ペンツールとカーブについて02/Affinity3

Affinity V3のペンツールとカーブの解説ブログのアイキャッチサムネイル画像
ペンツールとカーブについて01/Affinity3 の続き

ノードのタイプには、「シャープ」「スムーズ」「スマート」の3種類あると解説しました。
Affinity V3のコンテキストツールバーにおける「シャープに変換」「スムーズに変換」「スマートに変換」の3つのノード変換オプションの画面配置
「ペンモード」「スマートモード」「ポリゴンモード」「線モード」と、モードを選んで書けるよ~というのも解説しました。
ペンツールのコンテキストツールバーに表示される4つの描画モード(ペンモード、スマートモード、ポリゴンモード、線モード)のアイコン
しかし、下部分はシャープに、上だけスマートで柔らかくした線を書きたいこともあるでしょう。
下側の角が尖ったシャープノードで、上側の頂点だけが丸みを帯びたスマートノードで描かれた三角形のベクターカーブ形状
そんなときの書き方をご紹介。
「線モード」以外の3つのモードで使えます。

とりあえず、一番よく使うであろう「ペンモード」で解説します。

ノードタイプが要り混じった線の書き方

1.「ペンモード」にし、左下をクリックする

モードから「ペンモード」を選び、三角形の左下部分をクリックします。
分かりやすいように、ガイドとして緑色の三角形を表示させてます。
緑色のガイド線に沿って、ペンツールのペンモードで最初の開始ノードを左下に作成した様子

2.三角形の上部分をクリックする

そのまま三角形の上部分をクリックします。
ペンツールで2番目のノードを三角形の頂点部分にクリックして直線パスを引いた画面

3.コンテクストツールバーにある「スマートに変換」をクリックする

モード選択アイコンの隣に、ノードの形式を変更するボタンが3つ並んでいます。
その一番右にある「スマートに変換」をクリックしてください。
ペンツールのコンテキストツールバー上にある「ノードを変換」内の「スマートに変換」ボタンを強調した画面
選択中のノード(青色になっているノード)が「スマート」に変換されます。
頂点のノードが青く選択され、スマートに変換されて制御ハンドルがない状態で丸みを帯びる準備ができた状態

4.三角形の右下をクリックする

三角形の右下部分をクリックします。
「ノードの変換」をクリックしたときだけ、ノードのモードが変更されます。
それ以外の時は、最初に選んだペンのモードで書かれます。
三角形の右下をクリックし、上のスマートノードによって自動的に滑らかな曲線が生成されたベクターカーブパス

5.三角形の左下をクリックして、線を閉じる

そのまま、最初にクリックした点を上からクリックして、線を閉じます。
最初の開始ノードをクリックしてパスを結合し、クローズパスの図形を完成させた画面
ちなみに、始点と終点が離れた、繋がっていない線を「オープンパス」と呼びます。
オープンパスに塗りを設定すると、印刷時に塗りが消えたりするので、しっかり始点をクリックして線を閉じるようにしましょう。
Affinityのレイヤーパネルに表示された「カーブ」と、オープンパス・クローズパスによるレイヤー表記の違い
Affinityではクローズパスの図形を「シェイプ」と呼びます。

本当はオープンパスの図形を「カーブ」と呼ぶのですが、公式解説でもたまーにシェイプ(クローズパス)を「カーブ」呼びしているので、ベクター線で書かれた線を「カーブ」と呼ぶ、という認識でいいと思います。

ちなみに、イラレや他のアプリだとベクター線のことを「パス」と呼ぶので、覚えておいてください。
このブログでもよくパスって言っちゃってる(=・ω・=) そっちのがメジャー。

シェイプも、「図形」と紛らわしいので、今後このブログでは「オープンパス」「クローズパス」という呼び方にしたいと思います。

このように、ペンモードにかかわらず、途中でノードのモードを切り替えて線を書くことができます。

ノードを変換

「ノードを変換」アイコンは、それぞれこんな感じです。
選択したノードのモードを変換します。
コンテキストツールバーの「ノードを変換」セクションにある「シャープ」「スムーズ」「スマート」の各ボタンアイコンの拡大表示
書いた後にノードのモードを切り替えたいという時は、Ctrlキーを押しながらノードをクリックすれば、クリックしたノードを選択できます。
Ctrlキー(MacではCommandキー)を押しながらカーブ上のノードをクリックして部分選択を行うショートカットの操作画面
また、Aを押している間だけ「ノードツール」に切り替えることができるので、
Aを押しながらクリックしても選択できます。

