2025-12-24

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その6 カラーパネル



ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その5 の続き。



さぁ、ある程度のことはできるようになってきました。
今回は「カラーパネル」について学んでいきましょう。

講座その1では「コンテキストツールバー」から色を付けましたが、「カラーパネル」からも、色を選んでつけることができます。

カラーパネル



ベクタースタジオに切り替えて、右側にある「カラーパネル」を見て下さい。
(カラーパネルが表示されていない場合は、メニューの「ウィンドウ」-「一般」-「カラー」で表示させてください)



このパネルになっていない方は、右上の環境設定パネルから「スライダー」を選び、右側のプルダウンから「HSL」を選んでください。



色を付けたいオブジェクトを選択し、カラーパネルから色を選びます。
コンテクストツールバーと違って、ちょっとややこしいのが、境界線と塗りつぶしの選択です。

カラーパネルの左上にある、ふたつの丸(カラーセレクタ)をクリックすることで、塗りに色を付けるか、境界線に色を付けるか選べます。
塗りと境界線、手前になっているほうが、現在対象となっているものです。



試しに、塗りが赤、境界線が青の四角を作ってみましょう。

1.長方形ツールを使って、四角を書く。



左のツールバーにある、「長方形」を選択して、画面上をドラッグします。
Shiftを押しながら書けば正方形になります。

(長方形ツールがない場合は、塗りつぶしツールの下にあるアイコンを長押しすると、長方形ツールが出てきます。画像の位置参照)



2.左上にあるふたつの丸(カラーセレクタ)の「塗りつぶし」の方をクリックしてから、赤色を選ぶ。



左上にあるふたつの丸のことを「カラーセレクタ」と呼びます。
それの、塗りつぶしの方を選択してから、色を選んでください。

下の四角い虹色グラデーション部分をクリックして大体の色を決め、スライダーで微調整すると楽です。

完璧同じ色にしないでOKですよ(=・ω・=) あなたの好きな赤を指定してください。



3.カラーセレクタで「境界線」をクリックし、青色を選ぶ。



ドーナツ状の丸をクリックしてから、好きな青色を指定してみて下さい。境界線がその色で塗られます。
線が細い場合は、コンテキストツールバーから太さを太くしてください。



↓好きな太さに。



ちなみに、境界線を太くするとき、アイコン部分を右にドラッグしても太くできます。



境界線と塗りつぶし、どちらを対象にするかは、カラーセレクタをクリックしなくても、ショートカットキーの「X」で切り替えられます。

塗りと境界線の色を交換したいときは、二つをまたぐように書かれている矢印をクリックすると、境界線と塗りの色を交換することができます。



また、色を削除したいときは、塗りか境界線か選んだあとで、左下にある赤斜線のマークをクリックすると、色を「なし」にすることができます。



ベクタースタジオでは左上のカラーセレクタが「境界線」と「塗りつぶし」ですが、ピクセルペルソナに切り替えるとカラーセレクタの形が「前景色」と「背景色」になります。



ブラシなどで描いたとき、前に出ている色で描かれます。
「ベクタースタジオ」か「ピクセルスタジオ」かでカラーセレクターの形が違うので、ちょっと気をつけて下さい。



自分は1色目、2色目とよく使う色をキープして、Xで切り替えて描いていく使い方をしてます。
(大体2色目にはキャンバスの色を充てて、消しゴムっぽく使ってます)

ちなみに、ショートカットキーの「」を押すと、ベクターペルソナでは「境界線=黒、塗りつぶし=白」に。ピクセルペルソナでは「前景色=黒、背景色=白」になります。



さて、散々HSLスライダーの画面で説明してきましたが、このパネル……使いにくくないですか?



慣れてくると同じトーンの色とか簡単に選べてめちゃめちゃ便利なんですが、初心者のうちはちょっととっつきにくいと思います。
なので、初心者におすすめのパネルをご紹介。

ホイール



右上の「パネル環境設定」から、「ホイール」を選択する



多分、こっちの方が直感的に使いやすいと思います(=・ω・=)



外側のホイールで色相(赤、青、黄色などの色)を選び、
真ん中の三角部分で明度(明るい/暗い)と彩度(色が鮮やか/無彩色グレー)を選びます。

外をクリック(またはドラッグ)して三角形をグルグルまわし、その後なかの三角形から色の濃さを選ぶ感じです。
端っこの色を選ぶと、濁りがなくてきれいな色が選びやすいです。



他にもいろいろなパレットがあるので、自分の使いやすいパレットを使って色を選んでください。
カラーパネルの使い方について詳しい解説はそのうち書きます(=・ω・=)



なんのパネルを使えばいいか分からない! という時は、「ホイール」か、スライダーの「HSL」をオススメします。(印刷物を作りたいときはスライダーのCMYK推奨)

カラーピッカー



カラーセレクターの横にあるスポイトのアイコンは「カラーピッカー」といいます。
画面上の色をスポイトすることができます。
(確か、MACの人はソフト外を参照しようとすると、何か許可を求めるメッセージが出るハズ…)

スポイトアイコンを掴み、ドラッグして、色を拾いたいところでマウスを離すと、カーソルがある場所の色をスポイトして拾うことができます。





画面外にドラッグすれば、Affinityじゃないウィンドウの色とかも拾えます。
一度スポイトした色は、スポイトアイコンの横に記憶されます。
スポイトアイコンをクリックすると、その色が適用されます。



一度使った色をもう一度使いたいときにスポイトがあれば便利……と言いたいところですが、何度も同じ色を使いたい場合。もっと便利な機能があります。

というわけで次回「スウォッチ」へ続く……!!

ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その7 スウォッチ へ続く