点線をアピアランス分割する方法です。
1. 前提
線パネルで「破線」を設定しても、アウトライン表示にすると一本の線のままです。レーザーカッターなどを使うとき、「アウトライン表示で表示されている線」に沿ってしか切れない場合があります。
点線をアピアランス分割しても、うまくいきません。
方法1 ブラシで点線を作る方法
１ 点線にしたい長さの線を引きます。
２ 「ウィンドウ」－「ブラシ」をクリックしてブラシパネルを表示します
３ 書いた線をブラシパネルにドラッグ＆ドロップし、「パターンブラシ」を選択して「ＯＫ」
４ 好きな名前をつけて、いい感じの点線になるように間隔の数値をいじります。今回は100%で設定。
５ 線を引き、ブラシパネルで先ほど登録した点線をクリックして割り当てます。
６ 無事、点線が引けました。
７ 点線を選択した状態で、「オブジェクト」－「アピアランスを分割」
８ 無事、実線で点線を作成することができました。
制作中はブラシのまま作業し、下版時にまとめてアピアランスを分割すると、効率がいいと思います。
方法2 「変形」を使って点線を書く方法
線の長さや、線の間隔を指定して点線を書きたい。4mm線、3mm間隔の点線しか受け付けない！ 折線を作るための線だから、端が切れないよう、端に線がかからないように作れ！ と細かい要求をされたときは、アピアランスの「変形」を使って点線を書くと楽です。
１ 点線にしたい長さの線を書く
今回は太さ0.35mm、長さ4mmの線にします。
２ 「新規効果を追加」から、「パスの変形」－「変形」を選択。
３ 「移動」のところに移動したい距離を入力し、「コピー」の回数を指定します。
今回は線の長さ4mm、間隔3mmの点線を書きたいので、「7mm」と水平方向のところに入力します。
縦線を書くときは垂直方向のところに入力すればＯＫ。
コピー回数を増やして、ちょうどいい長さになる用調節してください。
４ 両端にかからないよう、いい感じの位置に移動したあと、「オブジェクト」－「アピアランスを分割」
５ 長さや間隔を調整した、実線の点線が書けました。
「変形」は他にも、複数面付したいものをぴったり並べることができるのでおすすめです。
２個重ねれば右にも下にも増やせます。
少しでも参考になれば。(=・ω・=)