調整レイヤーについて③の続きです。
調整レイヤーについて①
調整レイヤーについて②
調整レイヤーについて③
LUT
よく写真加工アプリにある「フィルター」みたいな機能です。動画編集の方がよく使うかも。
使い方は、ダウンロードしたLUTファイルを「LUTを読み込み」から読み込むだけ。
*.3dl、*.csp、*.cube、*.lookに対応しているので、大体のLUTは使えると思います。
一応、英語ですがAffinityの公式フォーラムで、有志の方がLUTを公開しているのでリンクを貼っておきます。
https://forum.affinity.serif.com/index.php?%2Ftopic%2F52264-8-luts-free%2F
jef.さんの投稿にある「H 8 LUTS 2.zip」をクリックしてダウンロードし、解凍したcubeファイルを「LUTを読み込み」から読み込むと使えます。jef.さんありがとう!
「LUT 配布」で検索するといろんなLUTが出てくるので、好きなLUTを見つけてみて下さい。
無限のフィルターが使えると考えると、画像加工も楽しくなりそうですね。
また、AffinityPhotoのみ、自分でLUTを作ることもできます。
調整レイヤーを使って、いい感じの色になるように色を調整します。
今回は彩度を上げて、トーンカーブで画像を明るくする調整をしてみました。
「ファイル」-「LUTをエクスポート」をクリック
好きな名前を付けて、「エクスポート」を押します。
あとは保存したファイルを、他のLUTと同じように読み込んで使うだけ。
「プリセットを追加」から保存すれば、「ウィンドウ」-「調整」で表示されるパネルから、いつでも呼び出すことができます。
レンズフィルター
写真を撮るときに、レンズに色のついたフィルターを取り付けて雰囲気を出す、というテクニックがあるのですが、それを再現してくれます。
光学密度を右に動かせば動かすほど、フィルターカラーの色が濃くなります。
オレンジ色にして暖かい雰囲気にしたり、青色にして冷たい雰囲気にしたり。
明暗別色補正
明るい部分と暗い部分と、それぞれ分けて色調補正をかけることができます。
明るい部分だけ色被りしちゃってるので調整したい、という時などに使うと便利。
逆に、明るい部分だけ彩度を上げるなんてこともできます。
ハイライトの色相を選んでどんな色にするかを決め、
ハイライトの彩度を上げて、どのくらい色を強くするか決める。
バランスを上げると、シャドウとハイライトの境界を調整できます。
右に上げればシャドウで調整できる部分が増え、
左に下げればハイライトで調整する部分が増えます。
OCIO
OpenColorIO調整を使うことができます。これも、ほぼ使わない機能ですね。
相手から指定されたときに使うものになります。
みんなで映画とかを作成するとき、バラバラに作業してシーンごとに色が違うと混乱しますよね?
そうならないように色を管理しよう、という感じの機能になります。
詳しくは「OpenColorIO」で検索してみて下さい。

そうならないように色を管理しよう、という感じの機能になります。
詳しくは「OpenColorIO」で検索してみて下さい。
法線
Blenderなど、3DCGを作成するときに「ノーマルマップ」と呼ばれる、「でこぼこ情報を画像一枚で表したもの」を作ることがあります。
法線フィルターを使うと、そのノーマルマップを直接画像のままいじることができます。
デコボコの情報を作ったけれど、もうちょっと強さを抑えたい、という時に「スケール」の値を下げる、という使い方になると思います。


法線フィルターを使うと、そのノーマルマップを直接画像のままいじることができます。
デコボコの情報を作ったけれど、もうちょっと強さを抑えたい、という時に「スケール」の値を下げる、という使い方になると思います。
ちょっとわかりにくいけれど、出っ張っているところを逆にへこましたり。凸凹を強くしたり。
ノーマルマップを画像ソフトで作成・調整したい、という人に便利な機能だと思います。
以上、長くなりましたが調整レイヤーについてざっと説明しました。
すべてを覚える必要はもちろんないので、使いやすい機能から順番に覚えていってください。
ノーマルマップを画像ソフトで作成・調整したい、という人に便利な機能だと思います。
以上、長くなりましたが調整レイヤーについてざっと説明しました。
すべてを覚える必要はもちろんないので、使いやすい機能から順番に覚えていってください。
少しでも参考になれば!(=・ω・=)