
テキストスタイルを使うと、フォントや色、行間などの書式設定をボタン一つで適用することができます。
テキストスタイルにまとめて管理することで、同じ書式を使いまわすことができ、デザインに統一感を出せます。
使いこなすと便利なので、覚えておきましょう。
とりあえず使ってみる
テキストスタイルは、ドキュメントごとに作成されます。
テキストスタイルパネルを表示するには、「ウィンドウ」-「テキスト」-「テキストスタイル」をチェックしてください。
新規ドキュメントを開くと、以下のような感じになっているかと思います。
左側にある「>」をクリックすると、閉じている項目を展開することができます。
とりあえず、適当にテキストを入力して、テキストフレームを選択した状態で「本体」をクリックしてみましょう。
テキストフレーム全体のフォントサイズが12ptに変更されます。
次に、見出しをつけたい行にカーソルを合わせて、「見出し1」をクリックします。
すると、フォントサイズが20pt、ウェイトが太くなり、中央揃えになります。
他の行にも、ワンクリックで適用することができます。
テキストスタイルを編集する
見出しっぽくなりましたが、このままではつまらないので色を変えたいと思います。
1.テキストスタイルの「見出し1」を右クリックして、「"見出し1"を編集」をクリック
※ダブルクリックでもOK
すると、テキストスタイルエディタが開きます。
このテキストスタイルエディタを使って、好みのテキストスタイルを作成します。
「スタイル」タブの右下に、現在設定されているスタイルの変更点一覧が表示されます。
2.「カラー&装飾」をクリックし、「フォントカラー」で好きな色を選ぶ。
すると、同じスタイルが当てられている場所が、一気に変更されました。
あとで「見出しの色、赤にして」と修正指示が入っても、スタイルを設定していればスタイルパネルから編集するだけで、一気に修正することができます。便利!
フォントを変えたり、段落の字下げを設定したり、テキストスタイルエディタにある項目を自由に設定することができます。
段落スタイルと文字スタイル
スタイルには、「段落スタイル」と「文字スタイル」があります。
主に「段落スタイル」で文章ごとのスタイルを設定し、
文字の一部を変更したい、という時に「文字スタイル」を使います。
htmlでいう、<p>と<span>みたいな感じ。
早速文字スタイルも使ってみましょう。
今度は、書式設定を先にして、後からスタイルを登録してみたいと思います。
文字スタイルの作り方
1.強調したい単語を選択し、自由に書式設定する。
今回はシンプルに赤文字にしてみたいと思います。
2.テキストスタイルパネルの「文字スタイルを作成」をクリックする。
左下にある+aのボタンです。
3.設定した内容が反映されているか確認後、「スタイル名」に好きな名前を入れて、「OK」
フォントカラーが赤になっているか確認した後、スタイル名に好きな名前を入れます。
今回はシンプルに「赤文字」という名前にしました。
この時に、他の書式を追加で設定してもOKです。
4.テキストスタイルに、作成したスタイルが登録されました。
あとは好きな文字列を選択して、スタイルをクリックするだけで、手軽に赤文字を量産できます。
テキストスタイルの削除の仕方
不要なテキストスタイルがあるときは、スタイルを選択し、右下の削除ボタンを押せば消すことができます。
また、右上のパネルメニューから「未使用のスタイルを削除」を押せば、使っていないスタイルをまとめて削除できます。
適用したスタイルを削除したいときは、テキストスタイルパネルにある「(段落)スタイルなし」または「(文字)スタイルなし」をクリックすれば、リセットできます。
テキストスタイルについて②へ続く