フィルタ―⑨/Affinity3 直交座標を極座標に・極座標を直交座標に・ピクセレート・置き換え

2026-05-11

Affinity パソコン関係

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Affinity Photoの歪み系フィルター解説ブログのサムネイル画像
フィルタ―⑧/Affinity3 渦巻き・ピンチ/パンチ・球面・波紋・レンズゆがみ・レンズ補正 の続き

直交座標を極座標に(フィルターのみ)

水平の画像を円上に変形します。
Affinity Photoの「直交座標を極座標に」フィルターで横線を円状の集中線に変形した比較画像
左のような線の画像を使えば、集中線っぽいものが作れます。
変形前の水平な直線が並んだ画像
上側が内側に、下側が外側にきます。外側になるほど、引き伸ばされた分、線が太くなります。
水平の線を極座標変換した後の円状の画像
また、ビルの画像を上下反転してから「直交座標を極座標に」にしてあげると、よく見る感じの画像にできます。
ビルの風景を極座標フィルターで円形に変形したパノラマ画像
これを使うと、よく科学館に置いてあるような「アナモルフォーシス」という錯視が作れるそうです。
円柱サイズに合わせて作らなきゃいけないから面倒くさそうだなぁ。

フィルム式の鏡を丸めて、謎解きの問題として使ったら楽しそう。
アナモルフォーシス用に極座標変換されたイラストの例

極座標を直交座標に(フィルターのみ)

「直交座標を極座標に」の逆です。 円状になった画像を水平の画像にすることができます。

模様の画像を変形させて、違う雰囲気にするくらいかな……
変形前の円状の模様画像
円状の模様を「極座標を直交座標に」で水平に展開した画像
あとは上の方がゆったりした湯気を描くときとか。
詳しくは「湯気の書き方/Affinity3」で。
極座標変換を利用して作成された湯気のイラスト表現
なんか面白い方法見つけたらまた追記します。

ピクセレート

モザイク化します。
「量子化」を右にすればするほど、ドットが大きくなります。
Affinity Photoのピクセレートフィルター設定パネルのスクリーンショット
ピクセレートフィルターで量子化の値を大きく設定した例
ドット絵職人に怒られるかもだけど、ギリギリ形が見えるくらいの大きさにすると、ドット絵っぽくなります。
ピクセレートフィルターを適用してドット絵風に加工したイラスト
ピクセレートで粗いモザイク状になったキャラクターイラスト
あぁぁ、ドット絵警察の「そんなのはドット絵じゃねぇ!」というお叱りの声が聞こえてきそう(´・ω・`)
あくまで、っぽく。っぽくです。
ドット絵作るときの下書きとかにすると便利そう。

マスクと組み合わせて、モザイクを作成したりするのに便利です。
詳しくは「ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その27 ピクセレート(モザイク)」で。

置き換え

「置き換えマップ」という画像を元に、ゆがみをかけることができます。
Tシャツに図柄を合成するときによく使います。
Affinity Photoの置き換えフィルター設定ダイアログ
Tシャツのシワに合わせてロゴを歪ませる置き換えフィルターの適用例
置き換えフィルターを使うと、Tシャツのしわに沿って画像をゆがませることができるので、ちょっとリアル度が上がります。
置き換えフィルター適用前と適用後の比較画像

アルファの維持

透明と不透明の位置がずれないよう維持してくれます。
だいたいチェックなしでOKだと思います。
チェックを入れると、ずれた分だけ黒が表示されてしまいます。
「アルファの維持」オプションによる効果の違いを説明する画像

強度

ゆがみをかける強さを指定します。
マイナスに行くほど影部分が上に行くようになり、
プラスに行くほど影部分が下に行くようになります。
明るい部分は、影と逆方向に行きます。
置き換えフィルターの強度スライダーによる歪みの変化

サイズに合わせてスケーリング

チェックを入れると、置き換えマップが現在のドキュメントの幅と高さに合わせて拡大・縮小されます。
「マップをファイルから読み込み」を使用する際に使います。
マップ用に用意した画像が同じサイズか否かで、ON・OFF使い分けて下さい。

Sobel 3x3強度オフセット

明るい部分ほど大きく歪み、暗い部分はほとんど影響を受けない歪みを作ります。指定した位置から大きくずれない歪みを作りたいときに使います。

タオルにプリントした、ちょっとしたギザギザを出したいときなどに使うとオススメ。
あと道路の上にロゴを書きたいときとか。
Sobel 3x3強度オフセットを使用したタオルの質感へのロゴ合成例

赤/緑のオフセット

一番よく使う方。Photoshopの置き換えフィルターもこっちの形式です。
RGBのチャンネルを使い、赤チャンネルは水平方向、緑チャンネルは垂直方向に歪みを生じさせます。
赤/緑のオフセット設定による座標ベースの歪み解説画像
いちいちRとGのチャンネルを作る必要はなく、しわを作りたいだけなら白黒でマップを作ればOKです。
なんかうまかない、という時にRとGで指定してるんだと思い出してください。

【置き換えマップ画像の作り方】

白黒で、しわのコントラストが分かるように「カーブ」などで明るさなどを調整してあげます。
完全な白黒である必要はありません。
ある程度コントラストが出ていれば、加工せずそのままでもOK。
タオルみたいにザラザラな質感の物は、かるくぼかしをかけておいた方がキレイにいきます。

できた画像はjpgなどで保存するか(マップをファイルから読み込み用)、
置き換えマップを使いたいファイルに、レイヤーとして置いておいてください(マップを下のレイヤーから読み込み用)。
コントラストを調整した置き換えマップ用画像の作成手順

マップをファイルから読み込み

別に保存した画像を「置き換えマップ」として使用します。
Photoshopとかで使う方法です。

マップを下のレイヤーから読み込み

下にあるレイヤーを「置き換えマップ」として使用します。
いちいち別に画像を保存しなくていいから便利。

下で表示されているレイヤーすべて対象とするので、不要なレイヤーがあったら非表示にしておいてください。

タオルや布地の目が目立つものを置き換えマップにするときは、ぼかしをかけないと端の方がガビガビします。
ぼかしフィルターをマップ用画像にかけて、「マップを下のレイヤーから読み込み」を押し、用が終わったら、非表示か削除すると便利です。
「マップを下のレイヤーから読み込み」機能の解説画像
↓ぼかしをしてからマップ読み込みしないと、細かい凹凸まで拾ってしまいガビガビする。
ぼかしの有無による置き換え結果の精度の違いを示す比較画像
合成した画像は、ブレンドオプションを使って明るい場所をちょっとテカらせてあげるとリアル度が増します。
詳しい使い方は「ブレンドオプション/Affinity3」で。
ブレンドオプションを併用してリアルな質感を出す合成テクニック
バグなのか仕様なのか分からないのですが、置き換えフィルターを使った画像にブレンドオプションが掛けられなかったので、グループ化して、そのグループにブレンドオプションをかけました。

こんな感じに、複数レイヤーやフィルター、調整レイヤーの重ね掛けがうまくいかないなーって時は、グループ化して、それに効果を重ね掛けする裏技を使うと便利です。

グループ化解除で消えてしまう&数が多くなると訳分からなくなるのでやりすぎ注意だけど(=・ω・=)
いざという時の最終手段に。
レイヤーをグループ化してブレンドオプションを適用する裏技のレイヤー構成図
フィルタ―⑩/Affinity3 に続く

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