2025-05-14

フィルターについて②/AffinityPhoto シャープ・ゆがみ系



フィルターについて①/AffinityPhoto の続きです。

明瞭度


コントラストをつけてはっきりさせます。
中間ぐらいの色をいじってくれるので、シャープよりも自然にはっきりさせることができます。

0で何もしない。100%に行くにつれてはっきりと。
-100%になるにつれて、逆にやわらかくなります。




アンシャープマスク


画像をはっきりさせることができます。



「シャープにするのに アンシャープマスク?」と名前に疑問を抱くと思いますが、
画像処理の方法として、①一度ぼかした画像(アンシャープ)を作り、②それを重ねて、③違いが大きいエッジ部分を抽出する(マスク)という流れゆえに「アンシャープマスク」という名前になっているようです。

ゆえに、どのくらいぼかすか、でシャープにする範囲を絞ることができます。



半径


シャープにする範囲を指定します。
小さいほど細かい部分が強調され、
大きいと全体的にはっきりとした画像になります。
シャープにしたい線が一番はっきり浮き上がる値を探ってください。


係数


どのくらいシャープを強くするか、どのくらいコントラストをつけるか、を指定します。
やりすぎ注意。あまりにも強くするとノイズが目立つようになります。


しきい値


シャープをかける範囲を指定します。
小さいほど細かいところまで全体的にシャープがかかり、
大きくすれば、太い線のみはっきりさせることができます。



ハイパス


エッジ部分を抽出し、他の部分を平坦にします。



使い道としては、ハイパスで作った画像を「オーバーレイ」や「ハードライト」などで重ねると、画像をシャープにすることができます。

「モノクロ」にチェックを入れると、モノクロのハイパスを出すことができます。
フチの色が気になる場合は、モノクロにチェックを入れるといいです。



ちょっとわかりにくいけれど、ハイパスをオーバーレイで乗せることで、輪郭をはっきりすることができます。
アンシャープマスクよりノイズが乗りにくいので、自然に人物をはっきりさせたいときとかに使うと便利です。

あと自分は、肌をキレイにするときによく使っています。

thumbnail
ハイパスを使って肌をキレイにする方法/AffinityPhoto 彷徨うド素人、さまシロの生活や、素人なりに学んだことを色々とご紹介。 https://sama46.blogspot.com/2025/05/affinityphoto_0408895890.html

シャープ系のフィルターは以上です。
次からは歪み系のフィルター。


波紋


水が波打ったような効果をかけることができます。
画面をクリックすると、波紋の中心を決めることができます。




渦巻


ぐるぐるっと巻いたような効果を付けられます。



角度がマイナスになると左回り、プラスで右回り。
半径で渦の大きさを決められます。
画面クリックで、中心を変えることができます。


球面


目の前に球体を置いたような効果をつけることができます。



強度が左に行くほど凹に、右に行くほど凸に変わります。



分かりにくいけれど、中心部分が凹に(中心部分が小さく)なっています。

半径は、球の大きさです。ドラッグで中心を動かすことができます。


置き換え


「置き換えマップ」という画像を元に、ゆがみをかけることができます。
Tシャツに図柄を合成するときによく使います。



置き換えフィルターを使うと、Tシャツのしわに沿って画像をゆがませることができるので、ちょっとリアル度が上がります。




アルファの維持


透明と不透明の位置がずれないよう維持してくれます。
だいたいチェックなしでOKだと思います。


強度


ゆがみをかける強さを指定します。


サイズに合わせてスケーリング


チェックを入れると、置き換えマップが現在のドキュメントの幅と高さに合わせて拡大・縮小されます。
「マップをファイルから読み込み」を使用する際に使います。ON・OFFお好みで。


Sobel 3x3強度オフセット


明るい部分ほど大きく歪み、暗い部分はほとんど影響を受けない歪みを作ります。指定した位置から大きくずれない歪みを作りたいときに使います。


タオルにプリントした、ちょっとしたギザギザを出したいときなどに使うとオススメ。
あと道路の上にロゴを書きたいときとか。




赤/緑のオフセット


一番よく使う方。Photoshopの置き換えフィルターもこっちの形式です。
RGBのチャンネルを使い、赤チャンネルは水平方向、緑チャンネルは垂直方向に歪みを生じさせます。



いちいちRとGのチャンネルを作る必要はなく、しわを作りたいだけなら白黒でマップを作ればOKです。


【置き換えマップ画像の作り方】


白黒で、しわのコントラストが分かるように「カーブ」などで明るさなどを調整してあげます。
完全な白黒である必要はありません。
タオルみたいにザラザラな質感の物は、かるくぼかしをかけておいた方がキレイにいきます。


できた画像はjpgなどで保存するか(マップをファイルから読み込み用)、
置き換えマップを使いたいファイルに、レイヤーとして置いておいてください(マップを下のレイヤーから読み込み用)。



マップをファイルから読み込み


別に保存した画像を「置き換えマップ」として使用します。
Photoshopとかで使う方法です。


マップを下のレイヤーから読み込み


下にあるレイヤーを置き換えマップとして使用します。
いちいち別に画像を保存しなくていいから便利。
下で表示されているレイヤーをすべて対象とするので、不要なレイヤーがあったら非表示にしておいてください。


タオルや布地の目が目立つものを置き換えマップにするときは、ぼかしをかけないと端の方がガビガビします。
その状態からなんとかしたい!ってときは、置き換えマップの上にぼかしをかけてあげてください。「中間値ぼかし」らへんがオススメ。



フィルターについて③/AffinityPhoto に続く