フィルタ―⑬/Affinity3 ノイズ除去・ノイズを追加・拡散・雲模様


Affinity Photo V3のノイズ除去とノイズ追加フィルターの解説ブログアイキャッチ画像
フィルタ―⑫/Affinity3 メッシュワープ の続き

ノイズ除去

写真に乗ったノイズを除去することができます。
Affinity Photo V3のフィルタメニューからノイズ除去を選択する操作画面
ノイズ除去ダイアログの各設定スライダー(輝度、カラー、詳細)のUI

輝度

ノイズを除去する強さを指定します。
輝度チャンネルを元に処理をかけているので、「輝度」という名前になっています。
右に行くほど、ノイズが除去されます。
ノイズ除去フィルタの輝度スライダー調整による適用前後の比較画像

輝度のディテール

エッジの滑らかさを指定します。右に行くほどフチがはっきりして、左に行くほどノイズが除去されやすくなります。
画像がボヤっとしちゃったなぁ~と思ったら、右のほうにスライダーを動かしてください。
右に行き過ぎると、ノイズが復活します。
ノイズ除去の輝度ディテール設定で輪郭の鮮明さを調整する比較

輝度のレベル

輝度で指定したノイズ軽減を、どのくらいの強さでかけるか指定します。
輝度で全体のノイズが消えるくらい強めにかけて、輝度レベルで不自然にならない程度に下げて微調整する、という使い方がオススメです。

ちょっと見本画像、ノイズがすごすぎて参考にならないなぁ(´・ω・`)
輝度レベルスライダーを操作してノイズ除去の適用量を微調整する様子

カラー

カラーノイズをどのくらい除去するかを指定します。
左をよーくみるといろいろな色のノイズが乗っていますが、右でキレイに一色にできます。
カラースライダーによる偽色(カラーノイズ)除去の比較

カラーレベル

輝度レベルと同じで、カラーノイズ除去をどのくらいの強さで除去するか指定します。
個人的にカラーとカラーレベルは最大で使うことが多いです。
カラーレベルスライダーを最大にした時のカラーノイズ消失の変化
ほこりやゴミなどを取るときは「ダスト&スクラッチ」で、
画面全体にノイズが乗っているようなときは「ノイズ除去」を使ってください。

ノイズを追加

ノイズを加えることができます。
ノイズを追加フィルターを選択するメニュー画面
ノイズを追加ダイアログの強度スライダーとガウス・均一の選択オプション
強度でノイズの強さを。ガウス/均一でノイズの種類を選びます。
モノクロのチェックを外すと、カラーノイズをつけることができます。

ガウスは一部分だけが明るい/暗いノイズが出やすく、写真っぽいノイズが作れます。
均一は粒子がそこそこ均等で、ざらついた、砂っぽいノイズが作れます。

モノクロ画像やグラデーションでガウスを使うと、コントラストのある粒感が目立って自然に見えるそうです。
カラー画像は色のバランスを崩しにくい、均一がオススメとのこと。

お好みで選んでください(=・ω・=)

拡散

ランダムなノイズを散らすような形でぼかすことができます。
拡散フィルターを適用した時のピクセル散布効果
拡散フィルタの半径スライダーによる散布範囲の調整
砂になって爆散するぐらいしか使い道が思い浮かびませんが、オーバーレイ合成をして乗せると、背景とのなじみがよくなったりするらしいです。
拡散フィルターを適用したレイヤーをオーバーレイ設定で合成する例
あとは、テキストにかけて汚れ感を出したりとか。
テキストレイヤーに拡散フィルタを適用してカスレや汚れを表現したサンプル

雲模様/パーリンノイズ(フィルターのみ)

翻訳モレで一部「パーリンノイズ」という名前になってます。
前景色と背景色を使って、雲模様を作ります。
雲模様フィルター設定画面のオクターブ、ズーム、持続性スライダー
雲模様フィルターによって生成された白黒のテクスチャ画像
前景色・背景色で作成するので、作成前に色を変更する必要があります。
「D」キーを押して、白と黒にするのオススメ。

また、透明なレイヤーでは作成できないので、何かしらレイヤーに色を塗っておいてください。
カラーパネルで前景色と背景色を確認する様子
片方の色を透明にすると、元のテクスチャを透かすことができます。
元のテクスチャに雲模様を追加するような感じ。
(わざわざ透明で作らなくても、後で解説する描画モードで重ねられます)
透過色を含んだ雲模様を既存レイヤーに重ねた結果

オクターブ

模様の複雑さです。左に行くほど荒く、右に行くほど細かくなります。
オクターブ値を変化させた時の雲模様のディテール比較

ズーム

模様の大きさです。左に行くほど小さく、右に行くほど大きくなります。 0だと真っ暗になるので注意。
ズーム値を変更して雲模様のスケールを調整する比較画像

持続性

ノイズのざらつき加減を調整します。細かいディテールをどのくらい強くするか。
左に行くほど滑らかなノイズになり、右に行くほどざらついて複雑な模様になります。
雲とか水面を作るときは低く、岩とか砂を作るときは高くするといいです。
持続性スライダーによりノイズの密度と滑らかさを変えた比較

描画モード

描画モードを指定することができます。レイヤーで使うのと同じ。

オーバーレイで重ねて、写真にちょっとしたニュアンスを足す、とかできます。
わかりにくいけれど、右上の雲らへんがちょっとコントラストが増してます。
描画モードをオーバーレイに変更して雲模様を写真になじませた例
他にも、雲模様フィルターを使えば、雲のある青空や湯気を描くことができます。

雲付き青空の描き方/Affinity3
湯気の書き方/Affinity3

ちなみに、プロシージャルテクスチャでもパーリンノイズを作成することができます。
プロシージャルテクスチャの数式入力ダイアログ
プロシージャルテクスチャで生成された高品質なパーリンノイズテクスチャ
違う雲の形が欲しいときは、プロシージャルテクスチャも使ってみるといいです。
使い方はこちら
フィルタ―㉑/Affinity3 プロシージャルテクスチャ

フィルタ―⑭/Affinity3 に続く

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