
前回の講座で
・ドキュメントを作る
・図形を描く
・文字を入力する
・保存する
と一通りのことができるようになりました。
まだ見てない方は「ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その1」をご覧ください。
さて、今回は操作説明の前に「環境設定」について見直しておきたいと思います。
初期設定でもいい感じに使えるAffinityですが、いくつかいじっておいた方がいい設定があります。
説明に使用しているバージョンは3.0.1なので、今後微妙に設定が違ったりするかもしれません。
使えそうなところだけ拾い読みして頂ければありがたいです。
ツールバーの名前を表示させる
前回、上から順に、「メニュー」「ツールバー」「コンテクストツールバー」が並んでいるという解説をしました。
アイコンだけだと何がなんだか分からないので、ツールバーの機能名を表示させましょう。
1.メニューから「表示」-「ツールバーをカスタマイズ」をクリック
2.左側が「ツールバー」になっていることを確認して、右上の「アイコンのみ」を「アイコンとテキスト」に変更する。
これでアイコンの下に説明が出て、なんとなく分かるようになりました。
それぞれの解説は、その機能を使うときにしていきたいと思います。
ちなみに、コンテキストツールバーなど、何か分からないアイコンがあったとき、マウスをアイコンの上に重ねてしばらく待つ(ホバーする)と、説明が出てきます。
設定を変更する
メニューから「編集」-「設定」をクリックする
すると、いろいろな設定を変更する画面が開きます。
順番に、変更したほうがいい設定を見ていきましょう。
左側で大きなジャンルを選び、右側で細かい項目のON/OFFをしていきます。
トグルボタンは、左側に〇があるとOFFで、右側に〇があるとONです。ONの時は色がつきます。
「一般」-「項目をSVGとしてコピー」のチェックを入れる
「一般」をクリックして、右側の項目を少し下に移動すると「項目をSVGとしてコピー」があります。その右側にあるトグルボタンを右に入れて下さい。
「項目をSVGとしてコピー」のチェックを入れておくと、SVGファイルをコピペしたときに、SVG形式を保ったままコピペできます。
OFFにすると画像で貼り付けられてしまうので、ONにした方が便利だと思います。
「一般」-「削除後に選択範囲を保持することを希望」のチェックを外す
「削除後に選択範囲を保持することを希望」にチェックが入っていると、オブジェクトを消したときに選択が次のレイヤー(オブジェクト)に移ってしまうので、誤削除を防ぐためにチェックを外しておいた方が安全です。
「カラー」ーCMYKカラープロファイルを「Japan Color 2001 Coated」にする
パソコンモニター、スマホ、インクジェットプリンター、業務用出力機、とデバイス(機械)によっていろいろと色が違います。
白、と言っても青みがかった白があったり、オフホワイト、クリームホワイトがあったりと、ちょっとずつ色が違って見えますよね?
(=・ω・=)<(白ってな、200色あんねん)
デバイスによって色が違うんだよ、と言われてもそのままだと困ってしまうので、できるだけ色を統一しよう!と決めたルールが「カラープロファイル」と呼ばれます。
説明したものの、デザイナーを目指している人以外覚えなくていいです。
とりあえず、設定を以下のようにしておきましょう。
RGBカラープロファイル「sRGB」
CMYKカラープロファイル「Japan Color 2001 Coated」
多分、RGBは「sRGB」になっていると思うので、CMYKカラープロファイルを「Japan Color 2001 Coated」に変えるだけでOKです。
【Note】
印刷物を作成しない場合はそのままでかまいませんが、何か印刷する可能性があるときは日本でよく使われる「Japan Color 2001 Coated」にしておくと安心です。「印刷したら色がまったく違う!」という事故を防げます。
RGBプロファイルも、AdobeRGBのほうがキレイに色が出ますが、モニターは大体sRGBなので、「RGB入稿で印刷物を作る」という特殊な状況じゃないかぎりsRGBがオススメです。
印刷物を作成しない場合はそのままでかまいませんが、何か印刷する可能性があるときは日本でよく使われる「Japan Color 2001 Coated」にしておくと安心です。「印刷したら色がまったく違う!」という事故を防げます。
RGBプロファイルも、AdobeRGBのほうがキレイに色が出ますが、モニターは大体sRGBなので、「RGB入稿で印刷物を作る」という特殊な状況じゃないかぎりsRGBがオススメです。
【Note2】
パソコンやスマホなど、「光っているものを直接見る」(暗闇でも見える)ときは「RGB」
Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の光の三原色を使い、
