2025-11-08

Affinity by Canva で最初に設定しておくと楽なこと



どういう使い方をするかに寄りますが、自分的に最初に設定しておくと楽な設定をメモしておきます。
あくまで私、「さまシロ」が「設定しておくと楽だなぁ」と思ったことなので、ご自分の使い方に合わせて、自由に変更してください。

少しでも参考になれば(=・ω・=)

スタジオの整理



左上に表示されてるスタジオですが、この表示が多いとツールバーの項目が少なくなってしまうので、よく使う「ベクター」と「ピクセル」以外非表示にしています。



1.スタジオの右側にある、3つの点部分をクリックする





2.スタジオマネージャーで、不必要なスタジオを非表示にする




一番下の「スタジオを作成」から、自分オリジナルのスタジオを作ることもできます。

デフォルトのスタジオでも「ウィンドウ」ー「パネル」ー「プリセットの追加」である程度カスタマイズできますが、
スタジオを新しく作った方が呼び出しや保存が楽なのでオススメです。



作成したスタジオを右クリックすると、編集メニューが出てきます。
「編集」で名前や色、アイコンを変えられて、
「復元」で保存した状態にリセットすることができます。
「更新」でスタジオの配置を上書きできます。

表示を「アイコンとテキスト」から「アイコンのみ」にすれば、ツールバーがもっとスッキリします。

そのうち、スタジオの使い方詳細のブログ記事を書く予定(=・ω・=)

ツールバーの名前を表示させる



アイコンだけだと何の機能か分からないので、名前を表示させています。

1.メニューから「表示」-「ツールバーをカスタマイズ」をクリック



2.左から「ツールバー」を選択し、右上のダイヤログから「アイコンとテキスト」を選ぶ




ツールバーにあるアイコンの名前が表示されました。
これでちょっとわかりやすくなります。



ちなみに、各項目を直接ツールバーにドラッグ&ドロップすることで、ツールバーの内容をカスタマイズすることができます。
よく使う項目を登録しておくと便利です。
「整列」とかよく使うので登録しています。

項目から削除したいときは、ツールバーから枠外にドラッグ&ドロップすれば削除できます。



Affinity by Canva の設定



「編集」-「設定」からAffinityの設定を開くことができます。



設定をクリックすると、こんな感じの画面が表示されます。
自分もまだ全機能を試せていないので、今後こっそりこのページが更新されていくと思います(=・ω・=)



一般



項目をSVGとしてコピー ON



SVGファイルをコピペしたときに、SVG形式を保ったままコピペできます。
OFFにすると画像で貼り付けられてしまうので、ONにした方が便利かと。

削除後に選択を維持することを希望 OFF



オブジェクトを消した後、選択が次のレイヤーに移ってしまうので、連打してるとうっかり消したくない物を消しちゃったりします。
安全のため、OFFにしてます。

機械学習



セグメンテーション ON



オブジェクト選択ツールで選択するとき、AIで大まかな形を認識して選択してくれます。
その他はCanvaの有料登録が必要なのですが、この選択だけは無料なのでONにしておきましょう。
ONにすると、学習データのダウンロードが入ります。

カラー



CMYKカラープロファイル Japan Color 2001 Coated



パソコンモニター、スマホ、インクジェットプリンター、業務用出力機、とデバイス(機械)によっていろいろと色が違います。
白い紙の色が微妙に違うように、白、と言っても青みがかった白があったり、オフホワイト、クリームホワイトがあったりと、ちょっとずつ色が違ったりします。

(=・ω・=)<(白ってな、200色あんねん)

デバイスによって色が違うんだよ、と言われてもそのままだと困ってしまうので、できるだけ色を統一しよう!と決めたルールが「カラープロファイル」と呼ばれます。

説明したものの、デザイナーを目指している人以外覚えなくていいです。
とりあえず、設定を以下のようにしておきましょう。

「CMYKカラープロファイル Japan Color 2001 Coated」


印刷物を作成しない場合はそのままでかまいませんが、何か印刷する可能性があるときは日本でよく使われる「Japan Color 2001 Coated」にしておくと安心です。

RGBプロファイルも、AdobeRGBのほうがキレイに色が出ますが、モニターは大体sRGBなので、「RGB入稿で印刷物を作る」という特殊な状況じゃないかぎりsRGBがオススメです。
※新しく「Japan Color 2011 Coated」が出ていますが、2025年時点ではまだ対応していない印刷屋さんが多いです。
2011のほうが若干シアンが強く、キレイに出ます。
暗い青がグレーにならずキレイに出ますが、その分肌色がくすみやすいので切り替え時には注意してください。数年後には2011がメインになる……のかな?

