イラレでテキストを整列しようとすると、下にある謎の空白が原因で、うまく整列できないことがあります。
(特にNoto Sansや源ノ角ゴシックなど)

アウトライン化しないで、テキストをキレイに整列する方法を紹介します。

方法1 「字形の境界に整列」をONにする


1. 「ウィンドウ」-「整列」をクリックして、整列パネルを表示する。



整列メニューは下の方にあるので、▼を押して下の方まで探してください。
戻るときは上の方にある▲をクリック。

2. 右上にあるパネルメニューから「字形の境界に整列」-「ポイント文字(またはエリア文字)」をクリックしてチェックを入れる。



3. 揃えたいものを選択してから、「中央方向に整列」をクリックすると、中央に揃えることができます。



ちなみに、ポイント文字は普通にテキストを入力してできるテキスト、
エリア文字は枠を作り、その中に文字を入れるテキストボックスのことです。


エリア文字でも、ちゃんと四角に合わせてそろえてくれます。



方法2 アピアランスで「オブジェクトのアウトライン」をかける。


テキスト単体なら「字形の境界に整列」でキレイに並べることができるのですが、グループ化したテキストがあると、うまく並べることができません。

そんな時は疑似的にアウトライン化して、整列します。


1. 「ウィンドウ」-「アピアランス」をクリック



2. 整列したいテキストを選択して、アピアランスパネルから「新規効果を追加」-「パス」-「オブジェクトのアウトライン」をクリック



3. 続いて、整列パネルから、右上のパネルメニューをクリックし、「プレビュー境界を使用」をクリックしてチェックを入れる。



4. この状態で整列すると、キレイに並べることができます。



プレビュー境界は整列後、元の状態に戻しておきましょう。

※プレビュー境界について

プレビュー境界とは、見えている線で整列ができるようになる機能です。
線福が太い四角に上揃えをすると、以下のように結果が変わります。

整列の時にズレる原因になるので、基本私はOFFにしています。


オブジェクトのアウトラインは、「アウトライン化した文字と、アウトライン前の文字の太さが違う!テキスト編集したいので、アウトライン化せずに、アウトライン後の文字の太さにしたい」というときにも使えるので、覚えておくと便利です。


少しでも参考になれば(=・ω・=)