印刷されたものや物質など「反射光を見る」(他に光源がないと見えない)ときは「CMYK」 Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)に黒(K)を主に使います。(もちろん、例外もあり)
RGBとCMYKの色の違いについて話し始めると終わらないので、とりあえず「RGB」と「CMYK」はなんか違うんだな、くらいに覚えておいてください。
パソコンやスマホなど、「光っているものを直接見る」(暗闇でも見える)ときは「RGB」
Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の光の三原色を使い、
印刷されたものや物質など「反射光を見る」(他に光源がないと見えない)ときは「CMYK」 Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)に黒(K)を主に使います。(もちろん、例外もあり)
RGBとCMYKの色の違いについて話し始めると終わらないので、とりあえず「RGB」と「CMYK」はなんか違うんだな、くらいに覚えておいてください。
「パフォーマンス」-「OpenCLコンピューティング加速化を有効化」のチェックを外す。
「OpenCLコンピューティング加速化を有効化」のチェックを外すだけでフリーズする確率が減るので、チェックを外すことをお勧めします。
グラフィック関係の操作の能力を向上するらしいですが、チェックを入れてもあまり恩恵を感じないです。
使っていて、そんなにフリーズしないよって人は、チェックを入れたままでもいいですが、「使い物になんないんだけど(# ゚Д゚)」ってくらいフリーズする人はOFFにすると快適になります。
そのうち改善されるのかしら(=・ω・=)
「ツール」-「マーキー選択範囲の動作」-「タッチ(マーキーがオブジェクトに触れたときにオブジェクトを選択)」(お好みで)
オブジェクトを選択するときに「移動ツール」でオブジェクトをクリックする、と伝えましたが、複数のオブジェクトがあるときなど、移動ツールを使って、ドラッグで囲って選択することができます。
「ツール」-「マーキー選択範囲の動作」-「タッチ(マーキーがオブジェクトに触れたときにオブジェクトを選択)」にすると、全体を囲わなくても、一部を範囲に入れるだけで選択できるので楽です。
選択するときに、一部を囲んで選択できるようにするか、全部を範囲に入れないと選択できないようにするか、お好きな動作を選んでください。
「左から右へ:タッチ、右から左へ:囲い込み」は、マウスの動かし方によってタッチと囲い込みとを使い分けることができます。
左から右へ動かして選択すると、タッチに。
右から左に動かして選択すると、囲い込みに。
マウスの動かし方で使分けられるので、意外と便利そう。
「左から右へ:囲い込み、左から右へ:タッチ」は単純にその逆です。
囲い込み選択は、下記のように、四角の中にあるオブジェクトだけを選択したいときに便利です。
ただ自分は、「タッチ(マーキーがオブジェクトに触れたときにオブジェクトを選択)」にしておいて、囲って選択したいときは右クリックを追加して、先に左クリックを離せば、途中から囲い込み選択に切り替えることができます。
囲い込み選択自体あまり使わない&右クリックで簡単に切り替えられる、ので自分は「タッチ」にしています(=・ω・=)
お好きな操作方法を選んでください。
「ユーザーインターフェース」-ズームにマウスホイールを使用 ON
あと、これは好みなんですが、「ツール」-「ズームにマウスホイールを使用」にチェックを入れると、マウスホイールをくるくるするだけで画面の拡大縮小ができます。
チェックを入れないときは、Ctrlキーを押しながらマウスホイールをくるくるすると拡大縮小できるので、覚えておきましょう。
これから説明するにあたって「これは必須だな」と思った項目だけ挙げました。
その他の便利な設定・個人的に設定している項目は
「Affinity by Canva(Affinity3) で最初に設定しておくと楽なこと」
にまとめてあるので、ご確認下さい。
プラス、ここからは完璧私の設定になってしまいますが、今後の説明はこの設定が反映されている前提で話しますのでご了承下さい。<(_ _)>
「ユーザーインターフェース」-「ラインをポイント単位で表示」OFF「テキストをポイント単位で表示」ON
ラインをmmで扱いたいのでチェックを外し、
テキストはポイントで扱いたいのでチェックを入れてます。
線の太さを指定するときにmmで説明します。
ポイント表示で使っていても、数値入力するときに「1mm」と単位まで入力すれば同じ結果が得られますので、ポイント表示の人は随時単位まで入力をお願いいたします。
今回学んだこと
- ツールバーに機能名を表示する方法
- 設定の変え方
- 画面の拡大縮小は、マウスホイール、もしくはCtrlキーを押しながらマウスホイールで変更できる
ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その3 に続く