
ゼロから始めるAffinity3 Affinity上級者(?)講座その2 光と色の三原色 の続き
例によってエクストラ講座なので、読み飛ばしちゃってもOKです(=・ω・=)
ただ、知っておくと困った時に役に立つかも。
印刷物はCMYKって聞くけど?
(=・ω・=) < 印刷物はCMYKって聞くけど、全部CMYKで作った方がいいの?……印刷所や出力する機械の指示に従って下さい。としか……(´・ω・`)
最近のインクジェットプリンタは6色インクなど、いろんなインクを使うことが多いです。
その場合、CMYKよりRGBでデータを作った方が、キレイに出力できたりします。
家庭用プリンターやコンビニコピー機は大体RGB前提で作られてるので、RGBの方が良かったりします。
目安的に、CMYKのインクで刷ると分かっている時はCMYKで、
CMYK以外のインクを使う(6色インクジェットとか)ときはRGBで、かな。
(もしくはCMYK+スポット・特色で)
基本は印刷屋さんのホームページ、または出力する機械のマニュアルに書いてあると思うので、それに合わせてデータを作ってください。例外めちゃめちゃある。
(=・ω・=) < RGBの方が色がキレイだから、CMYK入稿のところも全部RGB入稿じゃだめ?
仮に通ったとしても、予想だにしない色になる可能性があります。
印刷所の方でRGBからCMYKに直すという手間が発生する場合があります。大体の会社で「作り直してください」と差し戻されると思います。
仮に通ったとしても、前回。RGBとCMYKは使える色の領域(色域)が違うよ、という話をしました。
RGBの色、すべてをCMYKで出すことはできません。
単純に変換すると、このくらい色がくすみます。
明るい緑のくすみ具合、半端ないですね。
使える色を理解したうえで、自分好みの色になるよう調整したほうが、「イメージと大幅違う!」というのを防げます。
なので、「CMYKで入稿してください」と書いてある所へは、ちゃんとCMYKで入稿しましょう。
もちろん、RGB入稿可と書いてあるところはRGB入稿でも構いません。
ただし、RGBすべての色がそのまま出るとは思わないでください。印刷所の方で調整するので、「自分で調整したほうが良かったー!」ってなる可能性も。
逆にうまく変換できないから「お任せします!」ってのも有りだと思います。
最近は特に同人印刷でRGB入稿できるところが増えてきたイメージ。
RGBから変換したほうがキレイに色が出せる設定になっていたり、6色インクジェットプリンタのように、CMYK以外の色を使って印刷してくれるサービスがあったりします。
同人印刷でよくある「CMYK+蛍光ピンク」の印刷も、印刷所によって「RGBで作って」「CMYKで作って」「CMYK+ピンク版で作って」とバラバラです。
……なので、印刷所の指示に従って下さい。RIPと印刷屋の方針に寄る……。
(=・ω・=) < RIPってなに?
覚える必要はないけれど、知っておくと何かと参考になりそうなんで解説しておきます。
RIP(リップ)について
多くの印刷物は「Cシアン 藍色」「Mマゼンタ 紅色」「Yイエロー 黄色」「Kキープレート(ブラック) 墨」の4色を重ねて、様々な色を表現しています。
4色のインクを見えないレベルの細かい網点でかけあわせることによって、多彩な色を表現します。

このように細かい網点を作ったり、版を分けたり、印刷可能なラスターデータに変換する処理を、「RIP(Raster Image Processor/リップ)」と呼びます。
ベクターで作成したデータも、RIPで細かい網点のラスターデータに変換されます。
……が! このRIP。
印刷機や設定によって処理が違ってしまいます。
各社、一番いいと思う網点の書き方をするので、まったく同じデータでも、印刷する場所によって結果が違ってしまいます。
(=・ω・=) < じゃあ、完璧同じ色で再販したいときは同じ印刷所に頼んだ方がいいんだね!
……同じ印刷所でも、印刷機の調子だったりで毎回完璧同じ色に刷れるとは限りません。
よそに出すよりは同じ色で出る確率高いけど。
どうしても同じ色で作りたいってときは、色校正などの追加サービスを利用する必要があります。
(=・ω・=) < 冊子とまったく同じ色のチラシを作りたかったのにぃ。
……実は、印刷する紙によっても、色は変わってきます。
表紙で使う紙とチラシで使う紙が違うと、同じ色でも違って見えることがあります。
紙は印刷屋さんによってはいろんな紙のCMYK色見本サンプルを用意してくれているので、それと見比べれば色が大きく違うという事故は防げそうです。
結構用紙によって見え方違ってくるので、サンプル取り寄せるのオススメです。
あと、色選びも結構大事になってきます。
CMYKの組み合わせて色を作っていくので、CM2色で作る色よりも、CMY3色で作る色の方が、色がブレやすい(転びやすい)です。
3色混ざっていると、ちょっと割合がズレたときに色の違いが目立ってしまいます。
茶色とかよく転ぶイメージ。
大体の色が2色+Kで似た色を作ることができるので、できるだけCMY3色使わない色にすると、転びにくくなります。
あと黒い文字も、RGBから変換したときなど、CMYが混ざった色で指定していないか、注意が必要です。
CMYが混ざった黒だと、印刷時のちょっとしたズレで下記みたいにフチに色が滲んでしまうことがあります。特に細い文字など注意。
印刷は、CMYKの4つの色(版)を順番に紙に印刷して重ねていくので、どうしても多少のずれが発生してしまいます。
このズレのことを「版ズレ(はんずれ)」といいます。
CMYK全部使った黒文字は、小さな版ズレでも目立ってしまうので、
黒い文字は、K100%にしてあげたほうが安全です。
そういうのがもろもろあって、RGBよりCMYKの方が印刷が安定します。
(そもそもRGB入稿禁止のところも多い)
チラシなど文字が多い原稿でCMYK入稿のところでは、RGB可でも、できるだけCMYK入稿したほうが安全です。
基本、多少の色ブレ・版ズレはあると思っていいです。
どうしてもこの色で出したい! 前回出したのと完璧に色を揃えたいんだ!! という時は、特色(スポット)を使ったり、色校正を取ることになります。ここら辺の話はまた今度。
色について、更に追い打ちかけるお話していいっすか?(=・ω・=)
印刷物は、見る時の照明の色とかでも色が変わって見えてしまいます。
物の色を見るときは「反射光」を見ている、と解説しましたね。
反射光を見ている、ということは。
光の色が変わるとどうなるでしょうか?
