
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その3 の続き
さて、コンテキストツールバーを使えば大体のことができると伝えましたが、もっといろいろなことをやりたい、という時に必須となる「パネル」の説明をしたいと思います。
その1で大体の画面の説明をしました。ふんわりと覚えていますでしょうか?
今回は画面の右側にある「パネル」を頑張って覚えましょう。
パネル
「カラー」「レイヤー」など、特定の機能が集まっている小さなウィンドウのことを「パネル」と言います。
このパネルは、パネル名を掴んでドラッグ&ドロップで移動することができます。
試しに、「ヒストグラム」と書いてあるタブを掴んで、左下の方に移動してみましょう。
「ヒストグラム」パネルが移動され、下にあった「カラー」パネルが出てきました。
このパネルは重ねたり、横にキレイに並べたりできます。
パネルの上にパネルを持っていくと、重ねることができます。
重ねたときは、上に並んでいるタブをクリックすると、該当パネルを表示できます。
さっき移動した「ヒストグラム」パネルを、「カラー」パネルの上に持っていって、重ねてみましょう。
(※青い枠が表示された状態では離さないでください)
「カラー」パネルに吸い付くような感じで、左右どちらかに「ヒストグラム」パネルのタブが表示されます。
左右の順番も、ドラッグ&ドロップで変えることができます。
また、画面の左と右には「左パネルグループ」「右パネルグループ」というエリアがあり、パネルをキレイに収めることができます。
左の方にパネルを持っていくと、青い枠が表示され、ピタッとパネルを納めることができます。
「ヒストグラム」パネルを左に持っていき、左パネルグループに収めてみて下さい。
パネルの下や、パネルの間など、ピタッと気持ちよくパネルを並べることができます。
続いて、「カラー」パネルを、「ヒストグラム」パネルの下の方に持っていき、青い枠が表示される場所で放してみて下さい。
キレイにぴっちり収めることができます。
「左パネルグループ」「右パネルグループ」はメニューの「ウィンドウ」-「パネル」-「左を表示」「右を表示」にチェックを入れることで、表示/非表示が切り替えられます。
「ウィンドウ」-「パネル」-「非表示」をクリックすると、すべてのパネルを非表示にすることができます。
画面を大きく表示できて便利です。
「非表示」のチェックを外すと、パネルがまた表示されます。
要らないパネルを消したいときは、パネルの右上の下矢印をクリックして、「閉じる」を押してください。
その下の「パネルグループを閉じる」をクリックすると、後ろで重なっているパネル(この場合はカラーパネル)もまとめて消せます。
消したパネルを再び表示したいときは、メニューの「ウィンドウ」から、表示したいパネル名を選びます。
ジャンルごとにまとまっているので、たどって、欲しいパネルにチェックを入れて下さい。
チェックが入っていると、表示されます。
メニュー「ウィンドウ」-「パネル」-「リセット」をクリックすると、いろいろ移動したパネルを元の状態に戻すことができます。
また、スタジオ名を右クリックして「(スタジオ名)を復元」をクリックしても、パネル配置を元に戻すことができます。
また、後の回で説明する予定ですが、スタジオは自分の好きなように編集して、上書きすることができます。
初期設定に戻したいときは、「(スタジオ名)をマスターにリセット」をクリックしてください。
(たまーにうまくリセットできず、復元と同じ挙動になってしまうので、その時は一度ソフトを再起動してからマスターにリセットをもう一度やってください)
数多くの機能を持ったパネルがあり、どのパネルを多く使うか、人や作業内容によって変わってきます。
スタジオの保存の仕方は後日解説するので、とりあえずはデフォルトのスタジオを使って解説を進めていきたいと思います。
さて、今までピクセルスタジオを使って解説していましたが、今回は気分を変えて「ベクター」スタジオを使って解説していきたいと思います。
左上の「ベクター」をクリックして、ベクタースタジオに切り替えて下さい。
ベクタースタジオは、ロゴやアイコン、チラシなどのデザインを作成するのに便利な機能が集まっています。
パネルの内容も、ピクセルからベクターになると、大きく変わりました。
早速、ひとつパネルを使ってみましょう。
前回コンテキストツールバーで境界線の太さを変更しましたが、「境界線」パネルからも変更することができます。
境界線パネル
ベクタースタジオにすると、右上の方に「境界線」パネルがあります。
タブをクリックして、境界線パネルを見えるようにして下さい。
境界線パネルがない時は、メニューの「ウィンドウ」-「ベクター」-「境界線」にチェックを入れて下さい。
幅のスライダーを変えて、境界線の太さを変更することができます。
もちろん、右にあるテキストボックスに直接数字を入れてもOK。
線の太さだけではなく、点線にしたり、線の端の処理を決めたり、コンテキストツールバーではできないことまでできます。
よくあるのが、文字に境界線をつける際。
境界線の太さを太くすると、文字がつぶれてしまいます。
そんなときは、順序から「境界線を後方に描画」アイコンをクリックすると、境界線を塗りの後ろにすることができます。
個人的に文字の装飾は境界線パネルではなく、「レイヤーエフェクト」という機能を使った方がいいと思いますが、一応参考までに(=・ω・=)
このように、パネルを使うといろいろなことができるようになるので、少しずつ頑張って覚えていきましょう!
今回覚えたこと
- パネル…特定の機能が集まっている小さなウィンドウのこと。自由に配置可能。
- スタジオのリセット…スタジオ名を右クリックするとメニューが出てくる。
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その5に続く