントラスト」調整レイヤーを新規追加する操作画面
明るさ/コントラスト調整レイヤーは、その名の通り明るさとコントラストを調整することができます。

紹介したいがために「明るさ/コントラスト」を選びましたが、前に使ったレベル調整レイヤーで調整してもOKです。
明るさ/コントラスト調整パネルの初期状態(スライダーが中央にある状態)

15.コントラストを上げ、明るさを調整する

コントラストを高くした方がつやっとしたみずみずしさが出る気がしたので、コントラストを上げます。
コントラストを上げたら全体的に明るくなりすぎてしまったので、ちょっとだけ明るさを下げて引き締めます。
明るさとコントラストのスライダーを調整して、リンゴにツヤと立体感を出している操作画面
さて、また「明るさ/コントラスト調整」が全体にかかってしまっているので、マスクを作成してりんごだけ表示するようにしたいと思います。

りんごだけのマスクは先ほどHSLシフト調整で作ったので、転用できそうですよね。
HSL調整で使用したリンゴのマスクを、明るさ/コントラスト調整にも適用しようとしているレイヤー構成の確認
HSLシフト調整で作ったマスクのサムネイル部分をCtrlを押しながらクリックして、選択範囲を作成。
その後、明るさ/コントラスト調整レイヤーを選択して、マスクレイヤーを作成……という流れでもいいんですが、もし、りんごのマスクに変更があった場合。マスクを2回も調整するの、面倒ですよね?
複数の調整レイヤーに同じマスクを個別に適用した場合の、レイヤーパネルの煩雑な状態を示す例
なので、できるだけ同じマスクはひとつにまとめたいと思います!

16.HSLシフト調整で作ったマスクを、ドラッグ&ドロップで子レイヤーから外し、適当な場所へ置いておく。

一旦、マスクを解除して、適当な場所に置いておきます。
とりあえず一番上に置いておきました。
HSLレイヤーからマスクを分離して、レイヤーパネルの一時的な場所に配置した様子

17.「明るさ/コントラスト調整」レイヤーと、「HSLシフト調整」レイヤーを、Ctrlキーを押しながらクリックして、選択する。

Ctrlキーを押しながらレイヤーをクリックすると、複数選択することができます。
Shiftキーを押しながらでもOKです。
Ctrlキーだと、離れた位置にあるレイヤーでも選択することができます。

ふたつの調整レイヤーを選択してください。
レイヤーパネルで2つの調整レイヤー(HSLと明るさ)を複数選択している画面

18.Ctrl+Gキーを押して、グループ化する

Ctrl+Gを押してグループ化します。
もしくは、右クリックして「グループ」を選んでもOKです。

選択したレイヤーがひとつのグループにまとめられます。
選択したレイヤーが1つの「グループ」レイヤーにまとめられた後のレイヤーパネル

19.よけておいたマスクを、グループのサムネイル部分に重ねる

マスクレイヤーをグループのサムネイル部分にドロップすることで、グループ全体にマスクをかけることができます。
グループのレイヤーサムネイルにマスクをドラッグして、グループ内の全レイヤーに一括でマスクを適用する操作
つまり、「明るさ/コントラスト調整」と「HSL調整」レイヤーのふたつを、ひとつのマスクで管理することができます。

これなら、マスクに修正があっても、1回の修正で済みますね!
グループ化とマスクの統合により、効率的に整理されたレイヤー構成と最終的なリンゴの加工状態
というわけで、無事、つやつやの赤りんごに変身させることができました。おめでとうございます!

さぁ、これで一安心……と思っていたら。バナナさんがなにやら騒ぎ始めました。

「お肌のシミが気になるの! シミを消して!!」
次の編集対象として提示された、シミ(黒い点)があるバナナの画像
ということで次回、ゴミ取りについて解説します。

ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その13 へ続く

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