印刷会社の「グラフィック」さんとかはすでに2011を使っているみたいです。
入稿先に合わせて、設定を変えて下さい。

パフォーマンス



OpenCLコンピューティング加速化を有効化 OFF



これのチェックを外すだけでフリーズする確率が減るので、チェックを外すことをおすすめします。
グラフィック関係の操作の能力を向上するらしいですが、チェックを入れてもあまり恩恵を感じないです。

そのうち改善されるのかしら(=・ω・=)

ユーザーインターフェイス



ラインをポイント単位で表示 ON/OFF



線の太さをポイント表示するか選べます。
自分はmm表示したいのでOFFにしてます。お好みで。

テキストをポイント単位で表示 ON/OFF



テキストのサイズをポイント表示にするか選べます。
自分はポイントで見たいのでONにしてます。
残念なことに級数(Q)表示はできません(´・ω・`)

ツールハンドルサイズ 中/大



ベクター線を引くときのハンドルのサイズを決められます。
大きい方が選択するのが楽なので、大きめにするのをオススメします。
自分は「大」にしてます。



ズームにマウスホイールを使用 ON/OFF



画面の拡大縮小はCtrl+マウスホイールでできるのですが、コレにチェックを入れるとCtrlキーを押さなくても、マウスホイールだけで拡大縮小ができるようになります。お好みで。

Illustratorも使っているので拡大縮小時にALT+ホイールを使ってしまい、よく間違えるのでチェックを入れてます。
上下に移動するときはマウスホイールではなく、ホイール押し込みでドラッグして移動しています。

微調整の距離 0.1mm 修飾キー使用時の微調整距離 1mm



オブジェクトを選択してカーソルキーで移動するとき、どのくらい移動するか指定できます。
単位をミリメートルにして、0.1mmと1mmにしておくと、印刷物を作るときに楽です。
カーソルキーを押すと0.1mmずつ移動し、Shiftを押しながらカーソルキーを押すと1mmずつ移動します。
3mm上に移動したいなーってときとか、超楽です。オススメ。



WEB上のものしか作らないよーという人も、ptでキリのいい数字にしておくと便利だと思います。

ショートカット



上のダイヤログでスタジオを、下のダイヤログでメニューを選択します。
ここから先は完璧個人の好みなので、参考程度にご覧ください(=・ω・=)

上のダイヤログ


下のダイヤログ(上のダイヤログで選んだメニューが表示される)


ベクター



ファイル



🌱「配置」 Ctrl+Shift+P
イラレのショートカットと合わせる為。
デフォルトで設定してある「ドキュメント設定」は解除。

🌱「エクスポート>エクスポート」 Ctrl+Alt+Shift+S
イラレの「Web用に書き出し」のショートカットが使い慣れているので、それと合わせて。

ドキュメント



🌱「設定>ドキュメント設定」 消去
Ctrl+Shift+Pのショートカットを配置に割り当てたい為。
また、ドキュメント設定はコンテキストツールバーに表示される&そんなに頻繁に使わない為。

テキスト



🌱「特殊文字を表示」 Ctrl+Alt+Shift+i(アイ)
イラレのショートカットがCtrl+ALT+iなので、揃えようと思ったのですが、Photoshopと同じ「ドキュメントのサイズを変更」が割り当てられていたので、Shiftを追加しています。

特殊文字を表示すると、改行やTABなどを記号で見ることができます。
結構頻繁に使うので、ショートカットキーを割り当てておくと楽です。
下の方にあります。

ベクター



🌱「カーブに変換」 消去

Ctrl+Enterでテキストをカーブにするショートカットキー。
暴発しやすいので削除しておくと安心です。
イラレで言うところの「アウトライン」みたいなやつです。

イラレ使いは皆、テキストを確定させようとしてアウトライン化してしまうという罠にハマります。

表示



🌱「ズーム200%、ズーム400%、ズーム800%」 消去
あまり使わないし、他のショートカットを割り当てたいため削除。
ズーム100%はよく使うので残してます。
原寸で表示できるので、印刷物の大体のサイズ感が分かって便利です。

レイヤー



🌱「すべてロック解除」 Ctrl+Alt+2
🌱「ロック」 Ctrl+2
レイヤーのロックを良く使うので、使いやすいショートカットを割り当ててます。

🌱「非表示>非表示」 Ctrl+3
🌱「表示>すべて」CTRL+Alt+3
表示/非表示もよく使うので、使いやすいショートカットキーを割り当ててます。

🌱「変換>アートテキストに変換」 Ctrl+4
「アーティスティックテキスト」を「フレームテキスト」に変換したいときは、右クリックでメニューが出てくるのですが、逆の「フレームテキスト」を「アーティスティックテキスト」に変換したいときは、メニューから「レイヤー」-「変換」ー「アートテキストへ」を選択しないと変換できません。
めんどいので、Ctrl+4のショートカットを割り当ててます。

ツール



🌱「角丸長方形ツール」 消去
あまり使わないため

🌱ベクター切り抜きツール 7
本当はイラレのクリッピングCtrl+7と揃えたかったけど、できなかったので「7」のみで登録。
画像の一部を切り抜くときによく使ってます。

※ImeProcessedと出たら、IMEをオフにしてください。

使いながら、また随時更新していこうと思います。
少しでも参考になれば!(=・ω・=)✨