
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その6 の続き。
さぁ、その6で様々な色を選べるようになりました。
そうなると今度はこう思うのではないでしょうか?
「一度使った色をもう一度使いたい!」
今回は「スウォッチ」の使い方を覚えましょう。
スウォッチの使い方
カラーパネルの後ろにある「スウォッチ」タブをクリックする
ベクターペルソナに切り替えて、右側のパネル、「カラー」の後ろにある「スウォッチ」パネルをクリックしてください。
スウォッチパネルが表示されていないときは、メニュー「ウィンドウ」-「一般」-「スウォッチ」から表示させてください。
プルダウンをクリックすると、あらかじめ登録されてあるパレット(色を集めたもの)を選ぶことができます。
せっかくなので、新しくパレットを作ってみましょう。
ドキュメントパレットの作り方
1.右上の下三角「パネル環境設定メニュー」をクリックして、「ドキュメントパレットを追加」をクリックする。
2.好きな名前を入れて、OKを押す。
今回は「ドキュメントパレット01」としました。
3.新しいドキュメントパレットが作成される。
真っ白なパレットが作成されました。
次はこれに色を追加していきましょう。
スウォッチの追加の仕方
パレットに並んでいる、小さな色見本の■のことを「スウォッチ」と呼びます。
ちなみに、スウォッチ(Swatch)とは、布や塗料の色や種類を確認するときに使う、小さな布や素材見本の事です。
よく家具屋さんにカーテンの布地見本や、家具の色見本が置いてあったりしますよね?
これをデジタル化し、色・グラデーション・パターンを四角いアイコンとして保存・管理する機能を「スウォッチ」と呼ぶようになりました。
気に入った色は、どんどんスウォッチとして登録していきましょう!
方法1 「現在の塗りつぶしをパレットに追加」ボタンを押す
好きな色を塗ったオブジェクトを選択し、「現在の塗りつぶしをパレットに追加」ボタンを押してください。
カラーセレクターでアクティブな(前に出ている)色が、パレットに登録されます。
※ベクタースタジオの時のみ、境界線がアクティブになっているのに塗りが登録されるバグが発生します。
その場合は、セレクターをクリックして塗りと境界線を交互にアクティブにしてください。
また、「境界線の色を塗りつぶしの色に切り替え」矢印を押すと、境界線と塗りの色を交換できます。
ショートカットキーはShift+Xです。
自分は塗りと線の色をよく間違えるので、このショートカットキーをよく使います(=・ω・=)
登録された色は「塗りつぶし(Fill)」と呼ばれます……が、紛らわしいので今後は「スウォッチ」と統一して呼びます。
方法2 オブジェクトを右クリックして、「スウォッチに追加」-「塗りつぶしから」「線から」「両方から」のいずれかをクリックする
登録したい色がある方を選択してください。
「両方から」を選ぶと、境界線と塗りつぶしの色、両方の色を一気に登録することができます。
スウォッチの削除の仕方
スウォッチを消したいときは、右クリックをして「塗りつぶしを削除」をクリックすれば消せます。
スウォッチの編集
登録したスウォッチをダブルクリックすると、色を変更できます。
また、右クリックして「塗りつぶしの編集」からでも変更できます。
スウォッチを使って色を付ける
オブジェクトに色を付けたいときは、オブジェクトを選択した状態で、スウォッチをクリックすれば色が付けられます。
作成した「ドキュメントパレット」ですが、現在開いているドキュメントファイルに保存されるパレットになります。
他のファイルを開くと、表示されません。
他のファイルでも共通で使えるパレットを作りたいときは、「アプリケーションパレット」を作成します。
アプリケーションパレットの作り方
右上の「パネル環境設定」をクリックして、「アプリケーションパレットを追加」をクリックする。
※Ver.3.01にはアプリケーションパレットを追加できないバグがあるので、Ver3.02以上にアップデートしてください。
あとは好きな名前をつければ、ドキュメントパレットと同じように使えます。
「ドキュメントパレット」には、左に書類のようなアイコンが付きます。
「アプリケーションパレット」には、左にウィンドウと歯車のようなアイコンが付きます。
パレットの削除
パレットを削除したいときは、消したいパレットを選択した状態で、「パネル環境設定」をクリックして、「パレットを削除」をクリックしてください。
スウォッチの大きさ
右上の「パネル環境設定」から、「アピアランス」と進むと、スウォッチの大きさや、リスト表示にするか否かを設定できます。
お好みの設定にしてみて下さい。
スウォッチの名前変更
リストで表示される名前は、右クリックして「塗りつぶし名を変更」から変えられます。
リスト表示じゃないときも、スウォッチの上にマウスを乗せると(ホバーすると)スウォッチの名前が表示されます。
自動的に色の割合が名前として登録されますが、自分の好きな名前をつけてみて下さい。
便利技! ドキュメントからパレットを作成する方法
ここで、「講座その1」で作成したファイルを開いてみて下さい。
このファイルで使った色を、パレットに登録してみたいと思います。
1.好きなファイルを開き、右上の「パネル環境設定」から「ドキュメントからパレットを作成」-好きな方を選ぶ。
アプリケーションパレットとドキュメントパレット、好きな方を選んでください。
2.ドキュメントの名前が入ったパレットが作成される。
ドキュメントに使われた色が登録された、パレットが一瞬で作成されました。便利ですね!
同じように、画像からパレットを作成したりもできます。
詳しい解説は「スウォッチパネルについて①/Affinity3」(近いうちにUP予定)を参照してください。
今後、詳しい使い方のページを参照として貼っていきますが、最初のうちは見ないでいいです。初心者講座だけ追っていけばOK。
初心者講座で説明されていない詳しい機能が今すぐ知りたいんだよぉぉぉぉ!!という方は、参照をたどってみて下さい。
パレットのインポート
他の人が作ったパレットや、Photoshop用に配布されている.ase などをインポートして使うことができます。
パネル環境設定から、「パレットをインポート」で、アプリケーションパレットとドキュメントパレット、好きな方を選択してインポートしてください。
お気に入りのパレットを作成して、素敵な作品作りに役立てて下さい。
ゼロから始めるAffinityDesigner2 Affinity初心者講座その8 に続く