ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その9 オーバーレイ

2026-05-06

Affinity Affinity中級者講座 パソコン関係

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ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その8 レベル の続き

Affinity Photoでの合成画像:夕日を背景にしたバナナの配置例
さて、イイ感じに合成できたと思いますが、最後にちょっとだけ合成写真のクオリティが上がるテクニックを紹介したいと思います。

例えば、夕日に向かってたたずむ、アンニュイな表情のバナナがあったとします。
この際、シチュエーションの不自然さとかは全部無視してください。気にしたら負けだ。
調整前の合成写真:背景とバナナの色味が馴染んでいない状態
影もちゃんとあるし、合成としてはイイ感じなのに、なんかバナナが浮いて見えませんか?
調整後の合成写真:色味調整によってバナナが夕日の背景に馴染んだ状態
こうすると、さっきの写真よりもバナナがなじんだと思います。

違いはバナナ自体の色味です。
左が加工前。右が加工後。
加工前と加工後の比較:バナナの色温度の差異
2枚の写真を見比べてみると、背景の夕日は全体的に赤いのに対して、
バナナはすっきりとした色をしています。明らかに撮影した場所が違いますよね。
背景素材とバナナ素材の色味の乖離の確認
合成写真を作るときは、できるだけ同じ環境で撮影した写真を組み合わせたほうがいいです。
最低でも、光の向きは揃えること。

今回のバナナも、本当ならもうちょっと低い位置から光を当てて影が伸びている方がいいのですが……まぁ、逆光ではあるので許容範囲としましょう。

できるだけ同じ環境で撮影した写真がいいのですが、そうも言ってられません。
違う環境で撮影した写真は、合成後に、背景に合わせて色調整すると、イイ感じになじむようになります。

「リカラー」という機能や、前回使った「レベル」などを使ってちまちまと手作業する必要があるのですが、今回は一発である程度イイ感じに調整できる裏技を紹介したいと思います。
Affinity Photoでの合成実践:リンゴとバナナをテーブルの背景に馴染ませる
前回加工した、リンゴとバナナとテーブルの画像で、実際にやってみましょう!

1.背景の画像を複製する

背景の画像を複製します。
CTRL+Jでも、右クリックで複製でも、好きなやり方で複製してください。
レイヤーパネルでの背景レイヤー複製操作

2.複製した背景の画像を一番上に持ってくる

複製した背景の画像を一番上に持ってきます。
ドラッグ&ドロップで移動しても、ショートカットキーのCtrl+Shift+」で移動してもOKです。
よく使う動作になるので、ショートカットキーを覚えることを推奨します(=・ω・=)
複製した背景レイヤーを最前面に移動した状態のレイヤー構成
ついでに、レイヤー名を「色味調整」に変えておきましょう。
レイヤー名はこまめに変えて、分かりやすいようにしておくといいです。
ピクセルレイヤーの名前を「色味調整」に変更する操作

3.複製したレイヤーを選択した状態で、メニューから「ピクセル」-「フィルター」-「ぼかし」-「平均」をクリックする

名前を変更した「色味調整」レイヤーを選択した状態で、「平均」ぼかしをかけます。
「ピクセル」-「フィルター」からかける効果はレイヤーを修復不可能なぐらい変化させるので、レイヤーを複製してからかけるのをオススメします。
Affinity Photoのメニューから「フィルター」>「ぼかし」>「平均」を選択する手順
memo
Photoshopユーザーの為に先に説明しておくと、「スマートオブジェクト」みたいな機能はない……というか、「ピクセルレイヤー」に変換しない「画像」の状態が、スマートオブジェクトみたいなものです。拡大縮小しても画質が下がらない。
元画像を変化させずにフィルターをかけるには、「ライブフィルターレイヤー」という機能を追加でかけます。
調整レイヤーのように使えるので、分かりやすいと思います。
そのうちちゃんと説明予定(=・ω・=)
「平均」をかけると、元の画像の平均の色で塗りつぶします。
「平均」フィルター適用後の、単色で塗りつぶされたピクセルレイヤー
この色味調整ですが、リンゴとバナナの画像にしかかけたくありません。
なので、マスクを使ってリンゴとバナナの形に切り抜きたいと思います。

4.Ctrlキーを押しながら、バナナのサムネイル部分をクリックする

Ctrlキーを押しながらサムネイルをクリックすると、そのレイヤーの選択範囲を作ることができます。
「banana_影」ではなく、切り抜いたバナナの方をクリックしてください。
バナナのピクセルレイヤーサムネイルから選択範囲を作成する様子

5.Ctrl+Shiftキーを押しながら、リンゴのサムネイル部分をクリックする。

Shiftキーを押すと、現在の選択範囲にさらに選択範囲を追加することができます。
Ctrl+Shiftキーを押しながらリンゴのサムネイル部分をクリックして、バナナとリンゴの選択範囲を作成します。
バナナとリンゴの両方が選択範囲として囲まれている状態
選択範囲が上手く作れなかったら、Ctrl+Dを押して選択範囲を解除し、もう一度CtrlキーとShiftキーを押しながら、リンゴとバナナのサムネイル部分をクリックしてください。

6.色味調整レイヤーを選択してから、マスクレイヤーを作成ボタンを押す

レイヤーパネルの下の方にある、四角に丸をくりぬいたアイコンをクリックして、マスクを作成します。
レイヤーパネル下部の「マスクレイヤー」アイコンの場所
「色味調整」レイヤーにリンゴとバナナの形状のマスクが適用された状態
note
もしうまくいかずにマスクレイヤーが一番上にできてしまった場合は、色味調整レイヤーの上にドラッグ&ドロップして子レイヤーにして下さい。
マスクレイヤーが一番上にあると、すべてのレイヤーに効いてしまいます。
マスクレイヤーを子レイヤーとして配置するドラッグ操作の説明

できたら、ctrl+Dを押して、選択範囲を解除してください。

7.色味調整レイヤーのブレンドモードを「オーバーレイ」にする。

レイヤーパネルのブレンドモード設定を「オーバーレイ」に変更する
オーバーレイは、50%グレーより明るい部分は明るく合成して、暗い部分は暗く合成できる機能です。
(知ってる人に解説すると、乗算とスクリーンを同時にかけられる感じ)
オーバーレイ適用後:リンゴとバナナに背景の色味が重なった状態
「平均」でぼかしたレイヤーを「オーバーレイ」で重ねることによって、全体の色味を調整することができます。
光あふれる窓辺の雰囲気が一気に出ましたね!
色味調整後の完成イメージ:素材同士の一体感が向上

8.色味調整レイヤーの不透明度をちょっとだけ下げる

流石にちょっと明るすぎなので、隣にある「不透明度」をちょっと下げてあげます。

「不透明度」はレイヤーの不透明度を調整することができます。
0%にすると、透明になります。
結構明るいので、50%ぐらいでいいかな。
不透明度スライダーを50%程度に調整する操作
オーバーレイありの方が、写真としての一体感が増したのではないでしょうか?
最終的な合成結果:不自然さが解消されたバナナとリンゴの画像
オーバーレイを加えることで、一気に合成画像のクオリティが上がるので、是非覚えておいて下さい(=・ω・=)
テクニックを応用した、夕日を背景にしたドラマチックなバナナの合成写真
オーバーレイ+ちょっと雰囲気出すためにレベル補正で暗くした、アンニュイなバナナ。

ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その10 に続く

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