青みが強いライトを当て、物体が青と緑を吸収したとき。
量が多くて吸収しきれなかった青と、元から吸収しなかった赤が人の目に届くため、色が変わって見えてしまいます。
夕日の中で見るバナナは、いつもの黄色より赤く見えますよね?
暗闇の中で青いライトを当てれば、物は青く見えます。
このように、物の色は光の色に左右されてしまいます。
つまり。
太陽や蛍光灯の色が違うと、同じ印刷物でも色が違って見えてしまいます。
窓際の会議室で出力を見て「色が違う、やり直せ」って言われたのに、オフィスで直した出力と元の出力を並べたら、「やればできるじゃないか」と元々のが採用されて「あの時間なんだったんだよ」ってなるのもよくある話💀
……てなわけで、色を正確に合わせるってめちゃめちゃ難しいです。
というわけで、ほんとに、完璧に色を合わせたい、という時はプロに相談するのがオススメです。
大体の色が出てればいっかー、である程度妥協も必要だと僕は思ってます(=・ω・=)
モニターの色を合わせる(キャリブレーション)、CMYKでデータを作る、転びにくい色選びをする、まだ解説してないけれどプロファイルの管理をしっかりする、など、ある程度こちらでできることはやっておいて、後はプロにお任せしちゃいましょう。
説明が遅くなっちゃいましたが、色にこだわるなら、「キャリブレーション」という、モニターの色を正確にする作業も必要になってきます。
モニターの色はモニターによって違うし、
なんなら古いモニターはだんだん黄ばんできたりしちゃいます。
モニターつけてすぐの色と、しばらく経ってからの色も違います。
モニターの色を合わせるには、モニターにくっつけて色を測定する、専用の機器が必要になります。
色を正確に扱いたいイラストレーターさんとかは持っていてもいいかも。
リンク
色合わせらへんは、ちゃんとやろうとしたらお金かかるんで、僕は諦めちゃってます(=・ω・=)
どうしても!
って時はプロにお願いしたほうがいいと思います(´・ω・`)
結構、理想の色が出なかったという意見をTwitterで見るので……。
格安印刷で完璧な色合わせは難しいと思います……(´・ω・`)オカネカケテ
プロニ マカセヨウ
自分でできることも結構あるので、まずはそっちの方でできるだけ頑張りたいですね。
個人的に、印刷物を作るとき。
イラストを描くときは、使いまわししたりWEBにアップすることもあるので、RGBで描いて、後でCMYK変換。
(書くときに明るい緑とか紫とか色域外の色はできるだけ使わないよう意識)
タイトルとかのデザインデータを作るときは最初からCMYKで色指定するのが丸いかなーと思ってます。RGBしか使えない色って、文字とかに使うと見にくいし。
ここら辺は人によって大分考え方が違うかなーと。
Affinityだったら調整レイヤーに「ソフト校正」があるので、それを使いながら色を確認していくといいと思います。
一番上にのっけて、表示をON/OFF切り替えるだけで、簡単にCMYKにしたときの色がシミュレートできます。
使い方は「 調整レイヤー⑩/Affinity3 反転・ソフト校正・LUT」にて。
イラストを描くときは、使いまわししたりWEBにアップすることもあるので、RGBで描いて、後でCMYK変換。
(書くときに明るい緑とか紫とか色域外の色はできるだけ使わないよう意識)
タイトルとかのデザインデータを作るときは最初からCMYKで色指定するのが丸いかなーと思ってます。RGBしか使えない色って、文字とかに使うと見にくいし。
ここら辺は人によって大分考え方が違うかなーと。
Affinityだったら調整レイヤーに「ソフト校正」があるので、それを使いながら色を確認していくといいと思います。
一番上にのっけて、表示をON/OFF切り替えるだけで、簡単にCMYKにしたときの色がシミュレートできます。
使い方は「 調整レイヤー⑩/Affinity3 反転・ソフト校正・LUT」にて。
大分脱線しましたが、講座1~3で言いたいことは、これだけです!
CMYKはCシアン、Mマゼンタ、Yイエロー、Kブラックの4色を組み合わせて色を作るよ!
これだけ覚えてればOKです!
では、このCMYKを使って、次回はいよいよショップカードを作ってみましょう!
ゼロから始めるAffinity3Affinity上級者講座その4 に続く
