
ゼロから始めるAffinityDesigner2 Affinity初心者講座その4 の続き。
さぁ、ある程度のことはできるようになってきました。
複数のオブジェクトを作っていると、ふと思うのではないでしょうか。
「一度使った色をもう一度使いたい!」
今回は「スウォッチ」の使い方を覚えましょう。
スウォッチの使い方
カラーパネルの後ろにある「スウォッチ」タブをクリックする
スウォッチパネルが表示されていないときは、メニュー「ウィンドウ」-「スウォッチ」から表示させてください。
プルダウンをクリックすると、あらかじめ登録されてあるパレット(色を集めたもの)を選ぶことができます。
せっかくなので、新しくパレットを作ってみましょう。
ドキュメントパレットの作り方
1.右上の三本線「パネル環境設定」をクリックして、「ドキュメントパレットを追加」をクリックする。
2.好きな名前を入れて、OKを押す。
今回は「ドキュメントパレット1」としました。
3.新しいドキュメントパレットが作成される。
真っ白なパレットが作成されました。
次はこれに色を追加していきましょう。
スウォッチの追加の仕方
方法1 「現在の塗りつぶしをパレットに追加」ボタンを押す
好きな色を塗ったオブジェクトを選択し、「現在の塗りつぶしをパレットに追加」ボタンを押してください。
境界線と塗りつぶし、どちらがアクティブ(前に来ている)か確認してからボタンを押して下さい。
アクティブになっているほうの色をパレットに追加します。
登録された色は「塗りつぶし(Fill)」と呼ばれます……が、紛らわしいので今後は「スウォッチ(色見本)」と呼びます。
方法2 オブジェクトを右クリックして、「スウォッチに追加」-「塗りつぶしから」「線から」「両方から」のいずれかをクリックする
登録したい色がある方を選択してください。
「両方から」を選ぶと、境界線と塗りつぶしの色、両方の色を一気に登録することができます。
スウォッチの削除の仕方
スウォッチを消したいときは、右クリックをして「塗りつぶしを削除」をクリックすれば消せます。
スウォッチを使って色を付ける
オブジェクトに色を付けたいときは、オブジェクトを選択した状態で、スウォッチをクリックすれば色が付けられます。
作成した「ドキュメントパレット」ですが、現在開いているドキュメントファイルに保存されるパレットになります。
他のファイルを開くと、表示されません。
他のファイルでも共通で使えるパレットを作りたいときは、「アプリケーションパレット」を作成します。
アプリケーションパレットの作り方
右上の「パネル環境設定」をクリックして、「アプリケーションパレット」をクリックする。
あとは好きな名前をつけて、ドキュメントパレットと同じように使えます。
ドキュメントパレットには、左に書類のようなアイコンが付きます。
アプリケーションパレットには、左にウィンドウと歯車のようなアイコンが付きます。
パレットの削除
パレットを削除したいときは、消したいパレットを選択した状態で、「パネル環境設定」をクリックして、「パレットを削除」をクリックしてください。
便利技! ドキュメントからパレットを作成する方法
ここで、「講座その1」で作成したファイルを開いてみて下さい。
このファイルで使った色を、パレットに登録してみたいと思います。
1.好きなファイルを開き、右上の「パネル環境設定」から「ドキュメントからパレットを作成」-好きな方を選ぶ。
アプリケーションパレットとドキュメントパレット、好きな方を選んでください。
2.ドキュメントの名前が入ったパレットが作成される。
ドキュメントに使われた色が登録された、パレットが一瞬で作成されました。便利ですね!
同じように、画像からパレットを作成したりもできます。
詳しい解説は「スウォッチについて」を参照してください。
お気に入りのパレットを作成して、素敵な作品作りに役立てて下さい。
ゼロから始めるAffinityDesigner2 Affinity初心者講座その6 に続く