
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その7 スウォッチ の続き
さぁ、ここまでの講座で「その1」で疑問に思ったことは大分解決してきたと思います。
次は文字について確認していきましょう。
文字パネルを表示する
コンテキストツールバーからでもある程度変更できるんですが、せっかくなので「文字パネル」を使っていきましょう。
メニューから「ウィンドウ」-「テキスト」-「文字」をクリックしてください。
文字パネルが表示されました。
フォント(文字のデザイン)やサイズ、太さ、文字詰めなどを調整できます。
文字パネルをいじる前に、おしゃれなフォントのダウンロードをしておきましょう!
WindowsやMacにあらかじめ入っているフォントは「商用利用不可」となっていることが多いです。
何を作るかによって商用利用の可否が変わってきますが、商用利用可のフォントを使っておいた方が安全です。
インターネット上では、ありがたいことに無料で「商用利用可」のフォントを配布してくれているところがあります。
そのサイトの利用規約をちゃんと読んで、ルールを守りつつ使わせてもらいましょう。
オススメのサイトを紹介しておきます。
日本語組版のためのフォント for Affinity
https://type.suzume.dev/for-affinity/
Affinity用に最適化したフォントを配布してくれています。縦書きも可能!
素敵なフォントがあったら、是非お金を払って購入も視野に入れてみて下さい。
【注意】海外のフォントDLサイトに注意!
欲しいフォント名で検索すると、海外のフォントサイトにたどり着くことがあります。
有料のフォントを無料で配っている違法フォントサイトが検索でよく引っかかるので、使わないよう注意してください。
ウイルスが入っていることもあるので、しっかり信頼の置ける場所で購入するようにしましょう。
Note 有料フォントって買った方がいいの?
「用途に寄る」としか言えません(=・ω・=)
無料フォントで十分なら、無理して買う必要はありません。
どうしても欲しい!このフォントかっこいい!というフォントが出てきたら、購入してみましょう。
有料なだけあって、素敵なフォントがたくさんあります。
デザイナーとして働きたいなら「モリサワフォント」が使えたほうが有利ですが、その場合Adobe製品も必須になってくると思うので……。
個人的には、趣味でやるならGoogleFontとフリーフォントで十分じゃないかなーって思ってます(=・ω・=)
GoogleFontがWebにも対応できて種類多くてと、強すぎる……。
フォントのインストールが終わったら、一度Affinityを閉じて再起動してください。
フォントコレクションで「すべて」を選ぶと、インストールしたフォントも含めて、パソコン内に入っているフォントの一覧が表示されます。
お気に入り登録
ダウンロードしてきた商用利用可のフォントには、右側にあるハートマークをクリックして「お気に入り登録」しておきましょう。
フォントコレクションで「お気に入り」を選ぶと、ハートがついているフォントのみが表示されます。
ここからフォントを選ぶようにすれば、「商用利用不可のフォントを間違って使っちゃった!」という事故が防げます。
フォントを使ってみる
さて、フォントの準備が整ったなら、早速「講座その1」で作ったファイルを開き、文字を好きなフォントに変えてみましょう。
1.文字を選択し、フォントファミリーから好きなフォントを選ぶ
自分のお気に入りのフォントでOKです。
例題では「えのころ角ゴシック」を使ってみました。
2.フォントスタイル(あったら)を選択する
フォントによっては、「フォントスタイル」が登録されていたりします。
文字の太さを変えたり、斜体にしたり。好きなスタイルを選んでください。
フォントによって太さのバリエーションがなかったり、違っていたりします。
大体、下に行くほど太くなります。
今回は「Medium(ミディアム)」を選択してみました。
良い感じではあるものの、文字の間隔が空きすぎていて、はみ出てしまいました。
文字の間隔を詰めたいと思います。
文字の間隔を調整する
1.文字パネルの「位置と変形」をクリックして、パネルを開く
「>」となっているところは、パネルがまとめられているので、クリックしてパネルを開いてあげます。
2.文字を選択した状態で、「カーニング」を「自動」にする
文字と文字の間をどのくらい詰めたら美しく見えるか、という「文字詰め情報」を持っているフォントがあります。
「自動」にすると、そのフォントが持っている文字詰め情報をもとに文字間を詰めてくれるので、「自動」にしておきましょう。
(詳しい人への補足:現在、「プロポーショナルメトリクス」が無効で、「ペアカーニング」のみ有効になるようです。ver3.02現在)
3.文字を選択した状態で、上から二番目の「トラッキング」の数値を小さくする
文字全体の間隔を詰めるのに「トラッキング」を使います。
