
テキスト入力の際に必須となる「文字パネル」について解説します。
左がAffinityDesiner、右がAffinityPhoto。ほぼ一緒です。
文字パネルが表示されていないときは、「ウィンドウ」-「テキスト」-「文字」
またはCtrl+Tで表示できます。
文字
フォントコレクション
左上にあるプルダウンメニューです。ここで選んだカテゴリで、右のフォントを絞ることができます。
WindowsとMACで微妙に違うらしいです。
すべて
すべてのフォントを表示します。
お気に入り
フォント一覧の右側にある、ハートマークをチェックしたものだけ表示します。
自分は商用利用できるフォントをお気に入り登録して使っています。便利。
最近使用したもの
最近使用したフォントが表示されます。これも地味に便利。
固定幅
文字ごとの幅が同じ、等幅のフォントが表示されます。
プログラムコードの表示に使うと読みやすいです。
数字を上下に並べるときとか。縦横ピッタリそろったデザインを作りたいときに。
PDF
PDF埋め込みできないフォントや、問題が起きやすいフォントが表示されるっぽいです。
AffinityでPDFを作成するときは、このカテゴリに表示されるフォントは使わない方が安全です。
WEB
WEBで使ったときにデザインが崩れないフォントを表示してくれるっぽいです。
WEBページデザインする人のために用意されているものだと思いますが、コレで表示されるのArialとかなんで、FontにこだわるならGoogleFont使った方がいいんじゃないかなーって思います。
不足
現在開いているドキュメントで使われているけれど、自分が持っていないフォントが表示されます。
正直、「すべて」と「お気に入り」以外使わないです(=・ω・=)
フォントファミリ
フォント一覧を表示します。
選択したフォントを適用します。
フォント形式は
- TT → TrueType(トゥルータイプ)
- O → OpenType(オープンタイプ)
- Oにv → OpenType Variable(オープンタイプ バリアブル)
特にバリアブルフォントは、文字の太さや幅などを後述の設定で自由に変えることができます。
フォントサイズ
文字の大きさを指定できます。
ショートカットの「Ctrl+Shift+<(ねのキー)」で文字を小さく、
「Ctrl+Shift+>(る)」で文字を大きくできます。
20mmや20pxなど、単位付きの数字を直接入力しても指定できます。
残念ながらQ(歯)は使えません。
フォントスタイル
斜体や太さなど、フォントスタイルを選ぶことができます。
フォントの種類(フォントのバリエーション)
フォント形式のマークが「Oにv」のバリアブルフォントのみ、指定することができます。
フォントの太さや幅などを自由に変えることができます。
何が変えられるかは、そのフォントが持っている情報によります。
今回見本として使ったBahnschrift(バーンシュリフト)は
重さはウェイト(太さ)
幅はコンデンスド-ワイド(字幅)を変えられます。
斜体を調整できるフォントもあるみたいです。
文字スタイル
作成したスタイルを割り当てることができます。
スタイルについてはまた別ページで詳しく解説。
装飾
下線
左から順番に、「下線なし」「一重下線」「二重下線」です。
その右をクリックすると「下線の色」が選べます。
打ち消し線
左から順に「打ち消し線なし」「一重打ち消し線」「二重打ち消し線」です。
アウトラインスタイル(境界線)
文字の周りに線をつけられます。
出てくる境界線パネルは、「ウィンドウ」-「境界線」で出てくるものと同じです。
境界線パネルの使い方はこちら。
※境界線パネルの「開始位置スタイル」「終了位置スタイル」で境界線に矢印を追加することができますが、文字に矢印をつけようとするとフリーズするので注意。境界線パネルについて/Affinityphoto・AffinityDesiner
文字パネルについて②に続く
