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2026-07-15

ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その19 境界線の幅ツール


Affinity中級者講座のブログアイキャッチ画像(初心者向けベクターとラスターの解説)
ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その18 ベクターとラスター の続き

さぁ、これでベクター(カーブ)とラスター(ピクセル)の違いも理解し、いい感じのコーヒーカップも書けるようになりました。
Affinityで作成したシンプルなベクターイラストのコーヒーカップ
もうちょっとだけ頑張って、ペンツールの使い方を理解して、下記のような湯気を描いてみましょう!
ペンツールで描いた緩やかなS字カーブの湯気のベクター線
ペンツールを使い、1点目をクリック。
2点目でドラッグしていい感じの湯気の曲線を作り、
3点目で形を整え……
ペンツールでドラッグしながらハンドルを操作して曲線を調整する画面
……ってやり方だと、難しいと思います(=・ω・=)

Illustratorの講座とか見ていると、大体このペンツールの使い方でみんな脱落していきます。

ドラッグしてハンドルを制御して線を書いていくのは、慣れると早く書けて便利なんですが、慣れないうちは訳が分からなくなって、とんでもない線になると思います。

なので、中級者のうちは直線で大まかに書いてから、ノードツールで引っ張って調整するようにしましょう!

1.ペンツールを選択し、縦に3点クリックする

ペンツールを選択し、上から順番に3回クリックします。
モードはよく使う、一番左のペンモードを選んでください。

今回は「ペンモード」にしていますが、湯気みたいなすべて曲線でできたものを書くときは、「スマートモード」を選ぶと便利です。

別にまっすぐ点を打つ必要はありませんが、まっすぐ一直線にしたいんだ! って時はShiftキーを押しながらクリックすれば、まっすぐな線が書けます。

線を書き終わったら、キーボード左上の「Esc」キーを押して、線を書くのをやめましょう。
終点をダブルクリックでもOKです。
ツールパネルでペンツールとペンモードを選択しキャンバスに直線のノードを3点配置した状態

2.ノードツールを選択する

移動ツールと形が似ているので、間違えないようにして下さい。
上から3番目くらいにある、矢印の根元がないアイコンです。
ツールパネルの上部にあるノードツールアイコンの位置を示す画面

3.真ん中のノードをダブルクリックして、ハンドルを表示させる

四角いシャープノードをダブルクリックすると、スムーズノードに切り替えることができます……と解説すると難しいので、とりあえず四角いノードをダブルクリックすると、両側にハンドルが出てくるんだなーくらいに軽く覚えておいてください。
ノードツールで直線の真ん中にあるシャープノードを選択している状態
そこらへんについて詳しく知りたい人は「ペンツールとカーブについて01/Affinity3」参照。

真ん中のノードをダブルクリックすると、上下にハンドルが表示されます。
ダブルクリックによりシャープノードからスムーズノードに切り替わり上下にハンドルが表示された直線

4.ハンドルを引っ張って、逆S字にカーブさせる

ハンドルの先端の•を掴んで、湯気の形になるよう右上に向かって引っ張ってください。
その時、「右マウスボタン」を一緒に押すと、掴んだハンドルの反対側も一緒に対称的に動いてくれます。
ノードツールでハンドルを右上へドラッグしてカーブを対称に変形させている様子
ちなみに、ノードツールで線を掴んで引っ張っても、線を曲げることができます。
最初はハンドルを引っ張るより、線を直接引っ張っちゃった方がやりやすいかも。

ベクター線なら何回でも後で調整できるので、線やハンドルを引っ張って、理想の形になるよう調整してみて下さい。
ノードツールでベクター線を直接ドラッグして緩やかな曲線に調整した状態
うまくできたら、移動ツールでコーヒーカップの上に持っていき、大きさなどをバウンディングボックスを使って調整してください。
大きさや太さなどを後で調整できるのが、ベクター線のいいところです。
移動ツールで作成した曲線の湯気をコーヒーカップのイラストの上に配置した画面
このままでは湯気っぽくないので、線の太さを変えて見ましょう。

ただ線を太くするのではなく、線の真ん中を太く、両端を細くしたいと思います。

1.ツールから「境界線の幅ツール」を選択する

ちょっと分かりにくいですが、ベクタースタジオの「ベクター塗りブラシツール」を長押しすると、「境界線の幅ツール」が表示されます。
ベクタースタジオのメニュー内にある境界線の幅ツールのアイコンを選択する画面
「境界線の幅ツール」が見当たらず、ベクタースタジオを元の状態に戻したい、という時はベクタースタジオアイコンの上で右クリックをし、「ベクターを復元」を押してください。

