ラスターブラシ設定02/Affinity3 ダイナミクス

2026-08-08

Affinity パソコン関係

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Affinityのブラシ編集画面における「ダイナミクス」設定解説のブログサムネイル画像
ラスターブラシ設定01/Affinity3 の続き

ラスターブラシ設定の「ダイナミクス」について解説します。
Affinityのラスターブラシ設定ダイアログ内の「ダイナミクス」タブ画面。サイズジッターや流量ジッターの各設定項目の一覧
ジッター =揺らぎです。
指定された%内で、サイズや流量などの数値を変化させます。

コントローラー

何で変化させるかを、右側のプルダウンで選ぶことができます。
サイズジッターのコントローラーのプルダウンメニューを開き、「なし」「ランダム」「筆圧」などの割り当て項目を選択している画面
サイズのジッターに設定したとき、どうなるかで解説していきます。
値が大きくなると、その分線が太くなります。

なし

揺らぎをなしにします。
左側に数値が入っていても、変化しません。

ランダム

指定した%内でランダムに変化します。
ばらつきを出したいときによく使います。
コントローラーを「ランダム」に設定して、線の太さがランダムに変化しながら描画されたブラシストロークの例
ジッターを指定すると、「一般」のそれぞれのメーターが、以下のように幅を持った形状になります。
ジッター設定を有効にしたことで、ラスターブラシ設定の「一般」タブ内にあるサイズスライダーのメーター表示が幅を持った状態に変化している画面

筆圧

ペンタブレットなどの筆圧に応じて変化します。
ぐっと力を入れて押し付けるように書けば、線が太くなります。
コントローラーを「筆圧」に設定して、筆圧の強弱によって線の太さが滑らかに変化しているブラシストロークの例

角度

ペンタブレットを使用している時のみ有効です。
ペンタブレットをどちらの方向に倒して入力するかで、変化させます。

右手でペンを持って書くと、ペンのお尻はすこし側に倒れますよね?
その状態が一番細い線が書けます。
左手で描くと、もうちょっとだけ太い線に。
上に倒すと、もっと太い線が書けるようになります。
右回りにだんだん太い線になります。

……正直、何に使うんだこの設定(´・ω・`)

ティルト

こちらもペンタブレットを使用している時のみ有効。
ペンを倒した角度によって、値が変化します。
ペンを寝かせれば寝かせるだけ、太い線が書けるようになります。
こっちの方が鉛筆寝かすと太い線が書ける原理と合ってて分かりやすそう。

回転

ペンを指先で回して、ねじった時に線の太さが変わります。
こちらはペンタブレットが回転検知に対応していないと使えません。

回転のジッターに設定すれば、平筆をリアルで使っている時みたいに向きを変えて、線の太さを制御できたりします。

サイクリック

一定周期で値を変化させます。
なめらかに変化させたいときに便利。
コントローラーを「サイクリック」に設定して、波のように一定の周期で線の太さが太くなったり細くなったりを繰り返すブラシストロークの例

速度

素早く書くと値を変化させます。
早く書くと太く、ゆっくり書くと細くなります。

逆速度

速度の逆で、ゆっくり書くと太く、早く書くと細くなります。
感覚的にこっちの方が自然な気がする(=・ω・=)

向き

線の進行方向で値が変わります。
右に進むと細くなって、右回りにだんだん太くなります。
丸を描いてみると分かりやすいかも。
コントローラーを「向き」に設定して、円を描くようにストロークした際、進行方向(角度)に応じて線の太さが滑らかに変化している例

ホイール

エアブラシ対応の、ホイールが付いたペンタブレットでのみ使用可。
ホイールによって値を変えられます。
正直、エアブラシ型のペンタブレットがあること知らなかった(=・ω・=)
特殊過ぎるでしょ……。

距離

最初にペンをつけた位置から、離れるごとに値が変わります。
遠く離れるごとに線が太くなります。
コントローラーを「距離」に設定して、ストロークの開始位置から離れるに従って線がだんだん太くなっているブラシストロークの例
放射状の線とか書いてくと面白いです。
コントローラーの右側にある四角いアイコンをクリックして表示される「プロファイル」のグラフ編集ダイアログ。入力と出力の関係をカスタム曲線で調整する画面

プロファイル

コントローラーに、さらにプロファイルを指定できます。
例えば、筆圧に指定すれば、力を入れるほど太くなるのを、途中で細く逆転させたりできます。

ペンの硬さを調整するのに、ペンタブレットのドライバーじゃうまくできない! ってときに便利かも?

安いペンタブで筆圧の硬さ調整ができないって時も、このプロファイルで斜めの角度を調整すると書きやすくなるかも。
あとは、Gペンは柔らかく角度が急なプロファイルに、カブラペンは硬く、寝かせ気味のプロファイルにして、描き心地を変えたいって時にも使えそう。
プロファイルのグラフ曲線を山なりや複雑に変形させた状態と、それに対応して描画されるストロークの質感の変化の比較画面
サイズ・累積・流量・回転・硬さ・シェイプのジッターは、「ラスターブラシ設定01/Affinity3 一般」で解説したやつの数値が変えられるってだけです。

それ以外の項目について解説します。

拡散X/拡散Y

基準から、X方向(横)とY方向(縦)にズレます。
ダイナミクス設定内の「拡散Xジッター」および「拡散Yジッター」のスライダーを調整している画面
バラついたスプレーみたいなブラシを作るときにオススメです。
拡散X・拡散Yを設定したことで、スプレーのように描画点が上下左右にランダムに散らばってペイントされたストロークの例

色相

色相(色合い)を変化させます。
サイクリックで変化させると、こんな感じのカラフルなペンが作れます。
ダイナミクス設定内の「色相ジッター」を設定し、ストロークに沿って色が赤から黄色、緑、青へとカラフルに変化していくブラシストロークの例
単色を指定したときのみ、色相を変化させることができます。
グラデーションスウォッチを指定すると、そのままの色が出てきて変化しません。

彩度

色の鮮やかさを変化させます。
ダイナミクス設定の「彩度ジッター」および「輝度ジッター」の設定項目とスライダーが配置された画面

輝度

色の暗さを変化させます。
端の方は真っ黒と真っ白になります。
輝度ジッターを設定したことで、1本のブラシストロークの中で色が明るい白に近い部分から暗い黒に近い部分まで明暗がランダムに変化している例
色相はサイクリックやランダム、向きなど、いろんなコントロールと合わせると楽しいので、是非いろいろ作って遊んでみて下さい。
色相ジッター、拡散、サイズジッターなどを組み合わせ、カラフルなドットが散らばるように描画された応用ブラシのペイント例
ラスターブラシ設定03 に続く

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