プルダウンだと-50‰(パーミル)までしか詰められませんが、右の下矢印や、数値入力でさらに詰めることができます。
今回は-150‰まで詰めました。
ちなみに、ショートカットキーは「Alt+←(左矢印)」です。文字間を開きたいときは→(右矢印)で。
このトラッキングのショートカットもよく使うので、余裕があったら覚えておくと便利です。
ちなみに、アイコンの上でドラッグしても、数値を変えることができます。
大雑把な調整をアイコンドラッグで決めて、細かい調整を右側にある上下の矢印で微調整すると楽です。
また、数値BOXをアクティブにした状態で、カーソルキーの上下↑↓を押すと、1ずつ増減できます。
Shiftを押しながら↑↓すると、10ずつ変更できます。
更に言うと、数値BOXの上でマウスのホイールをくるくる回しても、数値の増減ができます。
パネルを移動させようとしてマウスホイールを回し、数値が変わってしまう事故が起こりやすいので注意してください(私がよくやる)
きりのいい数字にしたいので、ショートカットと、テキストボックスでのShift+↑↓をよく使っています。
トラッキングに限らず、フォントサイズなど、数値BOXがあるものは大体これが使えるので、覚えておくと便利です。
ちなみに、Alt+←→のショートカットを使うとき、Shiftを追加すると、50刻みで変更できます。
トラッキングに限らず、フォントサイズなど、数値BOXがあるものは大体これが使えるので、覚えておくと便利です。
ちなみに、Alt+←→のショートカットを使うとき、Shiftを追加すると、50刻みで変更できます。
Note
‰パーミル… 1000分の1を1とする単位(千分率)。記号は「‰」で表す。1‰は0.001
大分いい感じに文字が詰まりましたが、「さ」と「ま」の間がまだ空いています。‰パーミル… 1000分の1を1とする単位(千分率)。記号は「‰」で表す。1‰は0.001
今度は細かい場所の文字間を詰めていきたいと思います。
4.文字を詰めたい場所をダブルクリックして、カーソルを合わせる
文字をダブルクリック(またはテキストツールを選択してからクリック)すると、点滅する縦線が表示されると思います。
その状態で文字を入力すると、その位置に文字を入れることができます。
今回は「さ」と「ま」の間に、点滅するカーソルが来るようにしました
5.カーニングの数値を小さくする
テキスト全体に「自動」を設定しましたが、カーソルを合わせることによって、その文字と文字の間にだけ、個別にカーニング(文字間)を設定することができます。
現在、「自動」の設定で文字間が「0」になっています。
もうちょっと詰めたいので、数値を小さくしてあげて下さい。
今回は-70‰にしてみました。
ショートカットキーは「Alt+←(左矢印)」です。
「トラッキングと同じ??」と思うかもしれませんが、同じショートカットでも
- 文字を選択している→トラッキング
- 文字の間を選択している→カーニング
やろうと思えばトラッキングを使って細かい文字間も設定できるので、ここら辺がとてもややこしいのですが、
①カーニングを「自動」にする
②トラッキングで全体の間隔を調整する
③カーニングで細かい文字間を調整する
という流れで文字間を調整するようにして下さい。
①②③の順番です。
(文字の間隔を空けたい、という時は、①②③を終えて文字をしっかり詰めた後、④でまたトラッキングで文字を開くのがオススメです)
細かい文字間は「カーニング」
全体の開き具合は「トラッキング」です。
良い感じに文字の間隔が詰まりました。
Note さまシロの一押しフォント「えのころ角ゴシック」etc
フォントには、この面倒な文字詰め情報を楽にできるよう「このくらい詰めたらいい感じになるよ」という情報(「プロポーショナルメトリクス」「ペアカーニング」)をフォント作者が登録してくれたフォントがあります。
そのうち、「プロポーショナルメトリクス」という情報が、日本語特有の機能の為、海外ソフトであるAffinityだとうまく読み込むことができません。
「日本語組版のためのフォント for Affinity」で配布されている「えのころ明朝」「つゆくさ明朝」「えのころ角ゴシック」「つゆくさゴシック」「つゆくさアンチック」「クレー One ss」「ステッキ ss」「ロックンロール One ss」「レゲエ One ss」「トレイン One ss」は、使えなくなってしまっていた「プロポーショナルメトリクス」の情報を、使えるよう改変してくれたフォントです。
【プロポーショナルメトリクスの設定の仕方】
1.テキストを選択した状態で、コンテキストツールバーにある「fi(タイポグラフィー)」アイコンをクリックする。
(メニューから「ウィンドウ」-「テキスト」-「タイポグラフィ」でもOK)

2.タイポグラフィパネルの「スタイルセット」-「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れる。

チェックを入れるのと入れないのとでは、こんなに違います。

チェックを入れるだけでいい感じに文字詰めをしてくれるので、文字詰めをする手間が省けます。