それでも戻らないときは、その下にある「ベクターをマスターにリセット」を押してください。

基本、ベクタースタジオやピクセルスタジオは、新規ツールが追加されたときに上書きされてしまうので、デフォルトのまま使うのをオススメします。

スタジオのカスタマイズは、自分専用の新しいスタジオを作ってやりましょう。
スタジオのカスタマイズについては「ゼロから始めるAffinity3 Affinity初心者講座その9 スタジオ」を参照してください。
ベクタースタジオの右クリックメニューからベクターを復元またはマスターにリセットを選択する操作画面
無事、「境界線の幅ツール」は見つかりましたでしょうか?

どうしても見つからなかったら、ショートカットキーの「W」を複数回押すと、境界線の幅ツールがそのうち選択されます。
(コンテクストツールバーの一番左に「境界線の幅」とツール名が表示されます)

見つけたら、早速使ってみましょう!

2.境界線の幅ツールで、真ん中にあるノードをクリックする

境界線の幅ツールで線をクリックすると、以下のようにいろいろと謎のマークが表示されます。
境界線の幅ツールで選択された曲線に幅調整用の制御マークが表示された状態

3.真ん中のノード部分を、ドラッグして線を太くする

真ん中のノード部分でドラッグすると、線の太さを変えることができます。
左右、どちらか線の太くなる方に引っ張って、お好みの太さになるよう調整してあげて下さい。
境界線の幅ツールでノード部分の外側へドラッグして線の幅を太く拡張している様子
線の太さは、線のフチに表示される青いマークで制御できます。
青いマークを掴んでドラッグして、ちょうどいい太さにしてあげて下さい。
曲線のフチに表示された青い幅制御マークをドラッグして局所的な太さを調整する画面
また、線の太さはドラッグすればいくつでも制御点を増やすことができます。
消したいときは、制御点の上でダブルクリックをして下さい。
複数の幅制御点を追加して細かな入り抜きと強弱を設定したベクター線の編集画面
いい感じの湯気が描けましたでしょうか?
中央が太く両端が細いメリハリのある美しい湯気のカーブイラスト
ちなみに、「境界線の幅ツール」で設定した線の太さは、「境界線パネル」の「筆圧」からもいじることができます。
境界線パネルの下部にある筆圧グラフを使用して線の太さプロファイルを編集する画面
グラフ表示だとちょっとわかりにくいと思うので、「境界線の幅ツール」で編集するのがオススメです。
自分はプロファイル使えるので境界線パネルでやっちゃうけど(=・ω・=)
境界線パネルの詳しい使い方はこちらを参照「境界線パネルについて/Affinity3

境界線の幅ツールを使うと、入り抜きのある強弱の付いた線が描けるようになります。
マウスしかなくても、ペンタブレットの筆圧感知で書いたような、勢いのある線が書けます。
筆圧感知を再現した強弱のある滑らかなベクター線で描かれた波状のイラスト
もちろん、ペンタブレットで書いた線を、後から調整することも可能。
イラストをベクターで書く人におすすめの機能です(=・ω・=)

あとは、湯気を複製して並べて完成です。
湯気を選択してCtrl+Jでもいいし、
Ctrlキーを押しながら湯気をドラッグして複製してもOKです。

「整列」機能を使って、均等に並べてもいいですね!
ツールバーの整列オプションポップアップを使用して複製した3本の湯気を均等配置する操作画面
うまくコーヒーが描けましたでしょうか?
3本の湯気ラインが追加されて完成したコーヒーカップのベクターイラスト
描けたら、まとめてグループ化して、どこかに保存しておいてください。
のちの講座でこのコーヒーを使いたいと思います。

さぁ、これで大分自由に線が書けるようになってきました。
けれどもやっぱ、ペンツール……ちょっと難しくないですか?

もっと自由に、ぐりぐり~っと線を書いてみたくありませんか?
手書き風に自由に描かれた螺旋状や波状のフリーハンドベクター線の作例
次の回で、マウスを使って自由にぐりぐりと線を書いてみましょう!

ゼロから始めるAffinity3 Affinity中級者講座その20 に続く