
CMYKで作られた文字を、K100にしたい!という時の方法をご紹介。
手書きの文字をスキャンして、印刷に使いたいとき。
そのまま使うと、CMYKがすべて重なった色になっているので、細い文字などは版ズレして、にじんで見えてしまうことがあります。
そうならないよう、黒い文字をK100%に直す方法をご紹介。
1.紙の色が入っている場合、背景が白になるようトーンカーブやレベル補正などで調整してあげる。
スキャン時に紙の色が入ってしまったときは、背景が白になるようトーンカーブなどで調整してあげて下さい。
個人的にレベル補正のほうが使いやすいかと思います。
目立つ汚れがある場合も、消しゴムツールなどで消してキレイにしてあげます。
レベル補正で、左側にある「白色点を設定」スポイトを選択し、白くしたいエリアをクリックすると、自動でいい感じに調整してくれます。
ちょっと汚れてるとか、濃いめのところをクリックするとうまくいきやすいです。
その後、▲のつまみを動かして、イイ感じに微調整してあげてください。
2.スキャンした画像をCMYKに変換する
大体スキャンするとRGB形式で保存されるので、印刷に向いたCMYK形式に変換してあげます。
カラーモードを変更する前に、調整レイヤーを使っていたらできるだけ結合してから変更して下さい。
プロファイル変換時に出てくる「画像を結合して外観を保持」にチェックを入れてもOKです。
1)「編集」-「プロファイル変換」をクリック
2)変換後のカラースペースを「Japan Color 2001 Coated」にする。
※今は「2001 Coated」のほうが主流ですが、そのうち「2011Coated」が主流になると思います。
印刷会社が対応している形式を選んでください。
大体「2001Coated」を選んでおけばいいと思います。(2025年現在)
印刷会社が対応している形式を選んでください。
大体「2001Coated」を選んでおけばいいと思います。(2025年現在)
また、マッチング方法も、「知覚的」「彩度」「相対的な色域を維持」「絶対的な色域を維持」の中から、一番きれいに見えるものを選んでください。
RGBからCMYKへ変換すると、紫や緑などの色がくすみやすいです。
大体、「知覚的」を選んでおけばOKです。
※スキャンした画像が白黒のみの場合
これ以降の作業はやらず、好みのグレースケールプロファイル(Dot Gain
15%など)を選択してください。
または、「イメージ」-「モード」から「グレースケール」を選択するだけでOKです。
これだけで白黒の画像になります。
一応、レベル補正などを使ってK100になっているか確認&調整してください。
3.文字部分をざっくり選択する
周りの星はK100にしたくないので、文字をざっくりと囲みます。
オブジェクト選択ツールでのやり方を説明しますが、選択できるならどんな方法を使ってもOKです。
1)ツールバーから「オブジェクト選択ツール」を選ぶ
2)オプションバーから「なげなわ」を選択。
オプションバーが表示されていなかったら、「ウィンドウ」-「オプション」をクリックして表示させてください。
3)文字の周りを囲んで、選択する
4)「選択範囲」-「選択変異を変更」-「拡張」をクリック
5)好きな数値を入れて、ちょっとだけ範囲を大きくする
今回は 10 pixel にしました。
文字全体が選択されるよう、数字を調整してあげて下さい。
4.チャンネルミキサーでK100にする
1)レイヤーパネルの右から4番目にある、半月みたいなアイコン「調整レイヤー」をクリックし、「チャンネルミキサー」をクリックする。
2)出力先チャンネルから「シアン」を選び、下の数値を全部0にする。
「マゼンタ」、「イエロー」も同様に0にする。
チャンネルミキサーは「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」の各色を「どの色(チャンネル)で出すか」指定できる機能です。
これで、シアン、マゼンタ、イエローの各色の出力を0にできました。
3)最後に「ブラック」チャンネルを選び、シアン、マゼンタ、イエローの数値を各+50に。ブラックを+100にする。
シアン、マゼンタ、イエローで塗られていた場所をブラックで塗りつぶす、という指示を出しています。
下に合計+250%でエラーが出てますが、無視しちゃってOKです。
これで、無事に文字部分をK100にすることができました。
Illustratorに配置して、分版プレビューを見てみても、ちゃんとK100%になっていることが確認できます。
ちなみに、チャンネルミキサーを使えば、黒を赤に変えるなど、思い切った色変更も可能です。
無茶な色変更をするときに使うと便利なので、いろいろと触って遊んでみて下さい。
少しでも参考になれば!(=・ω・=)