ブレンドオプション/Affinity3

2026-08-29

Affinity パソコン関係

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Affinity Photo V3のブレンドオプション機能を解説するブログ記事のアイキャッチサムネイル画像
知っていると合成写真作業がはかどる「ブレンドオプション」についてご紹介。
Affinity Photo V3のレイヤーパネル右上にある歯車マークのブレンドオプションボタンの位置を示す画面スクリーショット

ブレンドオプション

Affinity Photo V3で起動したブレンドオプションダイアログのトーンカーブ設定画面
レイヤーパネルの右上にある歯車マーク、「ブレンドオプション」について解説します。

下のレイヤーと「どこを透過して」重ねるか、カーブを使って詳細に決めることができます。
Photoshopでいう「レイヤー効果(レイヤースタイル)」の「ブレンド条件」をカーブで制御する感じ。
ブレンドオプション内のブレンドガンマ調整スライダーとアンチエイリアス設定のコントロールエリア

ブレンドガンマ

半透明のオブジェクトを重ねたときに、どのくらいの明るさを基準に混ぜるか調整します。
ブレンドオプション画面でブレンドガンマの数値を変更した際のスライダーの操作画面
低くすると、半透明部分が白っぽくなります。
高くすると逆に白っぽさが抜けます。
大体デフォルト値(2.2)のままでいいと思います。

アンチエイリアス

アンチエイリアス=線のキザギザを和らげる処理です。
周りに半透明のピクセルを追加して、自然になめらかにします。

アンチエイリアスのかけ方を制御することができます。

アンチエイリアスを「強制ON」でかけたり、「強制OFF」で外したり。
右上の「カバレッジマップ」のグラフをいじって、好きな具合に調整したりできます。

継承はレイヤーが親子関係になっているときに、親のレイヤーの設定を引き継ぎます。
デフォルトでONかな。
アンチエイリアス設定メニュー内の強制ON・強制OFF・継承オプションとカバレッジマップ設定のUI画面
アンチエイリアス設定の各選択項目を拡大した詳細なコントロールパネルUI
強制OFFはドット絵作るときに便利かも。
ピクセルビューでベクターを使うとき、強制OFFにしておくとパキッとした塗りが作れます。

塗りつぶしの不透明度

レイヤーパネルから設定するものと同じです。

下側のエリアについて

いよいよ本命の機能です。
ブレンドオプションの下部にあるソースレイヤーの範囲と対象レイヤーの範囲を設定する2つのグラフエリア
左側のエリアが、ブレンドオプションを設定している、今現在のレイヤー。
右側のエリアが、そのレイヤーの下にあるレイヤーたちです。
黄色で塗りつぶした背景レイヤーの上に白黒グラデーションレイヤーを配置したサンプルキャンバス画面
例として、下に黄色で塗りつぶしたレイヤーが。
上に黒から白へのグラデーションのレイヤーがあったとします。
ブレンドオプションのソースレイヤーグラフを右下がりに変形して明るいエリアを透過させた状態の設定画面
ブレンドオプションの左側のエリアで、右下がりのグラフにすると、明るいところが透過します。
ソースレイヤーのグラフを右下がりに傾けた結果、グラデーションの白い側が半透明になり下地の黄色が透けているキャンバス画面

ブレンドオプションの左側のエリアで、左下がりのグラフにすると、暗いところが透過します。
ソースレイヤーのグラフを左下がりに傾けた結果、グラデーションの黒い側が半透明になり下地の黄色が透けているキャンバス画面
「線形」のチェックを外すと、カーブでグラフを制御することができます。
制御点をクリックすると、「入力」「出力」の数値を細かく調整することができます。

制御点は右クリックで消すことができます。
ブレンドオプションのグラフ領域で「線形」チェックを外してベジェ曲線化し、中間調を詳細にブレンド調整している操作画面
ブレンドオプションを使えば、白い部分だけ透過させる、なんてこともできます。

(単純に白を抜きたいなら、「ピクセル」-「フィルター」-「カラー」-「背景の紙を消去」を使った方が便利ですが)

右側のエリアは、下にあるレイヤーを基準にするだけで、似たように使えます。
下にあるレイヤーの明るいところを透過するか、暗いところを透過するか。
対象レイヤーの範囲グラフをカスタム編集して、下位レイヤーの輝度に応じた精密な合成ブレンドを行っているダイアログ画面
こんな風に合成画像を作る際、Tシャツの明るいところを同じように明るくしたい、という時によく使います。
これを使いこなせると一気に画像合成のクオリティがアップします。
ブレンドオプション適用前。白いTシャツの上にテクスチャ画像が不自然にベタ塗りされている合成写真の比較用画像
ブレンドオプション適用後。Tシャツのハイライトとしわに馴染み、光の反射がリアルに表現された合成写真の完成イメージ
合成画像なのに、光で飛んだ表現を加えるだけで、実際に撮影された写真っぽく見えます。

しわに合わせて画像を歪める方法は「フィルタ―⑨/Affinity3 直交座標を極座標に・極座標を直交座標に・ピクセレート・置き換え」参照。

バグなのか仕様なのか分からないのですが、置き換えフィルターを使った画像にブレンドオプションが掛けられなかったので、グループ化して、そのグループにブレンドオプションをかけました。

こんな感じに、複数レイヤーやフィルター、調整レイヤーの重ね掛けがうまくいかないなーって時は、グループ化して、それに効果を重ね掛けする裏技を使うと便利です。

グループ化解除で消えてしまう&数が多くなると訳分からなくなるのでやりすぎ注意だけど(=・ω・=)
いざという時の最終手段に。
レイヤーをグループ化してブレンドオプションを適用する裏技のレイヤー構成図
また、「マスター(全部)」以外に赤・緑・青の各色ごとに調整できるので、特定の色を抜く、なんてこともできちゃいます。
あまり微調整できないので、マスク使った方がいいと思うけど。
単純なものを仮で抜きたいときに使うと便利。
ブレンドオプションのグラフ編集エリアの上部にあるチャンネル切替メニューでマスターからレッド(赤)チャンネルに切り替えた画面
カラーモードが「CMYK」の時は、Cシアン Mマゼンタ Yイエロー K黒 から選べます。
CMYKドキュメントにおいてブレンドオプションのチャンネル切替にC・M・Y・K各チャンネルが表示されているUI画面
使いこなせると結構便利なので、いろいろといじって挑戦してみて下さい!(=・ω・=)

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