ペンツールとカーブについて03/Affinity3


Affinity V3でのペンツールとカーブの設定を解説するブログアイキャッチ画像
ペンツールとカーブについて02/Affinity3 の続き

ペンツール設定

コンテクストツールバーの一番右にある歯車マークから、ペンツールのいろいろな設定を変えられます。
Affinity V3のコンテクストツールバーにあるペンツール設定のポップアップメニュー画面

選択のノードに揃える

カーブを描いているとき、描いているカーブをもとにしたガイドを表示します。
基本、チェックONでいいかと。
最初に書いたノードと高さを揃えたい、という時とかに便利です。
Affinity V3のペンツールで「選択のノードに揃える」を有効にして水平のガイド線が表示されている様子

選択されたカーブのジオメトリにスナップします

選択したカーブのジオメトリ(ノード・セグメント)にスナップします。
カーブの途中から生える線を書きたいときとかに便利。基本ONでいいかと。

対称となった図形が黄色く表示されます。
Affinity V3で「選択されたカーブのジオメトリにスナップします」を有効にし、別のカーブへ黄色くスナップしている様子

ドラッグ時にすべての選択ノードをスナップ

例えば、三角形と、以下のような線があったとします。
丸で囲った2点のノードを左、右の順で選択して、移動します。
Affinity V3で三角形と複数の選択されたノード(赤丸印)を表示したキャンバス画面
「ドラッグ時にすべての選択ノードをスナップ」がOFFの時は、掴んでいるノードはスナップするけども、掴んでいないノードはスナップしません。
「ドラッグ時にすべての選択ノードをスナップ」がOFFの状態で、一部のノードだけがスナップしている移動画面
チェックONの時は、掴んでいないノードもちゃんとスナップするようになります。
スナップしたほうが何かと便利だと思うので、基本ONでいいかと。
もちろん、邪魔だなーと思ったらOFFにして下さい。
「ドラッグ時にすべての選択ノードをスナップ」がONの状態で、すべての選択ノードが綺麗にスナップしている移動画面

スナップオプションを使用してハンドル位置を揃える

チェックOFFだと、ハンドルはスナップしませんが、ONにするとハンドルもスナップするようになります。
Affinity V3で「スナップオプションを使用してハンドル位置を揃える」機能によりノードのコントロールハンドルがスナップしている様子
これはON/OFF好みが分かれそう(=・ω・=)
自分はOFFにしてます。

作図スナップを実行

ハンドルが様々な位置でスナップするようになります。
隣のノードに対して平行の位置だったり、90°の角度の位置だったり。
Affinity V3の「作図スナップを実行」によりノードのハンドルが90度の角度にスナップしている状態
結構いろんなところでスナップします。
作図スナップ機能で別のノードに対して水平方向にスナップラインが表示されている画面
作図スナップにより特定の角度を維持してカーブのハンドルが固定されている様子
作図スナップ機能の動作例として別の延長線上にハンドルがスナップしている画面
これも自分はOFFにしてます。

曲線(カーブ)の方向を表示

「曲線の方向を表示」となってますが、正しくは「カーブの方向を表示」です。誤翻訳。
ちょっと分かりにくいんですが、線を書いていると最後に作ったノード側に、赤い線が表示されます。
Affinity V3で「カーブの方向を表示」を有効にし、パスの終端ノードに赤い線が表示されている様子
これが表示されることで、右からクリックして書いた線なのか、左からクリックして書いた線なのかが分かりやすくなります。
最後に書いたノード側に赤い線が表示されるので。

線を書いた向きが分かって何になるんだ? と思われるかもしれませんが、矢印を作るときとかに便利です。

赤い線がある側が「終了位置」になります。
「矢印の向き、逆ぅ~!」というのが防げるかと。
Affinity V3で描かれた一筆書きの複雑に交差するベクターパスの例
あと、こういう一筆書きで書いたパスを、線が交差しているところで塗り分けるとき。
終点位置から交差の有無を判別していくので、この赤い表示が重要になってくるようです。
自己交差しているオープンパス構造のベクター図形の拡大図
……って、どうでもいいけどこれ、オープンパスよりさらにバグりやすい構造してないか……?(=・ω・=;)

メニューの「ベクター」-「塗りつぶしモード」から、交差したところを塗り分けるのか、すべて塗りつぶすのか選ぶことができます。
Affinity V3のメニューバーから「ベクター」の「塗りつぶしモード」を選択している画面
塗りつぶしモードの変更によって交差部分の塗りが変化した2パターンの図形比較
ブール演算で作成した図形はメニューの「ベクター」-「カーブを分離」で切り離せるから安全だと思うのですが、このひと筆書きで書いた図形は「カーブを分離」で切り離せません。

つまり、クローズパスの集合体ではなく、オープンパス構造の内部処理が残っているということ。
「カーブを分離」を実行しようとしてもグレーアウトして適用できない仕様を説明する画面
ちょっと内部処理的に怪しい気がするので、もしこの方法で作った図形を入稿したいときは、一度ブール演算から「追加」を押して、実体化させておいたほうが安全だと思います。
ツールバーの幾何学形状(ブール演算)から「追加」ボタンを選択している操作画面
ブール演算の「追加」を押すと、姿かたちはそのままに、「カーブの分離」が効くようになります。
自己交差パスを解消できるので、やっておいた方が無難かと。

Illustratorでも自己交差パス作れたので、過去の事例ないかなーと調べてみたんですが、見つけられませんでした(´・ω・`)
(一筆書きだと作れないけど、塗りのある■を作ってからパスを移動させれば作れます)
普通、こんな作り方する人いないからな……。

RIPの性能に依存するところだと思うので、さまシロ的には非推奨にしたいです(´・ω・`)
印刷所によって、うまく印刷できるところとバグるところが分かれそう。
多分塗りが消えると思う。各RIPでやってみないと分からん。

もともとはWebで使うSVGを作るのに実装された概念なので、使うならWeb用のみにしておいた方が安全だと思います。
印刷で使うときは、安全のためにブール演算「追加」をかけるようにしましょう。

ペンツールとカーブについて04/Affinity3 に続く

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