
段落パネルについて④ の続き。
「箇条書き&番号付け」オススメの使い方
箇条書き&番号付けを作るのに、いちいちレベルをぽちぽち押したり、インデントを設定していたりすると面倒臭いです。
なので、テキストスタイルの一部である、「段落スタイル」を使って一気に設定する方法をオススメします。
テキストスタイルについての詳しい解説はこちら。
テキストスタイルについて①
テキストスタイルについて①/AffinityPhoto・AffinityDesiner![]()
今回は異なるテキストボックスでも連続して番号を振る、リストを作っていきたいと思います。
1.タイトル(レベル1)の書式設定をする
自分の好みの書式設定をします。
今回は「えのころ角ゴシック bold」20pt、緑色の文字にしました。
2.段落パネルで、いい感じに番号付けの設定をする
段落パネルを使って、好きなようにリストの設定をします。
段落パネルが表示されてない方は「ウィンドウ」-「テキスト」-「段落」をクリック。
今回は以下のような設定にしました。
タイプ「1,2,3,4…」
レベル1
Tab stop 8mm
番号の振り直し 「現在のレベルより下」
名前 「タイトル」 グローバルにチェック
レベル1
Tab stop 8mm
番号の振り直し 「現在のレベルより下」
名前 「タイトル」 グローバルにチェック
リストに名前を付け、グローバルにチェックを入れることで、違うテキストボックスでも連続した数字を振ることができます。
ちなみに、レイヤーの順番が下から番号が振られていくので、順番がおかしいと思ったら、レイヤーの上下を入れ替えて下さい。
3.テキストスタイルに登録する
設定した書式設定を、段落スタイルとして登録します。
「テキストスタイル」パネルが表示されていないかたは、「ウィンドウ」-「テキスト」-「テキストスタイル」をクリック。
書式設定をした奴にカーソルを合わせて、テキストスタイルパネルの左下にある「段落スタイルを作成」をクリック。
スタイル名に好きな名前を入れて、「OK」で保存します。
今回は「タイトル」と名前を付けました。
左側の項目を選んで、自由に書式設定などを変えることができます。
無事に、段落スタイルを作成できました。
あとで変更したい、という時は、テキストスタイルパネルにある「1.タイトル」をダブルクリックすれば、先ほどの画面が出てくるので、そこで修正できます。
もしくは、直接テキストに変更を加えた後、テキストスタイルパネルにある「段落スタイルを更新」をクリックすれば、新しい書式設定を上書きすることができます。
間違えて上書きしないよう注意。
4.タイトル(レベル1)に、作成したテキストスタイルを適用する。
スタイルを適用したい行にカーソルを合わせて、テキストスタイルパネルにある「タイトル」をクリックすれば、簡単に書式設定がされます。
あとで書式を変更したくなったら、テキストスタイルを上書きするだけで一気に変更できます。
5.レベル2リストの書式設定をする
レベル1ができたので、次のレベル2の書式設定をしましょう。
【文字パネル】
「えのころ角ゴシック bold」16pt、青色の文字
【段落パネル】
[間隔]
左インデント 6mm
先頭行インデント 6mm
前のスペース 5pt
後ろのスペース 5pt
[箇条書き&番号付け]
タイプ「1,2,3,4…」
レベル2
Tab stop 13mm
番号の振り直し 「リストを除くすべて」
6.テキストスタイルパネルで「段落スタイルを作成」ボタンを押す
7.スタイル名に好きな名前を入れて保存する
今回は「レベル2リスト」と名前を付けました。
8.レベル2のスタイルを適用したい場所に、レベル2のスタイルを適用していく。
まとめて選択し、テキストスタイルパネルをクリックすれば複数行一気に設定できます。
これをテキストスタイルを使わずに手作業でやろうとすると、インデントの設定やレベルの設定が面倒くさすぎて発狂すると思います(=・ω・=)
9.レベル3スタイルも同様に登録します。
【文字パネル】
えのころ角ゴシック bold」17pt、黒色の文字
【段落パネル】
[間隔]
左インデント 14mm
先頭行インデント 14mm
前のスペース 3pt
後ろのスペース 3pt
[箇条書き&番号付け]
タイプ「Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ…」
レベル3
Tab stop 15mm
右揃え箇条書き/番号
番号の振り直し 「リストを除くすべて」
「レベル3リスト」として段落スタイルを登録し、適用します。
10.気になるところを微調整する
レベル1の上にスペースを設定するのを忘れていたので、追加します。
段落パネルで「前のスペース」に12ptと追加しました。
段落パネルの上の方に、使用中のスタイル名が表示されているのですが、変更を加えた後、右側に表示される「更新」ボタンを押すと、段落スタイルを上書きすることができます。
更新ボタンは、元のスタイルから変更がないと表示されません。
すべて設定し終わるとこんな感じです。
文字色を変えたい、インデントの位置を変えたい、と思ったら「テキストスタイル」を変更することで一気に修正することができます。
AffinityDesignerではTABでリストのレベルを変えることができないので、リストを使いたいときは「段落スタイル」を使うことをおすすめします(=・ω・=)
少しでもお役に立てば!