ペイントブラシツール01/Affinity3

Affinity Photoのペイントブラシツールの基本操作と使い方を解説するブログアイキャッチ画像
ラスター画像を扱う上で欠かせない「ペイントブラシツール」について解説します。

ペイントブラシツールは、ピクセルスタジオのこの辺にあります。
Affinity Photoのツールパネル内にあるペイントブラシツールのアイコン位置
ピクセルレイヤーに、マウスドラッグで好きなように塗ることができます。
ペイントブラシツールを使ってキャンバス上のピクセルレイヤーに自由に描画している様子
Shift+クリックで直線を描くことができます。
ドラッグで書いている最中にShiftを押しても、押した瞬間から直線になります。
Shiftキーを押しながらクリックしてキャンバスに直線を描画した例
Alt+クリックでその場の色をスポイトすることができます。
カーソルは変わらないのでちょっとわかりにくいかも。
Altキーを押しながらキャンバス上をクリックしてカラーをスポイトサンプリングする操作
Ctrl+Altを押しながら左右ドラッグで、ブラシのサイズを変更できます。
上下ドラッグで、硬さを変更できます。

Ctrl+Altを押しながらクリックすると、次は左右でシェイプを、上下で間隔を変更できます。
もう一度クリックすると、回転を変えられます。
CtrlとAltキーを押しながらドラッグしてブラシのサイズと硬さをオンスクリーンで調整する画面
ブラシの大きさを画面上で見ながら変更できるので便利です。
(回転は左右というより、360度かも。マウスを動かした方向に回転する)

エンターキーの左にあるでもブラシのサイズを変えられます。
Shiftを押しながら「 と 」で、硬さを変えられます。

描いた線はピクセル(ラスター)で記録されます。
描画されたストロークがピクセルレイヤー内にラスターデータとして追加されている状態
ピクセルレイヤーを選択していない状態でも、アシスタント機能をONにしていると、自動でピクセルレイヤーが作成されます。
レイヤー未選択時に描画した際、アシスタント機能により自動で新規ピクセルレイヤーが作成された通知表示
アシスタントの挙動は、メニューの「編集」-「設定」-「アシスタント」-「レイヤーを選択せずに描画」から、新規ピクセルレイヤーを追加するか否かを選べます。
Affinity Photoの環境設定ダイアログ内にあるアシスタントオプションの設定画面
慣れてないうちはアシスタントが勝手にいろいろやってくれて便利なんですが、慣れてくると余計なお世話になりかねないので、定期的に見直してあげて下さい。

コンテクストツールバーの解説から行きたいと思います。
ペイントブラシツール選択時に画面上部に表示されるコンテクストツールバーの全体像

サイズ

ピクセルブラシのサイズを指定します。
数値を手入力してもいいし、ボックスをクリックすると出てくるスライダーを動かしてもいいし、アイコンの上で左右にドラッグしても、サイズを変更できます。
コンテクストツールバー内のブラシサイズ設定ボックスと調整スライダー

不透明度

ピクセルブラシの不透明度を指定します。
コンテクストツールバー内のブラシ不透明度設定ボックスと調整スライダー
不透明度を変更して描画したブラシストロークの透け方の比較例
ひと筆で描いている間は、同じ場所をなぞっても指定した%濃度のままで描けますが、
一度ペンを離し、もう一度同じ場所をなぞると色を塗り重ねることができます。
一度ペンを離してから同じ場所にブラシを重ね塗りして不透明度の色が濃くなった例
ブラシツール選択時に、テンキーで数字を打つと、不透明度を変更できます。
4と打つと40%、5と打つと50%に。
一桁まで入れたいときは、4→5で45%、0→7で7%
0、もしくは3回目の数字入力で100%になります。

流量

インクが出る量を調整します。
インクの出、というか、色のつきやすさというか。
ぽんっと1回クリックしたときの色というか。

%を下げるほど、色が薄くなります。
コンテクストツールバー内のブラシ流量設定ボックスと調整スライダー
線を引いた時の色は変わらないんだけど、ぽんっと1回クリックしたときの色が薄くなります。
若干、線を引いたときも端が薄くなるかな。
ブラシの流量設定を低くして描画した際の一度クリックしたときとストロークの描画結果
不透明度と比べるとこんな感じ。
ブラシ設定における不透明度の低下と流量の低下による描画の見た目の違いの比較
「間隔」を変えて描いた方が分かりやすいかな。
流量はインクの出が悪いんだけど、「間隔」により何個も重なるから色が濃く見える感じ。
だから重なりが少ない端っこが薄く見える。
ブラシの間隔を開けた状態で流量の増減によるドットの重なりの色の変化
「間隔」が離れていると、違いが分かりやすいかと思います。
不透明度との違いはこんな感じ。
ブラシ間隔を広げた状態での不透明度指定と流量指定の描画パターンの違い
流量が下がるとインクの出が悪くなるので、グランジとかのブラシを使うと、大体色が薄くなります。でもぐりぐりと塗り重ねると、不透明度と違って色が濃くなります。
ここら辺はブラシ設定(とくに間隔の設定)に左右されるので、とりあえずいろいろ触ってもらった方が分かりやすいかと。

テクスチャ系のブラシだと、流量が低いほどかすれた感じになります。
テクスチャ系ブラシを使用して流量を低くしたときのかすれた描画表現の例

硬さ

ブラシの固さを指定します。
%が小さくなるにつれて、ブラシの周囲がぼけます。
コンテクストツールバー内のブラシ硬さ設定ボックスと調整スライダー
ブラシの硬さの数値を変更したときの周囲のボケ具合と線の太さの見え方の変化
ちょっと分かりにくいけど、周囲がボケる分、線が細く見えます。
硬さ80%ぐらいがフチのピクセルが目立ちにくいのでオススメです。デフォルト値も80%。

逆にパキっと塗り分けをしたいときは100%にして下さい。(100%でもちょっと境目ボケるけど)
ペイントブラシツールの裏に格納されているピクセルツールの位置を示すメニュー項目
境目のボケすら許せない、ドット絵みたいにパキッとしっかり塗り分けたいんだ! って時は、ペイントブラシツールではなく「ピクセルツール」を使ってください。
ペイントブラシツールの裏にあります。
ツールパネルでペイントブラシツールを長押ししてピクセルツールに切り替える様子

その他

ラスターブラシの設定パネルを表示します。
ラスターブラシ設定パネルについては「ラスターブラシ設定/Affinity3」を参照。
詳細な数値をカスタマイズできるラスターブラシ設定パネルの編集画面
ペイントブラシツール02/Affinity3 に続く

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