2025-04-26

AffinityDesignerで波線を書く方法/AffinityDesigner



AffinityDesignerにはIllustratorの「ジグザグ」みたいな効果がありません。
なので、ジグザグや波線を作りたいときは、ペンツールで書くことになります。



1.左のツールバーから「ペンツール」を選び、上のメニュー下にあるコンテキストツールバーから「線モード」を選択する。




コンテキストツールバーが表示されていないときは、「表示」-「コンテキストツールバーを表示」にチェックを入れて下さい。

2.直線を書く


2か所をクリックして直線を書いてください。Shiftを押しながらクリックすると、水平線を書くことができます。



3.ノードツールを選択し、線の上をクリックして制御点を追加していく。




線の上にカーソルを乗せると、制御点を追加する形のカーソルに変わるので、好きな回数クリックしてギザギザの山部分を指定します。
後で間隔をキレイに調整するので、ざっくりとで大丈夫です。
追加する制御点は奇数にするといいです。

4.ノードツールで、追加した制御点を全部選択する。


制御点の□が白いときは選択できていないので、もう一度選択してあげて下さい。
青になっていたら選択できています。ドラッグで選択すると楽。



5.上のツールバーから「行揃え」をクリックし、一番右の「水平方向に等間隔配置」をクリックする。



自動均等配置にチェックが入っていることを確認してください。
「水平方向に等間隔配置」をクリックすると、制御点がいい感じに等間隔に並んでくれます。

6.制御点をShiftを押しながら交互に選択して、好きなだけ上に移動する



これでジグザグが完成しました。

7.コーナーツールを選択し、制御点をすべて選択する




うまく選択できないときは、一度ギザギザの線をクリックしてから、ドラッグで全体を囲ってみて下さい。

8.制御点の上でドラッグして、好みの波型にする。


自分好みの波型になるまでドラッグしてください。



違うジグザグの書き方。


1.メニューから「表示」-「グリッドおよび軸」をクリック




2.見やすい、ガイド用のグリッド線を表示します。




ジグザグの線を書くのに見やすいグリッド線を選んで表示します。
今回は上記のように、「1mm区分付き1cm正方形」を選びました。

3.左のツールバーから「ペンツール」を選び、上のコンテキストツールバーから「ポリゴンモード」を選択する。




4.ペンツールでいい感じのひと山を書く。




ちなみに、Shiftキーを押しながらだと、45度のきれいな山を書くことができます。
書いているとガイドが表示されるので、それを参考にするといいです。
山の最初と最後が同じ高さになるように、自分の好きな山を書いてください。

5.ツールから「移動ツール」を選択し、Ctrlキーを押しながら横に複製する




ガイドを参考に、キレイに始まりと終わりが重なるようにコピーしてあげます。
ここの最初と最後を合わせるのが難しいので、波線を作りたいときにはこの作り方は向いていません。



6.好きな回数Ctrl+Jを押して複製する




Ctrl+Jのショートカットは、直前のものを似た感じに複製することができます。

好きな回数押して、線を伸ばしていってください。

7.ツールバーから「ノードツール」を選び、作成したジグザグを全部選択する。




ドラッグして囲むと、一気に全部のノードを選択することができます。
ノードが青くなっていればOK。白いときは未選択なので、もう一度選択し直してあげて下さい。

8.コンテキストツールバーにある「アクション」-右から二番目にある「カーブを結合」をクリックする。




バラバラだったカーブを、ひとつのカーブに合体することができます。
白い矢印の「ノードツール」じゃないとこのメニューが出てこないので、間違えて黒い矢印の「移動ツール」を選択していないか確認してください。

これでジグザグは完成です。

このジグザグを波型にしようとすると、下部分に制御点が2個ある関係で、以下のような波型になります。
これはこれでアリだけど。







全部自分でガイドを頼りにジグザグ書いてもいいですけど、キレイに描きにくいのでこの2つの方法をオススメします。

そのうち正式にジグザグ線ツール実装されないかなーなんて思ってます(=・ω・=)

ちなみに、ガイドに表示しているグリッドは、ショートカットキーの「Ctrl」+「Shift」+「’」(7のキー)でも消すことができます。


少しでも参考になれば!(=・ω・=)