
ゼロから始めるAffinity3 Affinity上級者(?)講座その1 「色」について の続き
さて、それではもうちょっと色について解説していきます。
解説した後で何だけど、これ、絶対上級者講座の内容じゃなく、エクストラ講座だな……(=・ω・=)
知らなくっても影響ないんで、飛ばしちゃってOKです。
光の三原色について
人の目には錐体(すいたい)というものがあり、そこで色を認識します。LはLong、MはMiddle、SはShortの波長……
ここもまた詳しく説明すると面倒なので、大体「赤、緑、青」の3色に反応するセンサーがある、と思ってください。
この3つの電気信号を受け取って、脳で変換していろんな色を認識します。
そのセンサーに合わせて考えられた色の組み合わせが、R(赤)G(緑)B(青)です。
この3色の光があれば、大体の色が表現できます。
光なので、足していくと光の強さが増し、だんだんと明るくなります。
色のついた光を足して明るくなることを「加法混色」と言います。
RGBすべての色が混ざると白になります。太陽の光がそうでしたね。
この、RGBを足して色を作る考え方を「光の三原色」といいます。
RGBのスライダーは、1~255でその各光の強さを表しています。255が一番強い光。
スマホやモニターを虫眼鏡で見ると、RGBの小さなライトがみっちり並んでいるのが見えると思います。
テレビやスマホ、モニターなど、光っているものは大体このRGBで色を表現しています。
電源OFFにすると、光が消えて0になり、黒くなります。
もちろん例外はあるけど。おおまかにね。
物の色について
前回、光がないと、人は物を見ることができないと説明しました。正確に言うと、人は物が反射した光を見ています。
蛍とかネオンとか発光しているもの以外、光がないと物を見ることができません。
また、物が赤く見えるのは、その物が「緑」と「青」を多く吸収し、反射された「赤」が目に届くため、物が赤く見えます。
物が見える、というのは「反射光」を見る、ということです。
光を吸収し、反射しないものは黒く見えます。
光を吸収すればするほど、黒く見えます。
光吸収率99.96%のベンタブラックとかが有名かな。
黒は光を多く吸収するので、夏場に黒い服を着ていると吸収したエネルギーで暑くなります。
逆に白いものは、光を吸収しないので白く見えます。
白が明るく見えるのもそのせいですね。
さぁ、ここまで物の色の見え方を解説したところで、いよいよCMYKの話に移っていきましょう。
CMYKについて
物に色を付けたいなら、その光以外を吸収する素材で塗ればOKです。絵の具やクレヨン、色鉛筆などのように、いろんなインクを用意して塗ればいいんですが……
数多くのインクを用意するのは大変です。お金も場所もかかってしまいます。
できれば数少ないインクの組み合わせで、できるだけ多くの色を再現したいです。
緑を吸収するマゼンタ。
赤を吸収するシアン。
青を吸収するイエロー。
この3色をうまく混ぜれば、幸いにしてうまく色が作れそうです。
その3つを混ぜてもまだ光を吸収しきれないので、この3色にプラスで黒を加えます。
黒があれば簡単に暗くできるから、色づくりも安定します。普通にめっちゃ使う色だし。
そうして生まれたのがCMYKです。
Cシアン、Mマゼンタ、Yイエロー、Kブラックの4色を組み合わせて、様々な色を表現します。
光を吸収する素材を重ねて色を作っていく方法を、「減法混色(げんぽうこんしょく)」と言います。
光を重ねて色を作る方法は「加法混色(かほうこんしょく)」でしたね。
CMYのことを「色の三原色」といいます。
色彩・色材・絵の具・印刷の三原色とか、他にもいろんな呼び方されてます。
まぁ、大体Kを入れたCMYKとだけ覚えておけば大丈夫だと思います。
(=・ω・=) < 黒は何でKなの? KURO??
「Key Plate(キープレート)」の頭文字である「K」だと言われています。
印刷の基準となるプレート(版)で、それが墨(スミ)で刷られていたから。正しくは黒じゃなくて「墨(スミ)」だ! とも言われています。
ここら辺、なんか人によって主張が違うんで調べてみて下さい(=・ω・=)
輪郭強調や明暗の要となるから「Key toneだ!」説も。「BlackのKだ!」説も。
とりあえず、K=黒って覚えておけば十分です。
多くの印刷会社や、コンビニコピー機などは、このCMYK、4色のインクで色を表現しています。
ここで気にして欲しいのが、
光そのものの色である「RGB」と
光を反射した色である「CMYK」の色の違いです。
以下は、どのくらいの色を表現できるかを表した図です。
色がついている部分が、人が目で見える色です。
それぞれ、囲った部分の色を表現することができます。
一般的なモニターで使われるsRGBと比べて、CMYKで表現できる色の範囲が違います。
光の色をRGB3つで頑張って表現したのと、CMYK4つのインクを組み合わせて光を反射した結果見える色だから、そりゃ差もできますよね。
特に下の図で丸をつけたあたりの、明るい緑、青紫、オレンジらへんが大きく欠けているため、CMYKではここら辺の色をうまく出せません。(ピンクやシアンも難しい)
……この図、AdobeストックでDLしたけど、よく見るのとちょっと違うな💀
大体の雰囲気で! 正しいのはググってみて下さい。
とにかく、モニターで作った色を、完璧にCMYKで印刷しようとするのは無理です。
逆に、CMYKで作れる色を、すべて完璧にsRGBモニターに表示するのも無理です。範囲が違うんで。
(AdobeRGBならCMYKを大体カバーしてるので、プロの現場ではAdobeRGBがよく使われてるみたいです。AdobeRGBに対応したモニターが必要)
こんな感じで、光のRGBと反射のCMYKには、大きな壁があります。
つらつら解説したせいで訳が分からなくなってきたかと思いますが、ここで言いたいことはひとつだけです。
「RGB」と「CMYK」は使える色の範囲が違うよ!!
これだけ分かればOKです(=・ω・=)
RGBとCMYK、どちらでデータを作るかは、ファイルを作るときに選べます。
新規ファイルを作るときに、「カラーフォーマット」から、「RGB/8」か、「CMYK/8」を選んでください。
(16や32というのは使えるbit数の違いです。多分使わないと思うので忘れて無視してください。グレーとLABについてはまたそのうちに…)
今までの講座では大体「RGB/8」が自動的に選ばれていました。
ちょっとあまりに長くなってきたので、一旦切って次回に続きます。
「ゼロから始めるAffinity3 Affinity上級者(?)講座その3」に続く