「③プロポーショナルメトリクスを含む」フォントのオススメをしましたが、
「源柔ゴシックP」や「源暎ラテミン 詰 v2」など、正方形ではなく文字幅で作られた「②プロポーショナルフォント」を使うのもオススメです。
「プロポーショナルフォント」はフォント名にPがついていることが多いです。(A P OTFなど、フォントの頭についているフォントシリーズ名は除く)
カーニングを「自動」にして、プロポーショナルのフォントを使うだけで、文字の間隔がいい感じになってくれます。
それ以外は、ちょっと間が空きすぎてしまうと思うので、頑張ってカーニングとトラッキングを使って詰めて下さい。
Affinityさん……タイポグラフィパネルからでもいいから、OpenTypeの「palt」使えるようにして下さい……(=・ω・=)
フォントには、この面倒な文字詰め情報を楽にできるよう「このくらい詰めたらいい感じになるよ」という情報(「プロポーショナルメトリクス」「ペアカーニング」)をフォント作者が登録してくれたフォントがあります。
そのうち、「プロポーショナルメトリクス」という情報が、日本語特有の機能の為、海外ソフトであるAffinityだとうまく読み込むことができません。
「日本語組版のためのフォント for Affinity」で配布されている「えのころ明朝」「つゆくさ明朝」「えのころ角ゴシック」「つゆくさゴシック」「つゆくさアンチック」「クレー One ss」「ステッキ ss」「ロックンロール One ss」「レゲエ One ss」「トレイン One ss」は、使えなくなってしまっていた「プロポーショナルメトリクス」の情報を、使えるよう改変してくれたフォントです。
【プロポーショナルメトリクスの設定の仕方】
1.テキストを選択した状態で、コンテキストツールバーにある「fi(タイポグラフィー)」アイコンをクリックする。
(メニューから「ウィンドウ」-「テキスト」-「タイポグラフィ」でもOK)
2.タイポグラフィパネルの「スタイルセット」-「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れる。
チェックを入れるのと入れないのとでは、こんなに違います。
チェックを入れるだけでいい感じに文字詰めをしてくれるので、文字詰めをする手間が省けます。
「③プロポーショナルメトリクスを含む」フォントのオススメをしましたが、
「源柔ゴシックP」や「源暎ラテミン 詰 v2」など、正方形ではなく文字幅で作られた「②プロポーショナルフォント」を使うのもオススメです。
「プロポーショナルフォント」はフォント名にPがついていることが多いです。(A P OTFなど、フォントの頭についているフォントシリーズ名は除く)
カーニングを「自動」にして、プロポーショナルのフォントを使うだけで、文字の間隔がいい感じになってくれます。
それ以外は、ちょっと間が空きすぎてしまうと思うので、頑張ってカーニングとトラッキングを使って詰めて下さい。
Affinityさん……タイポグラフィパネルからでもいいから、OpenTypeの「palt」使えるようにして下さい……(=・ω・=)
フォントサイズを変更する
まだちょっと大きいので、文字サイズを小さくしました。
文字を小さくする方法は、他の図形などと同じようにバウンディングボックス(周りを囲む四角い枠)で小さくするほかに、文字パネルの「フォントサイズ」からも調整できます。
プルダウンから選ぶだけでなく、数字を直接入力したり、カーソルキーの上下、マウスホイールでも数値を変更できます。
Shiftを押しながら↑↓を押すと、10ずつ増減できます。
個人的に端数があると気持ち悪いので、できるだけ整数になるようフォントサイズを変えてます。
その他の数値系でも、端数があるとWEB書き出し時に にじんだりとあまりいいことがないので、できるだけ小数点のない、整数で数値指定するといいと思います。
文字の色を変更する
文字色を変更したいときは、テキストを選択して「フォントの色」をクリックすると、色を変更できます。
今まで通り、カラーパネルやスウォッチパネルからも変更できます。
ちなみに、隣の「背景色」を使うと、文字の背景に色を付けることができます。
ちょっと広めに色がついてしまう&カーニングするとズレるので、使いどころは微妙かも。
文字の背景に色がついてしまった直せない~ってときは、ここをいじると直せます。
文字が整うだけで、講座その1の時と比べて大分よくなったのではないでしょうか?ちょっと広めに色がついてしまう&カーニングするとズレるので、使いどころは微妙かも。
文字の背景に色がついてしまった直せない~ってときは、ここをいじると直せます。
大分できることが増えてきましたね!
今回、「文字」という新しいパネルを増やしたので、画面上がごちゃごちゃしてきたと思います。
次の回で、自分が使いやすい配置にできる「スタジオ」の使い方を覚えていきましょう。
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その9 へ続く。