
ゼロから始めるAffinityDesigner2 Affinity初心者講座その2の続き
さて、それでは「その1」を作っている時に「あれ、これはどうするんだろう?」と疑問に思うであろうことを解説しておきます。
皆さま、「その1」を作成している時に、疑問に思ったことをメモしましたでしょうか?
すべてこの回で解決できるとは思いませんが、半分くらいの疑問を解決したいと思います。
その他については、他の解説をしながらおいおい解決していきましょう。
ファイルを開く/閉じる
「その1」で保存したファイルを開いてみましょう。
Windowsの操作に慣れていれば、だいたい分かると思います。
一番最初に表示される画面の、「開く」をクリックしたり……
メニューの「ファイル」-「開く」をクリックしたり…
Windowsのエクスプローラーから、保存した.afdesignファイルをダブルクリックしたり、右クリックで開いたり,AddinityDesignerソフトの上にドラッグ&ドロップしたり……
お好きなやり方で開いてください。
また、開いたファイルを閉じるときは、メニューの「ファイル」-「閉じる」
または、ウィンドウの右上にある×ボタンを押すと閉じることができます。
Ctrl+Sでファイルの保存/上書きを忘れないように!
ファイルを変更すると、左上のファイル名に[変更あり]と文字が表示されます。
変更されていると、閉じる前にその変更内容を保存するかどうか聞かれるので、保存を忘れないようにしましょう。
はい、で変更を保存してファイルを閉じる。
いいえ、で変更を破棄してファイルを閉じる。
キャンセル、で何もしないまま元の画面に戻る、です。
線を太くする
さて、「その1」を作成していて、多くの人がこう思ったのではないでしょうか?
「もっと線を太くしたい!!」
線を太くするには「コンテキストツールバー」を使うか、「境界線パネル」を使います。
「その2」で軽く触れた、「コンテキストツールバー」を使って線を太くしてみましょう。
1.線を太くしたい図形を、移動ツールでクリックして選択する
ドラッグして選択してもOKです。
2.ツールバーの下にある「コンテキストツールバー」から、線の太さをクリックして、幅を好きな数値にする
スライダーを動かしても、右にあるボックスに数値を入力してもOKです。
これで線を好きな太さにできるようになりました。
コンテキストツールバーの線をクリックすると出てくるパネルを、常に表示しておくこともできます。
ここで一旦、画面の説明に戻りましょう。
パネル
色を設定するときに使った「カラー」など、特定の機能が集まっている小さなウィンドウのことを「パネル」と言います。
このパネルは、パネル名をドラッグ&ドロップで移動することができます。
このパネルは重ねたり、横にキレイに並べたりできます。
パネルの上にパネルを持っていくと、重ねることができます。
上のタブをクリックすることで、該当パネルが表示されます。
また、画面の左と右には「左スタジオ」「右スタジオ」というエリアがあり、パネルをキレイに収めることができます。
左の方にパネルを持っていくと、青い枠が表示され、ピタッとパネルを納めることができます。
試しに適当なパネルを右と左に持っていき、左右のスタジオに収めてみて下さい。
スタジオの下や、パネルの間など、ピタッと気持ちよくパネルを並べることができます。
「左スタジオ」「右スタジオ」はメニューの「ウィンドウ」-「スタジオ」-「左のスタジオを表示」「右のスタジオを表示」にチェックを入れることで、表示/非表示が切り替えられます。
「スタジオを隠す」をクリックすると、すべてのパネルを非表示にすることができます。
画面を大きく表示することができて便利です。
「SHIFT」+「H」にショートカットキーが割り当てられているので、作業中に間違えて押しちゃって、「パネルが消えちゃった?!」と焦ることがあるので、ウィンドウから元に戻せることを覚えておきましょう。
「スタジオを隠す」のチェックを外すと、スタジオがまた表示されます。
要らないパネルを非表示にしたいときは、パネルの右上の×ボタンを押すか…
右上の三本線をクリックして、「閉じる」を押してください。
その下の「グループを閉じる」をクリックすると、後ろで重なっているパネルもまとめて消せます。
消したパネルを再び表示したいときは、メニューの「ウィンドウ」から、表示したいパネルを選びます。
チェックが入っていると、表示されます。
メニュー「ウィンドウ」-「スタジオ」-「スタジオをリセット」をクリックすると、いろいろ移動したパネルを元の状態に戻すことができます。
数多くの機能を持ったパネルがあり、どのパネルを多く使うか、人や作業内容によって変わってきます。
使いやすい配置にできたら、その配置を「スタジオ」として保存する機能があります。
とりあえず、「スタジオをリセット」をした配置を練習として保存してみましょう。
すでにお気に入りの配置がある場合は、その配置にしてもらってもかまいません。
スタジオの保存
1.お気に入りの配置にパネルを並び替えたら、「ウィンドウ」-「スタジオ」-「プリセットを追加」をクリックする
2.好きな名前を入れて「OK」を押す。
すると、スタジオの上の方に、登録した名前が表示されます。
私は「sama(自分の名前)」と「初期設定」というプリセットをすでに作っていました。
パネルをいろいろ移動して、お気に入りの配置に戻したいなーというときは、この名前部分をクリックすれば、一瞬でパネルの配置がお気に入りの配置になります。
「やっぱりこっちの配置がいいなー」と、一度作ったプリセットを上書きしたいときは、「プリセットを追加」で同じ名前を入力してください。
上書きすることができます。
さて、ここまで長々とパネルについて説明したところで、いよいよ線の太さを決める「境界線パネル」を使ってみましょう。
境界線パネル
「スタジオをリセット」すると、「カラー」の後ろにある「境界線」のタブをクリックしてください。
境界線パネルがない時は、メニューの「ウィンドウ」-「境界線」にチェックを入れて表示してください。
境界線パネルからも、コンテキストツールバーで線の太さをクリックしたときと同じように、「幅」から線の太さを変えることができます。
今日覚えたこと
- ファイルを開く/閉じる…変更がある場合は、ファイル名のところに[変更あり]と表示される
- パネル…いろんな機能が詰まっている小さなウィンドウのこと
- パネルの移動…パネル名をドラッグ&ドロップで移動可能
- スタジオの保存…好きな配置を保存することができる