ノード選択後、ノード変換アイコンをクリックしてノードのモードを切り替えられます。

アクション

選択したノードを切ったり、つないだり、なめらかにしたりできます。
これは「ノードツール」のページで解説します。

「ノードツールについて/Affinity3」
コンテキストツールバーの「アクション」セクションにある、カーブの切断や結合、終了、開く、閉じる、スムーズ化などの機能ボタン群

線のスタイルを使用/塗りつぶしを使用

コンテキストツールバーにある「線のスタイルを使用」チェックボックスと「塗りつぶしを使用」チェックボックスの配置画面
「線のスタイルを使用」、をONにすると、線幅を適用できます。
チェックを外すと、色のないカーブ(パス)のみを作ることができます。
選択範囲とか作成するときに便利かな?
「線のスタイルを使用」のチェックを外した際に、輪郭線が表示されずノードのアウトラインのみが見える状態のカーブ線
デフォルトではチェックが入ってます。
「線の色が付けられない?!」ってときはここをチェックするといいかも。

「塗りつぶしを使用」にチェックを入れると、塗りを指定することができます。

こちら、オープンパスでも塗りを作成することができます。
……ですが、オープンパスはさっきも言った通り、事故の元になるので、塗りを作成するときは必ずクローズパスで作成するようにしましょう。
始点と終点が結ばれていないオープンパスに対して「塗りつぶしを使用」を有効にした際、意図しない直線で区切られて塗りが適用されてしまう例
特に注意して欲しいのが「ヘアライン」と呼ばれる塗りです。
カラーパネルまたは境界線設定で線幅が0となり塗りつぶしだけが残った、表示上は消えかけている危険なヘアライン状態のパス
パット見直線に見えますが、線の色がなく、塗りだけが指定されている、オープンパスになってます。

こちら、印刷ではほぼ出ないと思ってください。
たまーに印刷所の方であまりにも細い線がないか確認してくれるところがありますが、そのチェックにも引っかからずに素通りする場合があります。

「印刷したら線が消えた!」って事故はこの「ヘアラインになっていた」という原因が多いので、うっかり作っちゃわないよう気をつけましょう。

オープンパスの塗りは作らない!

ちなみに、プリンターにもよりますが、0.1mm、0.3pt以下の線は細すぎて印刷できないことがあるので、それ以下の線を作らないようにしましょう。
拡大縮小してたらいつの間にか0.1mm以下の線になっていた、という事故がよくあります。

さて、ここで飛ばしていた、コンテキストツールバーの一番左にある「マスク」と「選択」について解説しましょう。
ペンツールのコンテキストツールバー最左端に配置されている「マスク」ボタンと「選択」ボタンの拡大表記

マスク

書いたカーブでクリッピングマスクを作成します。

オープンパスの場合、始点と終点を無理やりつないだ図形が作られます。
……が、内部処理はオープンパスのままなので、やったこと無いけどこのまま出したら印刷事故起きそう……(´・ω・`)

できるだけ、クローズパスにしてから「マスク」ボタンを押すようにして下さい。
描画したカーブの「マスク」ボタンを実行し、レイヤーパネル内で画像がカーブレイヤーにクリッピングマスクされた状態の構造

選択

書いたカーブで選択範囲を作ります。

画像の切り抜き作業や、選択作業の時にめちゃめちゃ便利です。
こっちもオープンパスの時は始点と終点を無理やりつないだ選択範囲を作成します。

選択範囲なんで、オープンパスとか全然気にしないでOKです。
作成したベクターカーブから「選択」ボタンをクリックし、ピクセル編集用の「歩くアリ」の点線選択範囲に変換された画面
長くなってきたんで
「ペンツールとカーブについて03/Affinity3」に続く

このブログの人気の投稿

イラレにないPANTONEカラーを使う方法/Pantone Connectの使い方