
ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その10 ライブトーンブレンドグループ(ライブ色調ブレンドグループ) の続き
さぁ、これで大まかな合成加工の仕方が分かりました。
写真加工はそれこそやり続けたらキリがないので、あとはよくある画像加工をいくつか紹介していきたいと思います。
窓辺にたたずむバナナとリンゴ、トマトという素敵な画像を作成いたしましたが、
なんということでしょう。バナナさんから「顔出しNG」の連絡 が来てしまいました。
交渉の結果、モザイクをかけてくれるならOKとのことなので、さっそくバナナにモザイクを……
……いや、すみません。顔出しNGの連絡はりんごさんからでした。
いやぁ、うっかりうっかり(=・ω・=)
というわけで、りんごさんにモザイクをかける方法を解説します!
フィルタ―とライブフィルターレイヤー
その前に、「フィルター」と「ライブフィルターレイヤー」について解説します。画像の色味や明るさを調整する「調整レイヤー」に対して、ゆがみやぼかしなど、画像自体を変えるような加工をするときは「フィルター」というものを使います。
ひとつ前で使った「平均」もフィルタ―でした。
フィルターはメニューの「ピクセル」-「フィルター」からかけることができます。
画像を大きく変更してしまうので、後で元に戻すことはできません。
なので、フィルターを使う際はできるだけ、画像をコピーして、コピーした画像にフィルタ―をかけたほうが安全です。
(=・ω・=) < りんごやバナナを合成した画像にフィルターをかけたいんだけど……
メニューの「ピクセル」-「結合」-「表示」で、画像を結合したレイヤーを作成できるので、うまく使って下さい。
(=・ω・=) < 一度フィルタ―をかけたら再調整できないの? 後で微調整したいんだけど……
後で再調整することができる、「ライブフィルターレイヤー」というものがあります。
メニューの「ピクセル」-「新規ライブフィルターレイヤー」
もしくはレイヤーパネルの下にある砂時計っぽいアイコン「フィルター」から作成できます。
ライブフィルターレイヤーは、フィルターの一部しか使うことができません。
(平均とかはフィルターでしか使えない)
また、数が多くなるとソフトの動きが重くなるので、
「フィルタ―」と「ライブフィルターレイヤー(以降, ライブフィルターと省略呼びします)」と、イイ感じに両方使ってみて下さい。
後で微調整したいものは、ライブフィルターを使うといいです。
というわけで、早速ライブフィルターを使って、モザイクをかけていきましょう!
1.レイヤーパネルの下にある「フィルター」アイコンをクリックし、「ピクセレート」をクリックする。
アイコンの名前が「フィルター」となっていますが、作れるのは「ライブフィルターレイヤー」です。ちょっとややこしい。
フィルタ―を作成するときは、レイヤーを何も選択していない状態で作成してください。
レイヤーを選択していると、そのレイヤーの子レイヤーとして作成されてしまいます。
レイヤー選択を解除するには、画面の何もないところをクリックするか、レイヤーパネルの何もないところをクリックすれば、解除できます。
万が一、子レイヤーになってしまった場合は、ドラッグ&ドロップで一番上に持ってきてあげて下さい。
2.ピクセレートが作成され、ライブピクセレートウィンドウが表示される
「ピクセレート」ライブフィルターレイヤーが作成されます。同時に、「ライブピクセレート」ウィンドウが出てきます。
3.ライブピクセレートの「量子化」を好きな数字にする
量子化の数値を変えることで、好きなモザイクの粗さを指定できます。画面全体にモザイクがかかってしまいますが、とりあえず好きな大きさでモザイクをかけてみて下さい。
ライブフィルターは、下にあるレイヤーすべてに効果をかけることができます。
調整レイヤーと同じですね。
特定のレイヤーのみに効果をかけたいときは、そのレイヤーの子レイヤーにしてあげて下さい。
今回は必要部分だけマスクするので、一番上に持ってきちゃってます。
4.空のマスクを作成する
一部だけを表示して、他の部分を隠したいときは「マスク」を使います。合成するときにりんごだけを表示して、白い背景を非表示にしましたよね?
同じように、フィルターのりんご部分だけ残して、他の部分を非表示にしましょう。
「ピクセレート」を選択し、下にあるマスクのアイコンを、Altキーを押しながらクリックしてください。
Altキーを押しながらマスクを作成すると、黒で塗りつぶされた「空のマスク」を作ることができます。
マスクは、白い部分が表示され、黒い部分が透過されます。
空のマスクは結構使うので、Alt+クリックを覚えておきましょう。
5.マスクレイヤーを選択し、りんごを部分をブラシツールで白く塗る
ピクセルスタジオに切り替え、左のツールから「ペイントブラシツール」を選択します。ショートカットの「D」を押して、前景/背景の色を白黒にした後、「X」を数回押して、前面の色を白にします。
カラーパネルや、スウォッチパネルから白を選んでもOKです。
白色が選択できたら、コンテクストツールバーでブラシのサイズを調節し、マスクレイヤーを選択したあと、リンゴの上をブラシでなぞってあげましょう。
白で塗った部分が表示されるようになります。
※注意
必ずマスクレイヤーを選択してから、ペイントブラシで塗るようにして下さい。
ピクセレートレイヤーを選択してから塗ると、新たに専用のマスクが作られてしまいます。

実は、ライブフィルターレイヤーや調整レイヤーは、わざわざマスクを作成しなくても、直接ペイントブラシで塗れば、自動でマスクが作られるようになっています。

ただし、この方法で作成したマスクは消すことができないので、おススメしません。
マスクが要らなくなっても削除できない、また、マスク自体に効果をかけようとしても掛けられない(マスクをぼかすとかできない)ので、別途ちゃんとマスクレイヤーを作成することをオススメします。
必ずマスクレイヤーを選択してから、ペイントブラシで塗るようにして下さい。
ピクセレートレイヤーを選択してから塗ると、新たに専用のマスクが作られてしまいます。
実は、ライブフィルターレイヤーや調整レイヤーは、わざわざマスクを作成しなくても、直接ペイントブラシで塗れば、自動でマスクが作られるようになっています。
ただし、この方法で作成したマスクは消すことができないので、おススメしません。
マスクが要らなくなっても削除できない、また、マスク自体に効果をかけようとしても掛けられない(マスクをぼかすとかできない)ので、別途ちゃんとマスクレイヤーを作成することをオススメします。
6.微調整する
モザイクの粗さが気になったら、ピクセレートのサムネイル部分のアイコンをクリックし、量子化の数値を変更して調整してあげます。上手くモザイクをかけることができましたでしょうか?
モザイクじゃなくて、ぼかしをかけたいんだよなーという時は、フィルターから「ガウスぼかし」を選んでください。
ピクセレートで使ったマスクを、ガウスぼかしの子レイヤーとしてドラッグ&ドロップすれば、マスクを使いまわすことができます。
以上、うまくできましたでしょうか?
マスクのかけ方が上手く分からなかったなーという場合でも、今後の解説でまたマスクを使っていくので、数をこなしていけば理解できるようになると思います。
とりあえず、真似して経験値を積みましょう!
さて、このりんごさん。モザイクをかけてあげたものの、どうやらモザイクがお気に召さなかったようです。
「画像加工して、美人な赤いりんごにしてくれたら掲載OKよ」とのお言葉をいただきました。
というわけで、次回、青りんごさんをみずみずしい赤りんごに加工してあげましょう!
ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その12 に続く